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地方公務員は地元の人が多い?地元以外で合格するには!

| 地方公務員は地元出身者のほうが面接で有利?

一般的に、地方公務員の採用は地元出身者が有利といわれます。

その理由は単純で、公務員になるなら「地元で働きたい」という気持ちは伝わりやすいもの。役所のほうでも「仮に同じレベルの人なら、地元の人に残ってもらい故郷の活性化に貢献してほしい」と願うのが自然です。需要と供給が一致しやすい利点があるのです。

それに対して、地元以外の受験者は、「この町でなければならない理由」を明確かつ具体的にアピールする必要があります

単に「この町が好きだから」と気持ちを伝えるだけでは、採用担当者の心には響きません。「全国にたくさんある自治体のなかで、なぜうちを選んだのか?」との質問に明確な理由が見つからなければ、どんなに筆記試験の点数が高くても内定を勝ち取ることは厳しくなります。

とはいえ、「地元じゃないから、無理か」と早々にあきらめる必要もないのです。優先すべきは、あなたの第一志望であり、「絶対に〇〇市で働きたい!」との根拠・理由を自身のエピソードを交えて話すこと、町が取り組む施策や課題をしっかり研究し、自分の意見をまとめる準備をしましょう。

きちんと対策を練れば、地元以外の出身者ならではの視点から話すことができると採用は十分可能です。


| 地元以外で受験するなら対策をしっかりと!

大切なのは、やはり面接対策。

あなたが地元出身者であってもなくても「どうして(地元ではなく)東京都を選んだの?」「香川県に貢献できることは?」「大阪市の魅力は?」などの質問は必ず投げかけられます。想定される質問への回答シミュレーションは欠かせない対策です。

志望の自治体が東京都だとしましょう。考えられる質問として以下のようなものがあります。

  • 東京都のどんなところが好きですか?
  • 東京に対してどんなイメージがありますか?
  • なせ、東京都を選んだのですか?
  • 地元を選ばなかった理由は何ですか?
  • 東京都政に対する意見は?
  • 東京都でどんな仕事がしたいですか?
  • あなたが東京都へ貢献できることは何ですか?

答えの内容はもちろん、ロジカルかつコンパクトに説明するスキルが求められます。思いをぶつけるだけでなく、突っ込まれた質問に対しても矛盾がなく、面接官たちが共感・納得できるよう答えられる事前準備をしましょう。

ポイントは、その自治体ならではの特徴を引き出し、そこでしか実現できない取り組みに興味があることをアピールすること。地元と比較し、希望自治体との違いをみせる視点もあったほうがよいかもしれません。