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国家公務員はその名の通り国全体の取り組みに関する仕事を行います。具体的には、国の政策・立案や事業を推進するなど国全体に関する行政サービスを提供する仕事です。国家公務員の種類には、「総合職」・「一般職」・「専門職」の3つに大別されます。
中央省庁で働く総合職は、一年目から将来の幹部候補生といわれる、公務員のエリート的存在でいわゆる「キャリア」と呼ばれる人たちです。政府や国会議員の指示に従い、政策の企画立案や法律作成のための資料収集や整理などの業務を行っています。 合格後、官庁を訪問して各官庁の内定を受け、採用が決定されます。受験対象は「院卒者」または「大卒程度」レベルに限られます。
中央官庁や出先機関で働く総合職は国家公務員の「実行部隊」です。総合職であるキャリア官僚が作成した政策を実際に執行する役割を担います。受験対象は「大卒程度」「高卒程度」「社会人」の3区分です。「大卒程度」は、1次試験合格後、官庁を訪問します。その後、2次試験(人物試験)合格し採用内定となります。(※2019年度より変更)
専門職は、「国税専門官」「財務専門官」「法務省専門職員」「労働基準監督官」「皇宮護衛官」など専門性の高い職務を任されます。仕事内容によっては、特別な資格が必要なケースもあります。一般的には法律関係の業務がメインとなります。基本的にエリア採用です。
大卒程度 |
国税専門官・財務専門官・法務省専門職員・労働基準監督官・皇宮護衛官・皇宮護衛官・食品衛生監視員・航空管制官など |
高卒程度 |
皇宮護衛官・刑務官・入国警備官・税務職員・航空保安大学生・海上保安大学生・海上保安学生・気象大学校など |
地方公務員は、都道府県庁や市役所、町村役場、あるいは地方の警察庁や消防署で働く公務員をいいます。公務員全体の8割が地方公務員であり、私たちの生活で最も身近な存在の公務員といえるでしょう。
地方公務員になるには、地方公務員試験を受験し、合格する必要があります。試験は、全国の自治体が実施しており、試験内容や方法なども自治体によって異なります。地方公務員は試験の難易度から「上級」「中級」「下級」とカテゴライズされます。
・上級:大卒程度。将来幹部候補生として、将来を有望視される人材
・中級:短大・専門学校卒業程度。事務職や技術職のほか保育士や栄養士などもある。
・下級:高卒程度。県庁や市町村役場など行政職に多い。
また地方公務員の職種には、大きくいうと「行政職」「資格・免許職」「技術職」「公安職」の4つに大別されます。
行政職は、主に事務的な仕事がメインです。書類作成はもちろん、自治体が行うイベントの企画やその実行なども行います。多くの場合、3~4年のスパンで担当部署が変わるため、幅広い仕事を任されるようになります。
資格・免許職
資格系の地方公務員は、行政機関が発行する免許や資格を持って公の業務に従事します。具体的には、公立幼稚園の教諭や保育士、県立病院に勤務する看護師、保健所や保健センターに勤務する保健師などがいます。
資格取得のための試験をパスした人たちなので、それぞれ専門性の高い業務を任されます。保健師や看護師などはもともと国家資格ですので、高度な知識と実務能力が求められます。
福祉関係 |
地方自治体が運営する保育園や施設などで働く。 保育士・保健師・精神保健福祉士・心理士・児童自立支援専門員など |
病院関係 |
県立病院で働く。 医師・看護師・管理栄養士・放射線技師・臨床検査技師・臨床工学技士・作業療法士・理学療法士・言語聴覚士など |
学校教育関係 |
公立小中高校など学校、地方自治体の図書館・博物館・美術館などで働く 幼稚園教員・小学校教員・中学校教員・栄養士・給食調理員・学芸員など |
その他 |
航海士・機関士・獣医師など |
地方公務員技術職は、「土木」「建築」「機械」「電気」など、各ジャンルに分かれているのが特徴です。
公安職
警察官は各地方自治体の警察署に勤務し、それぞれの課に配属され捜査などに従事します。警察署のほか、交番勤務や運転免許センターへの出向もあります。
消防官は、地方都市の消防署に勤務し、火災などが発生すれば出動して消火業務を行います。また、防災教育の実施や災害発生時の救助活動なども大切な業務です。