
公務員試験の合格を目指しているものの、予備校に通う時間や費用の都合で「独学で挑戦したい」と考えている方は多いのではないでしょうか。
独学は決して簡単ではありませんが、適切な参考書選びと効率的な学習方法があれば合格を目指せます。
本記事では、学習計画の立て方から教養・専門科目別のおすすめ参考書、効果的な活用方法までわかりやすく解説します。
初めて独学に挑戦する方も、ぜひ参考にしてください。
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公務員試験に独学で合格するには?
公務員試験を独学で突破するのは簡単ではありません。
しかし以下のように、正しいやり方を押さえれば合格は十分に可能です。
- 合格までの学習計画を立てる
- 自分に合う参考書を選ぶ
- 適切な勉強方法で取り組む
- 自分で情報収集をする
ここでは、独学で合格を目指す人が必ず意識しておきたい4つのポイントを紹介します。
合格までの学習計画を立てる
公務員試験の合格に必要な勉強時間は、一般的に約1,000時間と言われています。
もし試験本番まで1年(12カ月)あるとすれば、1カ月あたり約83時間、1日あたり約2時間45分の勉強時間を確保する必要があります。
とはいえ、これはあくまで目安です。
試験の種類やこれまでの学習経験、得意・不得意な科目によって必要な勉強内容や時間は異なります。
大切なのは、試験日から逆算して自分にぴったりの学習計画を立てて実践することです。
自分に合う参考書を選ぶ
独学の成否を分けるのが、自分に合った参考書を選べるかどうかです。
書店に出向いて実際に本を手に取り、活字の大きさやデザイン、色の使い方、解説の丁寧さなどをチェックしてみましょう。
そのほか、インターネット上のレビューや合格者の口コミを参考にするのもおすすめです。
参考書との相性は、学習のモチベーションに直結します。
「これなら毎日続けられそうだ」と感じる一冊を見つけることが大切です。
適切な勉強方法で取り組む
公務員試験は範囲が非常に広く、やみくもに勉強するだけでは効率が良くありません。
大切なのは、試験の出題傾向を捉えた適切な勉強方法で取り組むことです。
どんな受験勉強にも、必ず学習方法のノウハウがあります。
何から取り掛かればいいかわからない場合には、まず勉強方法について書かれた本を読んでみると良いでしょう。
自分で情報収集をする
公務員試験は、試験区分によって試験科目や日程が異なるだけでなく、募集人数や採用人数が毎年変動します。
正確な情報を手に入れ、それに合わせた対策を講じることが重要ですが、独学の場合にはこの情報収集を全て自分で行う必要があります。
志望先の公式サイトを定期的に確認したり、大学のキャリアセンターを活用したりすると良いでしょう。
【教養科目】独学で公務員試験対策する方におすすめの参考書5選
公務員試験の教養科目は範囲が広く、どこから勉強すればいいのか迷う人も多いでしょう。
そこで、独学で初めて試験対策に挑む方に向けて、効率よく学べるおすすめの参考書を5冊ピックアップしました。
- 文章理解:公務員試験 無敵の文章理解メソッド
- 数的処理:数的推理がわかる!新・解法の玉手箱
- 社会科学:寺本康之の社会科学ザ・ベスト ハイパー
- 自然科学:公務員試験 速攻の自然科学
- 人文科学:寺本康之の人文科学ザ・ベスト ハイパー
科目ごとに1冊ずつ紹介していますので、気になる分野から取り組んでみましょう。
【文章理解】公務員試験 無敵の文章理解メソッド
文章理解は、公務員試験で確実に得点したい科目の一つです。
「公務員試験 無敵の文章理解メソッド」は、出題者側の狙いを踏まえつつ問題の読み方・解き方のコツをわかりやすく解説している参考書です。
自己流では届かないレベルまで、スピードと正答率を上げられるよう工夫されています。
初めて文章理解の対策に取り組む方でも、この一冊で問題と解き方のパターンを理解すれば、効率よく学習を進められるでしょう。
タイトル | 公務員試験 無敵の文章理解メソッド |
著者 | 鈴木鋭智 |
