公務員の『事務職』ってどんな仕事？

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| 公務員事務職とは？

事務系職種の公務員は、主に県庁や市役所、町村役場、またはその出先機関で働く職員。地方自治体の事務系職種は「行政事務」または「一般事務」と呼ばれます。

これに対し、各市町村の公立小・中学校、および都道府県立の高等学校に勤務する事務職員は、「学校事務」の職を与えられた立場です。「国立大学法人等職員採用試験」に合格・採用されると、国立大学法人や独立行政法人などの機関で事務職として働けます。

意外と知らない？公務員の職種と仕事内容（国家公務員・地方公務員）

地方の警察署に勤務する事務職員も、公務員です。警察署で働く警察官のなかには事件捜査に携わる第一線の捜査官、あるいは交通の取り締まりに従事する交通警察隊や白バイ部隊などがいます。署内で事務職に携わる「警察事務」の職員は厳密にいうと警察官ではありません。ただし、警察署の一員として街の治安対策や交通安全の啓蒙といった警察業務にも関わります。

公務員にはさまざまな事務職があり、配属先によって業務内容が異なります。なお地方公務員試験は難易度別に「上級試験」「中級試験」「初級試験」と分かれており、配属先や仕事内容は受験した試験の種類によって左右されるのが一般的です。

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| 主な事務職の仕事内容まとめ

役所の一般事務職に携わります。役所には「市民課」「住民課」「福祉課」「観光課」「環境保全課」「地域振興課」などさまざまな窓口があり、それぞれの課で書類作成や管理、住民の相談対応にあたる仕事。窓口で住民票を発行するのは市民課もしくは住民課、年金や保険の相談を受け付けたりするのは、福祉課の職員です。観光課の職員であれば、国内外に向け地元のPRやパンフレット作成が主な業務。地域振興課の職員は、町おこしイベントの企画立案や住民との交流を通して街の活性化を目指します。 そのほか、予算の編成や条例・規則の整備など、行政運営にかかわる重要な業務を担う職員もいます。

参考: 市役所職員の仕事とは？一日の仕事内容の例

国立大学や公立の小中学校で、教職員の業務をサポートするのが学校事務員の仕事です。細かい仕事内容は、配属先の学校の規模や種類によって異なります。

小中学校に勤務する事務職員は、主に備品・教材の発注管理、教職員の給与計算など。総務の仕事から経理業務まで幅広く担当するのが特徴です。

これが国立大学規模の組織になると、学校事務の仕事も細分化がなされています。一般的な企業と同じく「総務課」「学生課」「経理課」「人事課」などの部署に分かれており、それぞれの課に応じた事務仕事を任されます。

備品や教材の発注業務は「総務課」、職員の給与計算は「経理課」が担当。これらは一般的な企業と比べ大差ありません。その一方で、「学生課」のように入試試験の運営やカリキュラム作成、奨学金の手続きなど、学校事務ならではの仕事もあります。

警察業務全般を事務面でサポートするのが、警察事務に携わる人々の仕事です。具体的には、署内のシステム管理や備品の発注、会計業務など。そのほか運転免許証に関する事務手続きや交通事故の統計など、多岐にわたります。

警察事務は警察官ではないため、現場に出向いて直接捜査にあたる、などの仕事はしません。ただし、警察官と連携・協力しながら犯罪撲滅・事故防止のためにさまざまな対策を検討し、実行に移すことも大切な業務のひとつです。

【地方公務員】警察官の仕事と、なる方法

様々な場所で活躍している、公務員の「事務職」。その業務内容は多岐にわたります。

志望する方は、採用パンフレットや、ホームページの情報、組織図なども確認しながら、仕事のイメージを持つことが大切です。