中小企業診断士は初学者が何から始めるかで決まる|おすすめの勉強法と講座5選【2026年8月版】

中小企業診断士は、1次試験・2次試験をあわせた最終合格率が4〜8%程度の難関国家資格です。 

これから初めて挑戦する初学者にとって、最初の関門は試験そのものではなく「何から始めるか」の判断にあります。

7科目のどれから手をつけるのか、2次試験対策はいつ始めるのか、独学と講座のどちらを選ぶのか。ここでの判断を誤ると、実力ではなく学習設計の問題で不合格になります。 

実際、初学者の失敗の多くは試験直前ではなく、学習を始めて最初の3か月で決まっています。 

この記事では、初学者が最初に決めるべきことを順番に整理し、その判断を実行に移しやすい予備校・通信講座を5つ厳選して比較します。 

この記事の結論

  1. 初学者が最初に決めるべきは、①学習の入口となる科目 ②2次試験に触れ始める時期 ③学習手段(独学/通学/オンライン)の3つ。 
  2. 独学は費用を抑えられるが、初学者は「2次答案を誰にも評価してもらえない」「7科目の計画を自力で組む」の2つを同時に越える必要があり、難度が跳ね上がる。 
  3. 働きながら初めて挑戦するなら、スマホ完結・高い学習水準・合格実績の3点が揃った「スタディング 中小企業診断士講座」が第一候補。まずは無料お試しで講義の相性を確認するのが失敗しない進め方です。 

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目次
  1. 1. 初学者がまず押さえるべき試験の全体像 
    1. 試験の構成 
    2. 【重要】令和8年度から2次試験の口述試験が廃止 
    3. 必要な勉強時間の目安 
  2. 2. 初学者が陥りやすい5つの失敗パターン 
    1. ① 最初の1科目で完璧を目指して息切れする 
    2. ② 2次試験に一度も触れないまま8月を迎える 
    3. ③ 学習計画を自分で立てて、そのまま崩壊する 
    4. ④ 疑問点を放置して苦手科目化する 
    5. ⑤ 学習時間を「まとまった時間」だけで確保しようとする 
  3. 3. 初学者が最初に決めるべき3つのこと 
    1. 決めること①|学習の入口は「2次直結科目」から 
    2. 決めること②|2次試験に触れるのは「1次の学習が身についてきた頃」
    3. 決めること③|学習手段は独学・通学・オンラインの3択 
  4. 4. 決めたことを実行するための勉強法【4原則】 
    1. 原則1|インプットは1周で覚えない 
    2. 原則2|インプット直後にアウトプットする 
    3. 原則3|スキマ時間を主戦場にする 
    4. 原則4|復習は自動化する 
  5. 5. 初学者におすすめの中小企業診断士講座5選【2026年8月版】 
    1. 比較一覧表 
    2. ① スタディング|働きながら初めて挑戦する人の第一候補 
    3. ② 診断士ゼミナール|視覚的な教材で学びたい初学者に 
    4. ③ アガルートアカデミー|添削を重視したい初学者に 
    5. ④ クレアール|演習量を確保したい初学者に 
    6. ⑤ TAC|通学で強制力をつくりたい初学者に 
  6. 6. 初学者が講座を選ぶときの5つのチェックポイント 
    1. ① 合格実績が「数字と算出根拠」で示されているか 
    2. ② 1次・2次を同時に学べる設計か 
    3. ③講義・演習・復習が同じ教材で完結するか 
    4. ④ 学習計画と復習が自動化されているか 
    5. ⑤ 無料体験で講師との相性を確かめたか 
  7. 7. よくある質問(FAQ) 
    1. Q. 中小企業診断士は初学者でも独学で合格できますか? 
    2. Q. 初学者はどの科目から勉強すべきですか? 
    3. Q. 2次試験の勉強はいつから始めればいいですか? 
    4. Q. 中小企業診断士の口述試験は廃止されたのですか? 
    5. Q. 初学者が1年で合格するのは無理ですか? 
    6. Q. 1日どのくらい勉強すればいいですか? 
    7. Q. 初学者に一番おすすめの講座はどれですか? 
  8. 8. まとめ
    1. 「何から始めるか」を決めれば、あとは走るだけ 
    2. 注記 