出版社 | 実務教育出版 |
ページ数 | 231ページ |
参考価格 | 1,540円(税込) |
※2025年9月時点の情報
【数的処理】数的推理がわかる!新・解法の玉手箱
数的処理は配点比率が高く、公務員試験の合否を左右する重要科目です。
「数的推理がわかる!新・解法の玉手箱」は、算数・数学から長く遠ざかっていた方でも無理なく学習に取り組めるよう、解法のポイントを丁寧に解説しています。
スピーディかつ確実に問題を解く力を身につけることができるため、今まで数的処理を避けてきた方もこの一冊をきっかけに合格への一歩を踏み出せるでしょう。
タイトル | 数的推理がわかる!新・解法の玉手箱 |
著者 | 資格試験研究会 編 |
出版社 | 実務教育出版 |
ページ数 | 315ページ |
参考価格 | 1,760円(税込) |
※2025年9月時点の情報
【社会科学】寺本康之の社会科学ザ・ベスト ハイパー
社会科学は出題範囲が広く、多岐にわたる分野を効率よく学ぶことが求められます。
「寺本康之の社会科学ザ・ベスト ハイパー」は、従来の分野別ではなく、「テーマ」を軸に解説する分野横断型の新しい学習スタイルを採用している参考書です。
これにより、関連する知識が数珠つなぎで繋がり、理解が深まるよう工夫されています。
また、頻出テーマに絞った無駄のない構成で、解説で知識をインプットした後に過去問やオリジナル問題でアウトプットできる2段階構成になっています。
初めて社会科学を学ぶ方でも、この一冊で基礎を固められるでしょう。
タイトル | 寺本康之の社会科学ザ・ベスト ハイパー |
著者 | 寺本康之 |
出版社 | エクシア出版 |
ページ数 | 248ページ |
参考価格 | 1,650円(税込) |
※2025年9月時点の情報
【自然科学】公務員試験 速攻の自然科学
物理、化学、生物、地学といった自然科学は、理系分野が苦手な方にとっては特にハードルが高い科目です。
しかし、得点源になりやすい基礎的な問題も出題されるため、取りこぼすことのないようにきちんと対策をしておきましょう。
「公務員試験 速攻の自然科学」は「0点を回避し、1点でも多く得点する」ことを目的とした参考書です。
難しい問題に深入りせず、得点しやすいテーマをベスト10として厳選しています。
各テーマについて、正答に必要な最小限の要点がまとめられており、その知識で解ける過去問と解法が紹介されているという構成です。
自然科学に苦手意識がある方も、この一冊を頼りに合格に必要な得点力を身につけられるでしょう。
タイトル | 公務員試験 速攻の自然科学 |
著者 | 資格試験研究会 編 |
出版社 | 実務教育出版 |
ページ数 | 156ページ |
参考価格 | 1,320円(税込) |
※2025年9月時点の情報
【人文科学】寺本康之の人文科学ザ・ベスト ハイパー
人文科学は範囲が広範なため、どこから手をつけるべきか迷いがちです。
「寺本康之の人文科学ザ・ベスト ハイパー」は、頻出分野である日本史、世界史、地理、思想に特化して効率的な学習を目指した参考書です。
歴史の流れを押さえる構成になっているため、知識ゼロの方でもスラスラと読み進めることができ、無理なく学習を始められます。
また、解説で知識をインプットした後、過去問やオリジナル問題でアウトプットできる2段階構成になっているので、この一冊で知識の定着まで完結できるでしょう。
タイトル | 寺本康之の人文科学ザ・ベスト ハイパー |
著者 | 寺本康之 |
出版社 | エクシア出版 |
ページ数 | 280ページ |
参考価格 | 1,650円(税込) |
※2025年9月時点の情報
【専門科目】独学で公務員試験対策する方におすすめの参考書3選
教養科目の次に待ち構えているのが、得点差がつきやすい専門科目です。
独学だとハードルが高いと感じる方も多いですが、入門者向けに工夫された参考書があります。
- 法律系:伊藤塾の公務員試験「憲法」の点数が面白いほどとれる本
- 経済系:公務員試験 最初でつまずかない経済学 ミクロ編
