社会人から公務員への転職を目指す!

収入面や将来性、何よりも安定しているイメージのある「公務員」。そんな「公務員」へ転職したいと考える人は少なくはないでしょう。
今回は、公務員へ転職を目指す方に公務員の仕事内容や給料、試験対策やメリット・デメリットをお伝えいたします。

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| 事務職だけでない!?幅広い公務員の仕事内容

一般的に皆さんがイメージする公務員は、役所で働く事務職(いわゆるデスクワーク)を連想するかと思います。しかし、公務員といっても様々な職種があります。どのような職種があるのかを見ていきましょう。 


■事務職系(専門的な仕事以外すべて担う)

国家公務員(※1):
国家公務員
(総合職・一般職)/衆議院事務局職員(総合職・一般職)/参議院事務局職員(総合職・一般職)

地方公務員(※2):
都道府県職員/市町村職員/警察事務/消防事務

■技術職系(専門技術を活かした仕事をする)

国家公務員・地方公務員:
土木/建築/電気/機械/情報/化学/農業など

■専門職系(事務職系よりさらに専門的な仕事をする)

国家公務員:
国税専門官/財務専門官/裁判所事務官/検察事務官/外務省/専門職員/法務省専門職員/特許庁審査官/航空管制官/食品衛生監視官(※2)/労働基準監督官(※2)

■公安職系(社会の安全を守る仕事をする)

国家公務員:
刑務官/入国警備官/海上保安官/皇宮護衛官/自衛官

地方公務員:
警察官 /消防士

■資格職系(資格や免許を持って専門的な仕事をする人)

国家公務員:
家庭裁判所調査官

地方公務員:
医師/看護師/管理栄養士/放射線技師/臨床検査技師・臨床工学技士/作業療法士/理学療法士/言語聴覚士/保育士/保健師/精神保健福祉士/心理士/児童自立支援専門員/教員/栄養士/給食調理員/学芸員など

※1国家公務員=国の府省庁で働く公務員

※2地方公務員=都道府県・政令指定都市・市町村で働く公務員


以上のように公務員の仕事内容には多くの職種がありますが、受験可能かどうかは受験資格(特に年齢)によっても異なります。

試験の種類には「一般試験(*大卒程度)」と「社会人経験試験」と大きく分けて2種類あります。

*注:大卒程度=必ずしも大学を卒業している必要はありません

まだ社会人経験の浅い20代の方々には「一般試験」を30代以降の方々には、社会人経験年数にもよって異なりますが、「社会人経験試験」をオススメします。


| 意外と高くない!?公務員の給料・給与

公務員は「高給取り」と思われがちですが、実は大きな勘違いです。公務員の給与は民間企業の平均給与に基づいて毎年法律で決められています。イメージとしては、大手企業より少ないが、中小企業よりは高い、位置付けでしょう。その基準を安いと見るか、高いと見るかは個人の物差しとなります。実際に民間で働いていた時よりも給料が下がったということもあり得るのです。

| 公務員試験制度・難易度・対策について

ほとんどの公務員試験は、1次試験は、「一般教養」や「専門科目(主に法律や経済など)」、「作文・論述」といった筆記試験が行われます。2次試験以降に面接(個別・集団)や集団討論(グループディスカッション)やプレゼンテーションといった人物試験が行われます。

つまり、筆記試験で多くの受験生から足切りを行い、2次試験以降でより「国民・住民のために一緒に働きたい」人物を見抜くための人物重視型試験で選考を行います。

難易度としては、

  国家公務員 > 首都圏の地方公務員 > 地方公務員  

となります。

また、近年公務員試験で導入されている『社会人採用試験』は、専門試験が免除される傾向がありますが、その分面接が数回行われ、プレゼンテーションが求められるなど他の試験に比べより人物重視型のウェイトは高くなります。

公務員試験の第一関門である筆記試験に突破するためには、働きながら大量にある受験科目を勉強することは、時間的に制限のある社会人にとって学習時間の確保は大きな課題となります。その課題を解消するためには以下の対策を取り入れましょう。


■筆記試験対策のポイント

●しっかり受験する試験を絞り込む

●学習計画を立て出題数の高い科目から優先的に学習する

●勉強することを習慣化する

●スキマ時間の活用


また、公務員試験対策として、筆記試験に向けた学習にウェイトを置いてしまいがちですが、二次試験以降の人物試験も合格してはじめて公務員になるわけです。

人物試験対策には、以下のことを日頃から感じたことをスマートフォンや手帳に書き留めておきましょう。


■人物試験対策のポイント

●なぜ民間企業ではなく、公務員になりたいのか(→志望動機)

●仕事の経験を公務員でどのように活かすのか(→志望動機)

●仕事の経験からどんなことを学び成長したのか(→自己PR)

●これまでの仕事経験から見えてくる自分の強み・弱み(→自己PR)


|民間企業から公務員へ転職することのメリット・デメリット

公務員へ転職するメリットはなんといってもリストラや倒産に無縁「安定している」ことが挙げられます。また、福利厚生がしっかりしていることから住宅手当や家族手当などの充実している。また、「フレックスタイム制度」の導入「テレワーク」の推奨といった「働き方改革」に対する取り組みをいち早く取り入れており、女性が働きやすい環境です。

世間からの信頼も厚いため、クレジットカードや金融機関のローン申込審査も民間企業に比べ通りやすいのも現実です。

その一方で、公務員の給料は等級により決まっており、年功序列型で段階を経て上がっていくため、民間企業で比較的高給をもらっていた人が公務員に転職すると、給与が下がってしまう可能性があります。給与がなかなか上がらないため、どんなに成果を上げても給与に反映される期待は少ないことがデメリットとして上げられます。本業以外の仕事である副業も禁止もしくは制限されています。

さらに信頼が厚い分、民意に高給取りと思われてしまいがちですが、不況時や増税時には市民から反感を買うこともあります。


■メリット

・安定している→倒産・リストラがない!

・手厚い福利厚生→生理休暇や夏季休暇など休暇制度の充実や「働き方改革」として働きやすい環境整備をいち早く取り入れている。

・社会からの高い信頼→クレジットカードの申し込みやローンの審査など通りやすい

デメリット

・なかなか給与が上がりにくい→公務員転職後、給与が下がってしまう恐れあり!!

・副業が禁止・制限されている→最近では営利目的ではない副業は認める自治体もある。

・社会からの厳しい目→市民の奉仕者である分、市民からの厳しい目も忘れずに!!


(出典:リンク)

『2021年度版 公務員試験 現職人事が書いた「公務員になりたい人へ」の本』(著 大賀英徳 ・実務教育出版社)

Jizaiキャリア総研(https://jizai.media/column/officials/

公務員総研(https://koumu.in/articles/518

濵﨑あゆみ
執筆 濵﨑 あゆみ

国家資格キャリアコンサルタント、国家検定2級キャリアコンサルティング技能士、産業カウンセラー、EAPメンタルヘルスカウンセラー
大学卒業後、全国でも有数の公務員試験激選区である沖縄の公務員専門学校へ入社。講師として従事し、これまで国家公務員、地方自治体職員(警察・消防含む)、郵政など多くの合格者を輩出することに貢献。その後、公立・私立高校の社会科教員として従事。大学・高校にて就職研修・マナー研修など研修講師として登壇した。
現在は、大学にて公務員志望、民間企業の学生への就活相談やエントリーシート&履歴書添削・面接対策を行う傍ら、海外大学の日本校にて留学生中心としたキャリア授業を担当。また、企業講師として、新入社員研修や中途採用社員研修などを行う。

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