1. 初学者がまず押さえるべき試験の全体像 

試験の構成 

項目内容
1次試験 7科目のマークシート(経済学・経済政策/財務・会計/企業経営理論/運営管理/経営法務/経営情報システム/中小企業経営・中小企業政策) 
2次試験 筆記4事例のみ(事例Ⅰ〜Ⅲは記述、事例Ⅳは財務・会計の計算中心)
※令和8年度から口述試験は廃止 
試験時期 1次は例年8月上旬(令和8年度は8月1日・2日)、2次筆記は10月下旬 
受験手数料 1次17,200円/2次15,100円(令和8年度から改定) 
最終合格率 4〜8%程度(1次・2次通算) 

1次試験の合格率は、令和7年度23.7%、令和6年度27.5%、令和5年度29.6%とおおむね20〜30%台で推移しています。

1次を突破しても2次で再び絞られるため、通算では10人中1人も受からない試験という前提で計画を立てる必要があります。 

【重要】令和8年度から2次試験の口述試験が廃止 

これから受験する初学者が必ず押さえておくべき変更点です。

【令和8(2026)から】2次試験の口述試験は廃止

中小企業診断士試験2次試験では、令和7年度(2025年度)試験までは筆記試験の後に口述試験が実施されていましたが、令和8年度(2026年度)試験から廃止されることが発表されました。

【参考】一般社団法人 日本中小企業診断士協会連合会「令和8年度からの中小企業診断士試験における改正点について」

項目令和7年度まで令和8年度から 
2次試験の形式 筆記試験+口述試験 筆記試験のみ 
最終合格の決まり方 口述試験の合格をもって最終合格 筆記試験の合格=最終合格 
最終合格発表 2月上旬 例年より前倒し 
1次受験手数料 14,500円 17,200円 
2次受験手数料 17,800円 15,100円 

中小企業庁は、受験者の試験への負担軽減と試験プロセスの効率化などの観点から廃止を決定したとしています。受験手数料は1次が値上げ、2次が値下げとなり、総額は維持されます。 

初学者への影響は2つ 

① 2次筆記試験が「最終関門」になった 

これまでは筆記合格後に口述試験がありましたが、今後は10月下旬の筆記試験がそのまま最終合格を決めます。口述試験は筆記合格者のほとんどが合格する試験だったため実質的な難易度は変わりませんが、「筆記で終わり」という位置づけになったことで、筆記対策の重要度は相対的に高まりました。 

後述する「1次の学習中から2次に触れる」設計が、これまで以上に効いてきます。 

② 12月の学習期間が不要になった 

口述対策のために12月のスケジュールを空けておく必要がなくなりました。年末の繁忙期と重なる社会人受験生にとっては、負担軽減になります。 

※詳細は中小企業庁「令和8年度からの中小企業診断士試験における改正点について」および中小企業診断士試験の試験日程をご確認ください。 

必要な勉強時間の目安 

一般的な目安は約1,000時間(1次約800時間+2次約200時間)です。ただしこれはあくまで目安で、スタディングの合格者アンケートでは回答者の74.6%が1,000時間以下で合格しています。 

つまり、必要な時間は勉強法によって変わります。詳しい内訳は以下記事をご覧ください。

本記事では時間の総量ではなく、その時間をどう配置するかに絞って解説します。 

2. 初学者が陥りやすい5つの失敗パターン 

初学者のつまずきは、ほぼ次の5つに集約されます。いずれも学習開始から3か月以内に発生します。 

① 最初の1科目で完璧を目指して息切れする 

7科目あるのに、経済学や財務・会計に3か月かけてしまうケースです。試験は総点数60%で合格するため、1科目を100点にするより、7科目を60点台に揃えるほうが圧倒的に近道です。 

「完璧に理解してから次へ」という進め方は、7科目の試験では機能しません。 

② 2次試験に一度も触れないまま8月を迎える 

1次試験は8月上旬、2次筆記試験は10月下旬。その間はおよそ2か月半しかありません。 

学習時間の大半を1次に充てるのは正しい判断ですが、2次の問題を一度も見たことがない状態で8月を迎えるのは別の話です。 2次試験は与件文から根拠を拾い、設問要求に沿って100字前後で記述する独自の作法が求められるため、知識があっても書けないという壁に必ずぶつかります。 