- 行政系:寺本康之の政治学ザ・ベストプラス
ここでは、初めて専門科目に取り組む方でも安心して使えるおすすめの参考書を3冊ご紹介します。
【法律系】伊藤塾の公務員試験「憲法」の点数が面白いほどとれる本
法律系科目の中でも出題数が多く、しっかり押さえておきたいものの1つが憲法です。
この参考書は、公務員試験対策で高い実績を持つ伊藤塾のノウハウが凝縮されており、試験の傾向を徹底的に分析した上で、合格に必須の知識だけを無駄なく学べるよう工夫されています。
オールカラーで図版やキャラクターも多用されており、法律の勉強が初めての方でも楽しくスムーズに読み進められるでしょう。
タイトル | 伊藤塾の公務員試験「憲法」の点数が面白いほどとれる本 |
著者 | 伊藤塾 |
出版社 | KADOKAWA |
ページ数 | 232ページ |
参考価格 | 1,760円(税込) |
※2025年9月時点の情報
【経済系】公務員試験 最初でつまずかない経済学 ミクロ編
タイトル通り「最初でつまずかない」ことを徹底しており、経済学を初めて学ぶ方でも安心して取り組める参考書です。
基礎レベルと実践レベルの二段構成になっており、グラフや専門用語には都度注釈や説明が入れられています。
計算式についても極力省略せず丁寧に解説しているため、数学が苦手な方でも無理なく理解を深めていけるでしょう。
タイトル | 公務員試験 最初でつまずかない経済学 ミクロ編 |
著者 | 村尾英俊 |
出版社 | 実務教育出版 |
ページ数 | 361ページ |
参考価格 | 2,200円(税込) |
※2025年9月時点の情報
【行政系】寺本康之の政治学ザ・ベストプラス
『寺本康之の政治学ザ・ベストプラス』は、公務員試験対策において「理解」と「記憶」を効率よく両立できる一冊です。
章ごとに解説(インプット)と過去問(アウトプット)がセットになっており、1冊で政治学の学習を完結できます。
難易度・頻出度が明記されているため、自分に合った学習が可能です。
著者・寺本康之講師による無料講義動画もYouTubeで視聴でき、文章と映像の両面から理解を深められます。
タイトル | 寺本康之の政治学 ザ・ベストプラス |
著者 | 寺本康之 |
出版社 | エクシア出版 |
ページ数 | 184ページ |
参考価格 | 1,430円(税込) |
※2025年9月時点の情報
公務員試験の独学で参考書・問題集を効果的に活用するコツ
独学で公務員試験に挑むとき、参考書をただ読むだけでは合格に近づけません。
限られた時間で効率よく学習を進めるためには、参考書・問題集をどう使うかが重要です。
- 問題集・過去問を中心に学習する
- 参考書でインプットする
- 同じ参考書を繰り返し使用する
ここでは、独学を成功に導く3つの活用法をご紹介します。
問題集・過去問を中心に学習する
公務員試験に合格するためには、問題集や過去問によるアウトプット中心の学習が非常に重要です。
短期間で合格する人は、この「過去問を解く」という作業を徹底しています。
また、過去問演習でわからない問題にぶつかった時には、長時間悩むのではなく、正解と解法を先に見て覚えてしまうのがおすすめです。
繰り返すことで、出題傾向と解法が自然と身につき、効率的に得点力を高められます。
参考書でインプットする
もちろん、問題に取り掛かるために必要な知識を参考書でインプットすることも、学習の基本です。
過去問を解く中で理解できていない分野が見つかれば、もう一度参考書を使って知識を入れましょう。
参考書と問題集を行き来しながら学習・暗記を繰り返すことで、知識の定着度が格段に上がります。
インプットとアウトプットというサイクルを繰り返すことが、合格への近道です。
同じ参考書を繰り返し使用する
あれこれと手を出してたくさんの参考書に手を広げるのは、効率的ではありません。
自分に合うと思った参考書を1つ選び、それをボロボロになるまで繰り返し活用するのが良いでしょう。
同じ参考書を何度も使うことで、知識がより深く定着し、学習の質が高まります。
独学で参考書だけで公務員試験に合格するのは難しい?
