中小企業診断士に一発合格!合格率は?なぜ独学は難しい?

中小企業診断士試験は、科目合格制度があるため2〜3年をかけて取得を目指す人もいますが、適切な学習方法で臨めば1年で一発合格(ストレート合格)することは十分可能です。

一発合格を実現する秘訣は「学習を徹底的に効率化する」ことに尽きます。独学の場合は学習をサポートしてくれるツールの導入が効果的です。

今回は、中小企業診断士の一発合格について解説します。
目次 Contents

中小企業診断士に一発合格!合格率は?なぜ独学は難しい?


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中小企業診断士試験の一発合格の合格率

まず、中小企業診断士試験に一発合格(ストレート合格)できる確率はどれくらいなのかを見ていきましょう。

中小企業診断士 資格試験の流れ


中小企業診断士試験では3段階の選抜が行われます。

まず1次試験(筆記)があり、全科目に合格すると2次試験(筆記)へと進むことができます。

そして2次試験(筆記)を突破すると、最後に2次試験(口述)があり、これもクリアすると晴れて試験合格です。

中小企業診断士試験の一発合格とは、この3つの試験をいずれも1回でクリアするということです。


2次試験(口述)の合格率はほぼ100%のため、実質的には1次試験(筆記)と2次試験(筆記)の合格率の掛け合わせが「一発合格の合格率」となります。

近年の一発合格率4.4〜7.8%で推移しています。


▼中小企業診断士試験の一発合格の合格率

年度 1次合格

(A)

2次合格率

(B)

一発合格の合格率

(A×B)

令和4(2022) 28.9% 18.7% 5.4%
令和3(2021) 36.4% 18.3% 6.6%
令和2(2020) 42.5% 18.4% 7.8%
令和元(2019) 30.2% 18.3% 5.5%
平成30(2018) 23.5% 18.8% 4.4%


「独学で一発合格」が難しい4つの理由

中小企業診断士試験は独学で挑戦する人もいますが、一発合格(ストレート合格)を目指すのであれば独学ではハードルが高いでしょう。その理由は次の4つです。

  • 勉強時間の確保が大変
  • モチベーションの維持が難しい
  • 1次試験は出題範囲が非常に広い
  • 2次試験は記述式対策が必要


理由1:勉強時間の確保が大変

まず、中小企業診断士試験の試験勉強について、合格した人の声を参考にしてみましょう。

令和3年度(2021年度)に合格したスタディング中小企業診断士講座受講生(143名)へのアンケートによると、「試験勉強で苦労したこと」の1位は「勉強時間の確保」でした。


▼試験勉強で苦労したことは?(複数回答可)

順位 項目 票数
1 勉強時間の確保 79
2 モチベーションの維持 68
3 内容を記憶すること 54
4 内容を理解すること 45
5 試験問題が解けるようになること 42


中小企業診断士の合格に必要な勉強時間は1,000時間程度が目安です。

仮に1年(約50週)で一発合格を狙う場合、1週間あたり20時間の勉強が必要となり、平日・休日それぞれで1日あたりの勉強時間を割り出すと、次のようになります。


▼1日あたりの勉強時間

平日(5日) 休日(2日)
2時間 5時間
2時間30分 3時間45分
3時間 2時間30分
3時間30分 1時間15分


つまり、中小企業診断士試験に1年で一発合格するには、平日に2時間以上の勉強時間を確保する必要がありそうです。


勉強だけに専念できる環境であれば、1日に2時間の勉強はそれほど難しくないかもしれません。

しかし、ほとんどの受験生は働きながら試験勉強に臨んでいます。

勉強のために確保できる時間はとても貴重で、特に一発合格を目指すならムダを徹底的に排除する必要があるでしょう。


しかし独学の場合は、スケジュール、教材選び、勉強のやり方などで悩んで効率が悪くなりやすいです。

貴重な時間を最大限に活用できないことが、一発合格を阻む要因となってしまいます。


【あわせて読みたい】中小企業診断士の勉強時間は1,000時間!1次・2次・科目別の時間は?