しかも令和8年度からは口述試験が廃止され、この筆記試験が最終関門になりました。「2次は1次のあと」という発想は、初学者にとって最も危険な先送りです。 

③ 学習計画を自分で立てて、そのまま崩壊する 

7科目の進捗と復習タイミングを自分で管理し続けるのは、想像以上に負荷の高い作業です。計画づくりそのものが挫折要因になります。 

初学者は「どの科目にどれだけ時間を割くべきか」の判断材料を持っていないため、計画の精度も上がりません。 

④ 疑問点を放置して苦手科目化する 

財務・会計や経済学でつまずいた箇所を質問できず、そのまま「捨て科目」になってしまうケースです。1次試験は40点未満の科目があると足切りになるため、苦手放置は致命傷になります。 

⑤ 学習時間を「まとまった時間」だけで確保しようとする 

1日2〜3時間を机に向かって確保しようとすると、仕事が忙しい週に学習がゼロになります。ゼロの週が続くと、再開時に前の内容を忘れており、実質的にやり直しになります。 

継続を支えるのは意志ではなく、5分でも進められる環境です。 

3. 初学者が最初に決めるべき3つのこと 

決めること①|学習の入口は「2次直結科目」から 

中小企業診断士の合格に向けた総勉強時間を1,000時間とする場合、1次試験の勉強時間は800時間程度が目安となります。

この目安をもとに科目ごとに必要な勉強時間を割り出すと、以下のようになります。

▼中小企業診断士1次試験 科目別の勉強順・優先度・勉強時間(目安)・難易度

勉強順優先度科目勉強時間
(目安
難易度
1★★★企業経営理論150時間普~難
2★★★財務・会計180時間
3★★★運営管理150時間
4★★☆経営情報システム80時間普~難
5★★☆経済学・経済政策100時間
6★☆☆経営法務80時間易~普
7★☆☆中小企業経営・政策60時間易~普
※難易度はあくまで傾向や目安です。学習状況、ご経験によって個人差が生じやすく、試験年度によっても変化します。

1次試験の7科目のなかには、2次試験の科目と関連度が高いものもあります。

これらの科目については、2次試験(記述式)も意識したうえで対策することで、効率的に学習が進められるでしょう。

2次試験との関連度試験科目
企業経営理論、財務・会計、運営管理
経営情報システム
中小企業経営・中小企業政策
1次のみ経済学・経済政策、経営法務

なお、スタディングの合格者に実施したアンケート(令和7年11/1~24に実施)で、1次試験の科目別の勉強時間について尋ねたところ、最も勉強時間を要した科目として「財務・会計」「企業経営理論」を挙げる人が多くいました。

7科目を試験科目順に学ぶ必要はありません。判断軸は「2次試験に直結するかどうか」の1点です。 

区分科目この順番にする理由 
先に着手 企業経営理論 事例Ⅰ・Ⅱの土台。診断士の思考の基礎 
先に着手 財務・会計 事例Ⅳに直結。積み上げ型で習得に時間がかかる 
先に着手 運営管理 事例Ⅱ・Ⅲに直結 
中盤経営情報システム 暗記も多いが、傾向の移り変わりが早く一定の学習時間が必要
中盤 経済学・経済政策 理解型のため、反復する時間を確保したい 
後半でよい 経営法務 暗記中心。直前期でも詰められる 
後半でよい 中小企業経営・政策 白書ベースで年度依存。直前期の集中が効率的 

先に着手する3科目は「1次のための勉強」であると同時に「2次のための勉強」になります。ここに時間をかけることは、2か月半しかない1次後の期間を先取りすることと同じです。 

一方、後半の2科目は暗記要素が強く、早く学んでも忘れます。直前期に集中投下したほうが記憶が残ります。 

※科目ごとの難易度や勉強時間の目安は以下の記事で解説しています。 

決めること②|2次試験に触れるのは「1次の学習が身についてきた頃」

初学者が最も判断を誤りやすいのがここです。

大前提として、優先すべきは1次試験です。1次を突破しなければ2次は受けられないため、学習時間の大半は1次に投じるべきです。そのうえで、1次の学習がある程度身についてきたタイミングで、2次の事例問題に少しだけ触れておく。これが初学者にとって最もバランスの良い進め方です。 

初学者の年間ロードマップ(1年合格を目指す場合) 

