教養のみで受験できる公務員試験一覧!合格するための勉強法は?

公務員試験と聞くと、「教養試験と専門試験を両方勉強しなくてはならない」というイメージを抱くかもしれません。

しかし実際には、教養試験のみの公務員試験は多数存在しています。

今回は、教養試験のみで受験できる公務員の種類や試験内容、教養試験のみの公務員を受験する際のメリットとデメリットを解説します。

教養のみで公務員試験を受験したい方は、ぜひ参考にしてください。

カリスマ講師の授業・教材が
スマホ・PCでいつでも何度でも
スタディング 公務員講座

教養のみで受験できる公務員試験一覧

教養試験のみで受験できる公務員試験は、以下の通りです。

  • 市役所
  • 都道府県庁
  • 各自治体の特別枠・新方式
  • 国家公務員一般職(教養区分)
  • 警察官
  • 消防官
  • 国立大学法人等職員
  • その他独立行政法人多数

教養のみで受験できる公務員にはいくつか種類がありますが、その中でも中心となるのが市役所や公安系公務員(警察官・消防官など)です。

ただし、全ての市役所・全ての職種で教養試験のみの試験が実施されているわけではありません。

特に、県庁や政令指定都市などの試験も行なわれる市役所A日程では、専門試験も課されることが多いです。

また、公安系公務員の場合は体力試験や身体検査も重要な選考要素となるため、筆記試験対策だけではなく体力づくりや健康管理にも力を入れていく必要があります。

各自治体のウェブサイトや受験案内で情報収集を行い、自分の希望に合った試験を見つけるといいでしょう。

教養のみで公務員試験を受験できるのはどこ?

次に、教養試験のみ(SPI3含む)で公務員試験(大卒程度/行政職)を受験できる自治体をいくつかご紹介します。

  • さいたま市:行政事務B・行政事務C
  • 千葉市:行政B
  • 横浜市:事務
  • 名古屋市:第1類事務(行政/教養型)・第1類事務(行政/プレゼンテーション型)
  • 京都市:上級<京都方式>一般事務(行政)
  • 福岡市;行政(上級/先行枠) など

このように、政令指定都市であっても、教養試験のみで受験できる場合があります。

昨今は公務員も人材の確保が課題であると言われており、受験者数を増やすために教養のみなどのいわゆる「受けやすい試験」が全国的に増加しています。

「大きな自治体では専門試験もあって当然」などと決めつけず、まずは各自治体の受験案内をチェックしてみましょう。

教養のみの公務員試験の試験内容

公務員試験の教養試験の内容は、以下のとおりです。

  • 数的処理
  • 文章理解
  • 人文科学
  • 自然科学
  • 社会科学

一見すると高校までの学習範囲と重なる部分も多いですが、出題範囲が広いため侮れません。

特に、一から対策を始める場合には、勉強時間の確保と計画的な学習が不可欠です。

ただし、基礎力が備わっている国公立大学受験経験者にとっては、比較的「取り組みやすい」と感じられる場合もあるでしょう。

教養のみで公務員試験を受験するメリット

教養試験のみで公務員試験を受験するメリットとして、学習の負担を大幅に軽減できることが挙げられます。

専門試験対策に費やす時間を削減できるため、専門試験ありの公務員試験に比べてかなり効率的な試験対策が可能となるのです。

特に、大学で専門分野を学んでいない方や、短期間で合格を目指す方、民間企業との併願も視野に入れている方などにとっては魅力的な選択肢と言えるでしょう。

教養のみで公務員試験を受験するデメリット

教養試験のみで公務員試験を受験することには、いくつかのデメリットも存在します。

主なデメリットとして挙げられるのは下記の3つです。

  • 併願できる試験が少ない
  • 倍率が高い傾向にある
  • 面接がより重要視される

ここでは、3つのデメリットを詳しく見ていきましょう。

併願できる試験が少ない

教養試験のみで受験できる公務員試験は限られているため、併願できる試験数が少なくなります。

専門試験対策もしている人に比べるとどうしても選択肢が狭まりますので、そのぶん合格の機会を逃す可能性も高まってしまうでしょう。

倍率が高い傾向にある

教養試験のみの公務員試験は、一般方式に比べて倍率が高くなる傾向にあります。

専門試験対策が不要で誰でも挑戦しやすい分、受験者が集中してしまうためです。

面接がより重要視される

教養試験のみの公務員試験では、筆記試験の内容が少なくなる分、面接試験の配点が大きくなります。

面接では質疑応答による人物評価や適性などが重視されますので、スムーズかつ適切な受け答えができるように繰り返し練習をしておくことが重要です。

教養のみで公務員試験を受験する場合の勉強法

ここからは、教養試験のみで公務員試験を受験する場合の勉強法をいくつかご紹介します。

市販の参考書や問題集、対策本で勉強する

書店やインターネットなどで販売されている公務員の教養試験対策に関する書籍を活用して、勉強を進めるという方法があります。

テキストと過去問題集をうまく組み合わせて学習すれば、出題傾向をある程度把握できるでしょう。

市販の面接対策の本も活用すれば、面接のポイントを押さえてシミュレーションを行うことも可能です。

重要科目を重点的に勉強する

公務員の教養試験は出題範囲が広いため、ただ闇雲に勉強するのではなく、重要科目に重点を置いた学習を進めることが大切です。

特に、数的処理の出題数が多い傾向にあるため、優先的に対策することをおすすめします。

とはいえ、他の科目を完全に放っておいていいわけではありませんので、全体の理解度と進捗も見ながら複数科目を並行して勉強していきましょう。

学習計画を立てて対策を進める

学習計画を立て、計画的に試験対策を進めることも重要です。

試験日から逆算して必要な学習時間を算出し、平日・休日ごとの学習時間を設定しましょう。

学校や仕事で忙しい方でも、スキマ時間を活用してコツコツと学習を進めることで、着実に力をつけられます。

オンライン講座を活用する

独学での学習に不安がある場合は、オンライン講座の利用も検討しましょう。

「スタディング公務員講座」では、大卒・高卒向けの各種教養対策パックがあり、面接対策までカバーしています。

「講師によるわかりやすい解説」と「スキマ時間で取り組める」というオンライン講座の特長を活かして、効率的に学習を進めることができます。

まとめ

この記事では、教養試験のみで受験できる公務員試験について解説しました。

  • 教養試験のみの公務員は、主に市役所と公安系公務員
  • 教養試験のみで受験できる公務員試験が増えてきている
  • 教養試験のみの公務員試験は勉強の負担が少ない
  • 受験できる数が少なく、高倍率で、面接の配点が高い欠点もある
  • 効率的な試験対策にはオンライン講座の活用がおすすめ

教養試験や面接のポイントを押さえつつ、スキマ時間で効率的に公務員試験合格を目指すなら、「スタディング公務員講座」がおすすめです。

気になった方は、無料体験をぜひチェックしてみてください。