理由2:モチベーションの維持が難しい

先述の合格者アンケートにおいて、「試験勉強で苦労したこと」の第2位は「モチベーションの維持」でした。


中小企業診断士試験に合格するには、1,000時間の勉強が目安です。

ほとんどの人は勉強を始めたばかりのころはやる気にあふれているでしょう。

しかし、その状態が1,000時間も続くとは考えにくいです。


特に独学で身近に勉強している仲間がいない場合、進捗状況や悩みなどを誰かと共有する機会がありません。

たった1人でモチベーションを維持しながら1,000時間を走りぬくのは、至難の業です。

結果として、試験日を迎えることなく挫折してしまう可能性も高くなります。


理由3:1次試験は出題範囲が非常に広い

中小企業診断士試験の1次試験は、出題範囲が非常に広いことが特徴です。

「経済学・経済政策」「財務・会計」など全7科目で、全科目で合格する必要があります。

そのため、バランス良くすべての範囲を網羅する必要があります。

特定の科目やテーマにこだわって掘り下げすぎてしまうと、勉強時間がいくらあっても足りません。


試験は60%の得点があれば合格できるので、試験に出やすいポイントを効率的に勉強できるかどうかが勝敗を分けるのです。

しかし独学では「どこが試験に出やすいのか」を把握するのが難しいので、一発合格の難易度が上がってしまいます。


理由4:2次試験は記述式対策が必要

中小企業診断士2次試験(筆記)は記述式となっていて、中小企業の事例が提示され、問われる内容に対して文章で解答します。

2次試験の難しさは主に、時間が足りない、正解がない、解答作成方法がわからないという点です。

記述式に特有のアウトプット方法を鍛える必要がありますが、独学ではなかなかコツをつかめず苦労しやすいと言えます。


また、1次試験の科目の中には2次試験との関連度が高いものもあり、一発合格するには1次試験の学習中から2次試験を意識しておくことが重要です。

しかし、独学で初めて試験に挑戦する場合は、2次試験まで見通す余裕がないことが多いでしょう。


【あわせて読みたい】中小企業診断士の2次試験対策!合格をつかむ3つの基本戦略を解説


独学で一発合格を狙うなら「スタディング」がおすすめ

ここまで述べてきたとおり、独学で一発合格(ストレート合格)するにはさまざまな課題があります。

しかし、「資格スクールに通うことなく、自分の好きな場所で好きな時間に勉強したいから独学したい」という方も多いのではないでしょうか。

その場合は学習を圧倒的に効率化できるツールが必要です。


オンライン通信講座の「スタディング 中小企業診断士講座」は、短期合格者の効率的な勉強方法を再現することにこだわった、独学サポート学習ツールです。

これまでに多くの一発合格者を輩出してきました。


スキマ時間を徹底活用できる

「スタディング 中小企業診断士講座」を利用するメリットとして最初に挙げられるのは、勉強時間の確保がしやすくなるという点です。

スタディングでは、講義動画の視聴、Webテキストや問題集を使った勉強が、スマホさえあればどこでも可能です。

机に向かう時間がなかなか確保できない人でも、通勤時間や休憩時間、待ち合わせ中などさまざまなスキマ時間が勉強時間に早変わりします。

また、家事や運動をしながら講義動画の音声を聞く「ながら学習」ができる点も好評です。


通勤時間はずっと音声を聞き、ジムでは動画を見ながらランニングをするなど、勉強と別のことを同時にやりながら時間を有効に使うことで勉強時間を確保できました。

また、問題集もアプリでできるので、トイレの時間や何かの待ち時間など、ちょっとした数分でも問題を解いたりしてとにかくスキマ時間を徹底して使いました。

小野達哉さん
2021年度
中小企業診断士 合格



モチベーションを維持する仕組みがある

モチベーションの維持も、中小企業診断士試験に挑戦する際の大きな課題です。

「スタディング 中小企業診断士講座」では「学習レポート」機能で学習時間や進捗状況をいつでも確認できるので、勉強がつらいときもこれまでの努力の積み重ねを励みにすることができます。

また、スタディング受講生どうしがつながる「勉強仲間機能」(受講生向けSNS)もあり、

勉強実績を投稿して勉強仲間から「いいね」やコメントで応援をもらったり、勉強仲間とやりとりができるという点もモチベーション維持に有効です。


モチベーション維持で一発合格

ストレート合格できた最も大きな勝因は、モチベーションを維持しながら毎日学習を継続できたことだと感じています。

モチベーションを維持するための仕組みがスタディングに備わっています。

学習時間や履歴を手間なく記録できることも大きいですが、スタディングのSNS(勉強仲間)機能が大いに励ましてくれました。スタディングの勉強仲間の学習記録を見て、「負けないぞ!」という気持ちで8カ月間やりきることができました。


林真史さん
2020年度
中小企業診断士 合格



1次試験対策には講義動画の高速インプット

出題範囲が広い1次試験対策には、テキストを読む従来型の学習よりも、動画を使ったインプットのほうが効率的です。

「スタディング 中小企業診断士講座」の講義動画は、重要なポイントをピックアップしてわかりやすく解説しています。

再生速度は8段階(0.5倍〜3倍)に対応しているので、「最初のインプットは通常の速度で着実に。復習は倍速再生で何度も繰り返す」といった効率化が可能です。


2次試験の記述式対策もバッチリ

中小企業診断士の2次試験対策は、正しいフォームで練習すること、つまり合格のポイントをおさえた解答のプロセスを繰り返し練習することが合格へのカギとなるのです。

「スタディング 中小企業診断士講座」では、正しいフォームが自然と身に付く「ロジックマップ」による学習法を取り入れていて、合格に必要な下記のスキルをすべて鍛えることができます。

  • 解答の手順をパターン化し短時間で解答を作成する
  • 複数の採点基準を想定して、安全な解答を作成する
  • 与件文を解答の材料として使う
  • 問題文の指示と制約条件を読み飛ばさない
  • ロジックを明確にして解答に記述する


まとめ

今回は、中小企業診断士試験の一発合格(ストレート合格)について解説しました。

  • 中小企業診断士の一発合格率は4〜5%と非常に低い。
  • 独学での一発合格はさらに難易度が高くなる。
  • 短期間で一発合格を目指すのであればより、効率的な学習ができる通信講座がおすすめ。

働きながら一発合格を目指す方は、ぜひ「スタディング 中小企業診断士講座」をチェックしてみてください。

>>【記事一覧】中小企業診断士についてもっと知る

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