時期1次試験対策2次試験対策
学習開始〜3か月目 企業経営理論・財務・会計・運営管理 — 
4〜6か月目 経営情報システム/経済学・経済政策 1次が身についてきたら、事例問題を数問読んでみる(解かなくてよい) 
7〜9か月目 経営法務/中小企業経営・政策 余裕があれば事例Ⅳ(財務)の計算問題に触れる 
10〜12か月目(1次直前期) 過去問演習・模試・直前対策 いったん中断し、1次に集中する 
1次試験後〜約2か月半 — 事例Ⅰ〜Ⅳの答案作成に集中(ここが最終関門) 
2次筆記試験後 — 筆記試験の合格=最終合格(口述試験なし) 

ポイントは、4〜6か月目の段階で「解く」のではなく「読む」だけでよいという点です。事例問題がどういう形式で、どの程度の文章量で、何を問うてくるのかを知っておくだけで、1次試験後に2次対策を本格化させる際に大きなアドバンテージになります。 

逆に、1次直前期は2次対策を止めて構いません。ここで手を広げると1次の得点が落ち、そもそも2次に進めなくなります。 

令和8年度からは、10月下旬の筆記試験を終えた時点で合否が決まります。追加の挽回機会がない以上、筆記の完成度をどこまで高められるかがすべてです。1次学習中の「読むだけ」の数時間が、この完成度を左右します。 

この設計を教材側で用意しているのが、1次・2次を同時にインプットできるカリキュラムです。初学者が講座を選ぶ際の重要な判断基準になります。 

※2次試験の記述の作法については以下の記事をご覧ください。

決めること③|学習手段は独学・通学・オンラインの3択 

独学通学予備校オンライン通信講座
費用目安 2〜5万円 24〜45万円 5〜20万円 
学習ペース管理 自分で行う 講義日程で強制される 教材・システムが支援 
2次試験対策 最も難しい 添削・演習が充実 講座により差が大きい 
質問対応 なし 対面・メール AI・チャット・メール 
時間の融通 ◎ △(通学時間が必要) ◎ 
場所の制約 なし 校舎所在地に依存 なし 
初学者との相性 △ ○(費用と時間の余裕があれば) ◎ 

独学での合格者も存在しますが、初学者が独学を選ぶ場合、「2次試験の答案を誰にも評価してもらえない」「7科目の学習計画を自力で組む」という2つのハードルを同時に越える必要があります。前章の失敗パターン②③④が、そのまま独学のリスクと重なります。 

一方で通学予備校は手厚い反面、費用が20万円を超え、決まった時間に校舎へ通う必要があります。校舎が都市部に限られる講座も多く、働きながらの受験生には制約が大きい選択肢です。 

費用・時間・サポートのバランスで見ると、初学者にはオンライン通信講座が最も現実的といえます。 

※独学での合格可能性を詳しく知りたい方は以下の記事もあわせてご覧ください。

4. 決めたことを実行するための勉強法【4原則】 

3つの判断を決めたら、あとは日々の学習の進め方です。基本は次の4つに集約されます。 

原則1|インプットは1周で覚えない 

1回のインプットで理解できるのは全体の3〜4割で構いません。理解できない箇所で止まらず、まず1周を早く終えて全体像をつかみ、2周目・3周目で精度を上げるのが鉄則です。7科目の学習では、後から学ぶ科目が前の科目の理解を助ける場面が頻繁にあります。 

原則2|インプット直後にアウトプットする 

講義を視聴したら、その日のうちに該当範囲の問題を解きます。理想は「講義10〜20分 → 問題演習10分」のセットです。過去問を軸にしたインプットとアウトプットの反復が、この試験の基本戦略になります。 

原則3|スキマ時間を主戦場にする 

まとまった時間だけでは1,000時間は積み上がりません。 

▼平日に2.5時間勉強するスケジュール(例)

場面時間学習内容
出勤前30分新しい単元の動画講義を視聴
(頭が冴えている時間帯にインプット)
出勤中(電車内)20分動画講義で前日の内容を復習
昼休み20分スマホで一問一答・問題演習
帰宅中(電車内)20分AIが提示する復習問題・暗記チェック
帰宅後1時間過去問演習と、間違えた箇所の解説確認
合計2.5時間

