都庁の採用試験の難易度は?

都庁で働きたい!と考える公務員志望者は少なくありません。
倍率が高いだけに内定をもらうのも難しく、例年たくさんの応募者が涙をのんでいます。
試験方法も、マークシート方式や記述方式の試験、小論文、面接と多種多様です。
それぞれに異なる試験対策が不可欠…
今回は、都庁採用試験の概要と難易度について解説します。

都庁の採用試験の難易度は?


| 都庁採用試験の概要

公務員試験の中でも最も人気が高く、また比較的他の公務員試験より時期が早いため、本命公務員試験の前に力試しとして併願受験者も多いのが都庁採用試験です。試験の種類も様々です。

都庁採用試験の特徴

東京都Ⅰ類A採用試験

大学院卒程度で、専門分野の社会人経験がある人を対象としております。下記のⅠ類Bに比べ、教養試験と専門試験の難易度は高くなります。採用区分は事務職と技術職(土木・建築・機械・電気など)に分かれます。


◉試験内容

一次試験:教養試験(事務職:択一式・130分・40問/技術職:択一式・150分・40問)

     専門試験(1題選択の記述式・高度な専門知識について問われる)

     論文(課題式・90分)

二次試験:個別面接


東京都Ⅰ類B採用試験(一般方式・新方式)

大学卒業程度で一般的主流の試験がこの1類B採用試験となります。採用区分は行政職と技術職(土木・建築・機械・電気など)に分かれます。また、「一般方式」「新方式」という2種類の受験方法があります。

この2つの受験方法の大きな違いは、専門試験があるかないか・三次試験まであるかの2点です。一般方式では専門試験を課しますが、新方式では専門試験を課さない代わりに3次試験にプレゼンテーションやグループワークもしくはフィールドワークなどが実施されます。

レベル感は、どちらも大差はありませんが「新方式」の教養試験で知能分野のウェイトが大きいため、新方式は特に知能分野(文章理解・数的判断・資料解釈)の正答率を上げること合格のカギとなります。


◉試験内容(一般方式)

一次試験:教養試験(事務職:択一式・130分・40問/技術職:択一式・150分・知能分野27問、知識分野13問 計40問)

     専門試験(行政職:120分3題選択の記述式・職務に必要な専門知識について問われる/技術職:120分題選択の記述式・職務に必要な専門知識について問われる)

     論文(課題式・90分・1500字程度)

二次試験:個別面接


◉試験内容(新方式)

一次試験:教養試験(行政職:択一式・130分・知能分野30問、知識分野10問 計40問/技術職:択一式・150分・40問)

     プレゼンテーションシートの作成(90分・東京都の政策課題について)

二次試験:プレゼンテーション・個別面接

三次面接:行政職:グループワーク

     技術職:フィールドワークもしくはワークショップ


東京都Ⅱ類採用試験

主に図書館司書や学校給食などの栄養士といった職種の試験がこのⅡ類採用試験となります。


◉試験内容

一次試験:教養試験(択一式・110分・40問)

      専門試験(120分・3題選択の記述式・職務に必要な専門知識について問われる)

二次試験:個別面接


東京都Ⅲ類採用試験

高校卒業程度の試験がこのⅢ類採用試験となります。採用区分は事務職と技術職(土木・建築・機械・電気など)に分かれます。


◉試験内容

一次試験:教養試験(択一式・120分・45問)

     専門試験(*技術職のみ:90分・3題選択の記述式・職務に必要な専門知識について問われる)

     作文(*事務職のみ:80分)

二次試験:個別面接


障がい者採用選考(Ⅲ類)

主に障がい者手帳を持っているもしくは児童相談所などにより障害と認定された方が受験できる試験が、障がい者採用選考(Ⅲ類)となります。


◉試験内容

一次試験:教養試験(択一式・120分・45問)

     専門試験(*技術職のみ:90分・3題選択の記述式・職務に必要な専門知識について問われる)

     作文(*事務職のみ:80分)

二次試験:個別面接


キャリア採用活用選考

民間企業での職務経験がある人が受験できる試験となります。学歴により経験年数は決めっており、院卒:5年以上、大卒:7年以上、短大卒:9年以上、高卒:11年以上の経験があれば誰でも受けられる試験となります。試験前に職務経歴書、エントリーシートによる書類選考が行われます。


◉試験内容

一次試験:教養試験(択一式・120分・40問)

     専門試験(記述式・60分・1題選択の記述式・職務に必要な専門知識について問われる)

     論文(90分)

二次試験:個別面接(プレゼンテーション含む)

三次試験:個別面接


| 都庁採用試験はどれくらい難しい?

都庁採用試験の難しさ

都庁採用試験は、公務員試験の中でもとりわけ難しい試験として知られます。国家公務員総合職、国家公務員一般職に次ぐ難易度といわれ、学歴に関係なく合格は簡単ではない試験です。

東京都Ⅰ類Bの平成29年度における倍率は、一般方式で4.9倍、新方式で6.7倍という結果です。ほかの地方公務員試験と比べて5~10倍の開きがあります。そのため、試験に臨むにあたっては十分な勉強時間の確保と効果的な学習方法の選択が重要です。

都庁採用試験は筆記試験の合格ラインが高いといわれています。一般的に公務員試験では60%~65%が合格ラインといわれていますが、都庁の筆記試験の場合は75%の正答率が必要と考えられます。まずは筆記試験の攻略を目指して重要科目を中心に学習に取り組みましょう。

また、都庁採用試験は、各試験の合計得点の高い順に合格となります。つまり、一次試験と二次試験の合計点数での順位により合否が決定します。まずは一次試験ではできるだけ高得点を狙うことが重要ですが、二次試験の個別試験でも抜かりない準備が必要となってきます。

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