参考書を駆使すれば独学でも合格は可能ですが、現実は決して甘くありません。
勉強の継続や効率、人物試験への対応など、独学ならではの壁が立ちはだかります。
- モチベーションの維持が難しい
- わからないところを質問・相談できない
- 面接・論文対策は独学では難しい
ここでは、その代表的な課題を見ていきましょう
モチベーションの維持が難しい
公務員試験に独学で挑戦するのは、長期にわたる孤独な戦いです。
予備校のように、一緒に頑張る仲間や励ましてくれる講師がいないため、途中でモチベーションが維持できなくなり、挫折してしまう方も少なくありません。
独学で合格することは不可能ではありませんが、生半可な気持ちでは最後までやり遂げることはできないでしょう。
わからないところを質問・相談できない
独学では、苦手分野や疑問点が出てきても、すぐに質問したり相談したりすることができません。
自分で解決するしかなく、調べ物に多くの時間を費やしてしまいます。
独学は費用を抑えられる一方で、学習効率が低くなりがちだと言えます。
面接・論文対策は独学では難しい
近年の公務員試験は、人物重視の傾向が強まり、面接や論文試験が非常に重要視されています。
どれだけ筆記試験の成績が良くても、面接や論文で不合格になってしまうケースも珍しくありません。
しかし、独学では面接の練習相手や、論文の添削をしてくれる人がいないため、効果的な対策が難しいのが現状です。
この点は、独学で試験対策を進める上での大きな課題といえるでしょう。
公務員試験の独学・参考書学習に行き詰まったときは?
「参考書を使って勉強しているのに成果が出ない」「モチベーションが続かない」
このような壁にぶつかるのも独学の難しさです。
行き詰まりを感じたら、オンライン講座をうまく取り入れてみるのも有効です。
ここでは、「スタディング 公務員講座」を紹介します。
おすすめポイント1.スマホ完結型の学習
スタディングの大きな強みは、スマートフォンやタブレットで全ての学習が完結することです。
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また、初めて公務員試験の勉強をする方でも、学習フローに沿って進めれば良いので、何をどう勉強すればいいか迷うことがありません。
おすすめポイント2.圧倒的な低価格
スタディングは、従来の予備校に比べて圧倒的に低価格なのが特徴です。
独学を検討する理由として費用面が心配な方も多いと思いますが、スタディングなら予備校よりも費用を抑えつつ、質の高い講義や教材を利用できます。
費用を抑えながらも、学習効果を最大化したい方にとって、非常に魅力的な選択肢といえるでしょう。
おすすめポイント3.論文・面接対策にも対応
独学で最も不安視される、論文や面接対策にもスタディングは対応しています。
多くの独学者がつまずくポイントを、プロの講師による添削や模擬面接などでしっかりサポートしているため、安心して試験に臨めるでしょう。
まとめ
この記事では、独学で公務員試験合格を目指す場合の、学習計画の立て方からおすすめの参考書、効果的な学習方法、そして厳しい現実まで解説しました。
- 独学成功のためには自分に合った参考書で、適切な勉強法で取り組む
- 参考書と問題集・過去問を繰り返し使い知識を定着させる
- 独学で公務員試験に合格することはできるが簡単ではない
- 独学で合格できるか心配な方にはオンライン講座の活用もおすすめ
公務員試験に独学で挑戦するのは不可能ではありませんが、試験範囲の広さやモチベーション維持の難しさに直面して限界を感じる方もいるかもしれません。
もし行き詰まりを感じたら、「スタディング 公務員講座」の活用を検討してみてはいかがでしょうか。
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