合計すると平日だけで1日約2.5時間です。ここで重要なのは、講義・演習・復習をなるべく少ない教材で完結させること。 

教材が分散していると、通勤中に「今日は何をやるんだっけ」と探す時間が生まれ、5分単位の学習が成立しません。 

原則4|復習は自動化する 

記憶は学習直後から急速に失われるため、忘れかけたタイミングでの再接触が有効です。ただし7科目分の復習タイミングを手動管理するのは非現実的です。AIや学習システムが復習問題を自動提示してくれる教材を選べば、この工程を丸ごと外注できます。 

5. 初学者におすすめの中小企業診断士講座5選【2026年8月版】 

「1次・2次の両方に対応」「初学者向けカリキュラムがある」という条件で5社を厳選しました。2次試験専門校(TBC受験研究会、AAS、MMC、EBAなど)は、1次から始める初学者には不向きなため除外しています。 

比較一覧表 

講座名費用(税込) 受講形式 合格者数初学者向けの強み 質問サポート 
スタディング 48,400円〜74,800円 通信 2025年度 2次試験合格者数176名合格者数No.1※1・21次2次一体カリキュラム・AI学習サポート機能・合格者数の実績が明確 生成AI「AIマスター先生」+講師Q&A回数無制限※パーフェクトサポートコース 
診断士ゼミナール 59,780円 通信 2025年度 1次試験403名/2次試験168名フルカラーテキスト+アニメ講義、3年間延長無料 回数無制限・無料 
アガルートアカデミー 98,000円〜198,000円 通信 公式サイトで公表されているのは合格率のみ 。2025年度 1次合格率52.17%(一発合格率41.18%)/2次合格率44.44%1次・2次同時インプット、添削が手厚い オンライン質問(回数制) 
クレアール 210,000円〜310,000円 通信 公表なし(2026年8月時点、公式サイトで確認できず)演習量が多く、質問無制限 回数無制限・無料 
TAC 240,000円〜325,000円 通信・通学 公式サイトで公表されているのは合格率のみ 。2025年度1次試験合格率55.8%(本試験合格率の約2.4倍全国に校舎、通学で強制力をつくれる 対面+質問メール 

※掲載内容は2026年8月時点の各社公表情報に基づきます。最新の料金・コース内容は各社公式サイトをご確認ください。 

① スタディング|働きながら初めて挑戦する人の第一候補 

[スタディング 中小企業診断士講座](https://studying.jp/shindanshi/) は、講義・テキスト・問題演習・復習までのすべてがスマートフォンで完結するオンライン講座です。 

前章の原則3(スキマ時間を主戦場に)と原則4(復習の自動化)を、教材側の仕組みとして最初から備えている点が、初学者にとって最大の価値です。 

合格者数 

  • 2025年度の2次試験合格者数は176名で、合格者数No.1(※1・※2) 
  • この「合格者数No.1」は3年連続(※3・※4) 
  • 2023〜2025年度の合格者655名のうち341名(52.1%)がストレート合格(※5・※6) 

初学者にとって注目すべきは、合格者の約2人に1人がストレート合格という点です。初受験の年に1次・2次を同時突破した人が半数を超えている事実は、「決めること②」の1次・2次並行設計がカリキュラムに組み込まれていることの裏づけといえます。 

コース・料金 

コース価格(税込)
中小企業診断士コース ミニマム 48,400円 
中小企業診断士コース スタンダード 59,400円 
中小企業診断士コース パーフェクトサポート 74,800円 

特徴 

  • プロ講師によるビデオ講座/音声講座(1本が短く、スキマ時間で完結) 
  • 動画講義と完全対応した冊子テキスト 
  • 要点を体系的に整理し、視覚的に記憶する学習マップ 
  • 知識定着を促すチェックテスト(記憶フラッシュ) 
  • スマホ対応テキスト・問題集 
  • 実力判定合格模試/直前対策講座 
  • 学習中の悩みに寄り添い、プロ講師が個別に回答する学習Q&Aサービス 

サポート

  • 生成AI「AIマスター先生」 — 24時間いつでも回答
  • プロ講師による学習Q&Aサービス — 全コース利用可(パーフェクトサポートは無制限、スタンダードは10回 )
  • 診断士専用AIによる学習サポート — 復習すべき問題を自動提示

初学者にとってのメリット 

初学者の失敗パターンスタディングでの解決
② 2次に一度も触れずに8月を迎える 1次学習と2次を並行して進めるカリキュラム 
③ 学習計画が崩壊する AIが学習状況を分析し、進め方を提示 
④ 疑問を放置して苦手科目化 AI「AIマスター先生」が24時間即答+講師の個別Q&A 
⑤ まとまった時間が取れない 講義・演習・復習がすべてスマホで完結 

さらに、費用は48,400円〜と通学予備校の約5分の1に収まります。 

注意点 

  • 講師の個別学習Q&Aサービスはコースによって質問回数上限が異なります。(パーフェクトサポートコースは回数無制限、スタンダードコースは10回まで。それ以上質問したい場合は別途チケットの購入が必要です ) 
  • 通学スクールのような対面サポートはない 

受講者の声 

  • 通勤中も常にアプリを開いて演習をし、繰り返し講義を聞いて知識を定着させられた 
  • AIが苦手分野や忘れやすいタイミングを分析して、最適な復習問題を提示してくれた 

迷っているなら、まず無料お試しで講義を見てください。 

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② 診断士ゼミナール|視覚的な教材で学びたい初学者に 

中小企業診断士に特化したオンライン予備校です。フルカラーテキストとアニメーションを使った映像講義が特徴で、活字だけのテキストが苦手な初学者でも入りやすい設計になっています。 

コース・料金

コース価格(税込)
1次2次試験プレミアムフルコース 59,780円 
1次試験コース 51,200円 
2次試験コース 27,280円 

特徴

解説つき過去問題集7年分/3年間延長無料制度/合格お祝い金制度/不合格者返金制度 

サポート

2次添削指導、回数無制限の質問フォロー制度(追加料金なし) 

合格者数

2025年度 1次試験403名/2次試験168名 

初学者にとってのメリット

質問回数に制限がなく、納得いくまでやりとりできる点は、失敗パターン④(疑問の放置)を防ぎやすい環境です。3年間の延長無料制度があるため、科目合格制度を活用した複数年計画とも相性があります。 

注意点

テキストや問題集がPDF中心のため、スマホで閲覧はできてもそのまま解くことはできません。 

③ アガルートアカデミー|添削を重視したい初学者に 

各科目のプロがテキスト作成から講義収録までを担当し、1次試験と2次試験を同時にインプットできるカリキュラムを提供しています。 

コース・料金

コース 価格(税込) 
1次試験・2次試験対策入門カリキュラム/フル 198,000円 
1次試験・2次試験対策入門カリキュラム/ライト 98,000円 

特徴

過去8年分の過去問/全32回の添削指導/1本10〜20分程度の動画講義/バーチャル校舎 

サポート

オンライン質問制度(50回)、隔月ホームルーム 

合格者数

公式サイトで公表されているのは合格率のみ 。令和7年度 1次合格率52.17%(一発合格率41.18%)/2次合格率44.44% 

初学者にとってのメリット

入門カリキュラムが用意されており、添削指導の回数も多いため、2次試験の記述に不安がある人に向いています。 

注意点

質問できる回数はカリキュラムによって異なり、添削は先着・有料オプションとなる場合があります。フルカリキュラムは20万円近くになるため、予算との兼ね合いが必要です。 

④ クレアール|演習量を確保したい初学者に 

動画講義の視聴と多くの演習問題を通じて実践力を養う構成です。2次試験対策に50事例以上のオリジナル答練、全28事例の添削課題を用意しています。 

コース・料金

コース価格(税込)
1次2次ストレート合格アドバンスドコース 210,000円 
1次2次ストレート合格パーフェクトコース 250,000円 
1次2次ストレート合格セーフティコース 310,000円 

特徴

配本教材がすべてPDFでダウンロード可能/ディスカッション形式の「合格ゼミ」 

サポート

添削指導、回数無制限の質問 

合格者数

公表なし(2026年8月時点、公式サイトで確認できず)

初学者にとってのメリット

演習量とディスカッション機会が豊富で、アウトプット中心に学びたい人に適しています。 

注意点

初心者向けコースがやや高額で、テキストはモノクロで硬めの印象です。合格率・合格者数は公表されていません。 

⑤ TAC|通学で強制力をつくりたい初学者に 

通学講座と通信講座を選択でき、全国各地に校舎を展開しています。時期や習熟度に応じて複数のコースから選べる点も特徴です。 

コース・料金

コース価格(税込) 
1・2次速修本科生 240,000円 
1・2次ストレート本科生 315,000円 
1・2次ストレート本科生PLUS 325,000円 

特徴

デジタル教材サービス/Webトレーニング/出題傾向を分析した答練・模試/自習室開放  

サポート

校舎での対面質問+質問メール(i-support)

合格者数

公式サイトで公表されているのは合格率のみ 。2025年度1次試験合格率55.8%(本試験合格率の約2.4倍) 

初学者にとってのメリット

「自宅だとサボってしまう」タイプの人にとって、決まった曜日に校舎へ通う強制力は有効です。自習室を使える点も大きいでしょう。 

注意点

短期コースでも受講費が24万円以上と高額です。通学時間の確保も必要になります。 

ほかに、資格の大原(74,800円〜107,800円)やLEC東京リーガルマインド(253,000円〜308,000円)も1次・2次に対応しています。より広く比較したい方は中小企業診断士予備校・通信講座のおすすめ15社を徹底比較をご覧ください。 

6. 初学者が講座を選ぶときの5つのチェックポイント 

① 合格実績が「数字と算出根拠」で示されているか 

合格者数や合格率だけでなく、分母・分子の定義(対象コース・調査時点・確認方法)が明示されているかを確認します。実際、15社を比較すると、具体的な合格実績を公表している講座は限られます。 

② 1次・2次を同時に学べる設計か 

「決めること②」で述べたとおり、2次対策の遅れは初学者最大のリスクです。1次学習の段階から2次を意識したカリキュラムかを確認しましょう。 

③講義・演習・復習が同じ教材で完結するか 

教材があちこちに分散していないか が、働きながらの受験では決定的な差になります。

④ 学習計画と復習が自動化されているか 

計画づくりと復習管理を受講生自身が担う講座は、初学者ほど挫折しやすくなります。AIや学習システムによる支援があるかを確認してください。 

⑤ 無料体験で講師との相性を確かめたか 

学習期間は1年前後に及びます。テキストの見やすさや講師の話し方が合わないと、それだけで定着率が下がります。契約前に必ず無料体験で実際の講義を視聴することを強くおすすめします。 

7. よくある質問(FAQ) 

Q. 中小企業診断士は初学者でも独学で合格できますか? 

可能ですが、難易度は高くなります。特に2次試験は答案を第三者に評価してもらう機会が独学では得にくく、記述の「型」が身につかないまま本番を迎えるリスクがあります。費用を抑えたい場合は、5万円台から利用できるオンライン講座を検討するのが現実的です。 

Q. 初学者はどの科目から勉強すべきですか? 

2次試験に直結する企業経営理論 → 財務・会計 → 運営管理の順がおすすめです。次に経営情報システム・経済学・経済政策を進め、暗記中心の経営法務・中小企業経営・政策は、早く学んでも忘れるため直前期に集中して詰めるほうが効率的です。 

Q. 2次試験の勉強はいつから始めればいいですか? 

学習時間の大半は1次試験に充てるのが基本です。そのうえで、1次の学習がある程度身についてきた頃(開始から4〜6か月目)に、事例問題を「読む」ところから触れておくのがおすすめです。1次試験の学習中に着手しておくことで、2次試験の学習を本格的に始める際に大きなアドバンテージを得られます。なお、1次直前期は2次対策をいったん止め、1次に集中して構いません。 

Q. 中小企業診断士の口述試験は廃止されたのですか? 

中小企業診断士試験2次試験では、令和7年度(2025年度)試験までは筆記試験の後に口述試験が実施されていましたが、令和8年度(2026年度)試験から廃止されることが発表されました。

これにより、10月下旬の2次筆記試験に合格した時点で最終合格となります。あわせて受験手数料も改定され、1次が17,200円、2次が15,100円となりました(総額は据え置き)。令和7年度までの口述試験の内容については以下の記事をご覧ください。

Q. 初学者が1年で合格するのは無理ですか? 

無理ではありません。スタディングの2023〜2025年度の2次試験合格者655名のうち341名(52.1%)が、初受験の年に1次・2次を同時突破したストレート合格者です(※5・※6)。ただし、1次学習の段階から2次を意識した設計が前提になります。 

Q. 1日どのくらい勉強すればいいですか? 

1年合格を目指す場合、1日あたり約2.5〜3時間が目安です。通勤往復60分、昼休み15分、就寝前30分といったスキマ時間を組み合わせれば、平日だけで2時間前後を確保できます。必要な総勉強時間の実データは以下の記事をご覧ください。

Q. 初学者に一番おすすめの講座はどれですか? 

働きながら初めて挑戦する人には、スタディング 中小企業診断士講座が有力な選択肢です。48,400円〜という価格、講義から復習まで一つで完結する学習環境 、AIによる復習の自動化、そして算出根拠を明示した合格実績(2025年度2次試験合格者176名/3年連続合格者数No.1)が揃っています。まずは無料お試しで講義の相性を確認してください。 

8. まとめ

「何から始めるか」を決めれば、あとは走るだけ 

中小企業診断士の初学者が最初に決めるべきことは、次の3つです。 

  1. 学習の入口:2次直結の企業経営理論・財務・会計・運営管理から着手する 
  1. 2次に触れる時期:1次の学習中(4〜6か月目)に事例問題を読んでみる
  1. 学習手段:独学・通学・オンラインのうち、費用と時間の制約に合うものを選ぶ 

とくに②は、令和8年度から口述試験が廃止され2次筆記試験が最終関門になったことで、重要度がさらに増しました。 

そのうえで、インプットは1周で覚えない/直後にアウトプットする/スキマ時間を主戦場にする/復習は自動化する、の4原則で進めます。 

重要なのは、これらを気合いで実行するのではなく、仕組みとして実行できる環境を選ぶことです。1次・2次を無理なく並行できるカリキュラム、少ない教材で完結する学習環境、復習の自動化 ——これらが最初から備わっていれば、勉強法は自然と実行されます。 

「忙しいけれど中小企業診断士に合格したい」という初学者の方には、スキマ時間にスマホで学べる[スタディング 中小企業診断士講座](https://studying.jp/shindanshi/)をおすすめします。48,400円〜という価格で、短期合格に必要なカリキュラムが揃っています。 

お試し講座は無料です。実際の講義・学習マップ・「短期合格の戦略」セミナーを体験したうえで、自分に合うかどうかを判断してください。 

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注記 

※注釈内の「口述試験」に関する記載は、口述試験が実施されていた令和5〜7年度(2023〜2025年度)試験の実績に基づくものです。令和8年度(2026年度)試験からは口述試験は廃止されています。 

※1:同種の資格講座を提供している業者について、当社が2026年5月12日時点でHP上に記載されている合格者実績を調査した範囲での比較 

※2:スタディングの2025年度試験合格目標の「中小企業診断士 1次2次合格コース」「2次合格コース」受講生の方を対象とした、2026年2月5日から実施のアンケートにおいて、経済産業省が実施する令和7年度中小企業診断士第2次口述試験に合格されたことが2026年5月1日時点で判明した数 

※3:「2次試験合格者数」は、スタディングの各年度試験合格目標の『中小企業診断士 1次2次合格コース』『2次合格コース』受講生の方を対象としたアンケートにおいて、経済産業省が実施する中小企業診断士第2次試験(口述試験含む)への合格を合格証書等により確認できた人数です。令和5年度:247名(2024年4月1日時点で判明)、令和6年度:230名(2025年5月15日時点で判明)、令和7年度:176名(2026年5月12日時点で判明) 

※4:「合格者数No.1」「3年連続」は、2023〜2025年度〈令和5〜7年度〉において同種の資格講座を提供している事業者について、当社が※1の調査時点でHP上に記載されている合格者実績を調査した範囲で比較した結果です。(当社調べ) 

※5:合格者655名は、スタディングの2023〜2025年度試験合格目標の「中小企業診断士1次2次合格コース」「2次合格コース」受講生のうち、経済産業省が実施する中小企業診断士第2次試験(口述試験を含む)への合格が、合格証書等により確認できた人数です。(2026年7月13日時点) 

※6:ストレート合格者341名は、上記655名を対象としたアンケートにおいて、当年度の中小企業診断士試験が初受験(1次試験の受験も当年度が初めて)であると回答した方の人数です。アンケートに回答されなかった方はストレート合格者数に含めていません。 

※他社の講座情報は2026年8月時点で各社が公開している情報に基づいて記載しています。料金・コース内容・サポート体制は変更される可能性があるため、詳細は各社公式サイトにてご確認ください。