中小企業診断士は年収3,000万円や1億円に到達できる?

中小企業診断士は年収3,000万円や1億円に到達できる?

中小企業診断士は、比較的年収の高い職業として知られています。この記事では、中小企業診断士が年収3000万円や年収1億円といった高収入を実現することは可能なのか、統計データをもとに解説します。

中小企業診断士の取得を目指している方、診断士としてのキャリアに迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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中小企業診断士は年収3,000万円や1億円に到達できる?

中小企業診断士は年収3,000万円や1億円といった高収入を目指せるのでしょうか?

令和3年に一般社団法人中小企業診断協会が公表した「中小企業診断士活動状況アンケート調査」を参考に、中小企業診断士の年収相場を見ていきましょう。

コンサルティングに従事する診断士のうち、年間売上または年収で1,000万円以上が約30%

同資料では、年間売上または年収の回答結果が公表されており、コンサルティング業務の日数が年間100日以上の方のうち、約30%が1,000万円を超えています。

一般的に高収入とされる水準におよそ3人に1人が到達していることから、中小企業診断士の資格を取り、コンサルティングに従事することで高収入を目指せる可能性は高いといえるでしょう。

厳密には年間売上の場合も含まれるため、収入としてはもう少し小さい可能性もあります。

しかし、基本的にコンサルティングという大きな原価がかからないビジネスであることから、それに近い収入は得ているものと考えられます。

中小企業診断士の働き方としては、一般企業で企業内診断士として活躍したり、コンサルティング会社に就職・転職したりするほか、独立開業や副業といった資格の活用方法もあります。

年収1,000万円レベルであれば、コンサルティング会社で実績を積んだり、一般企業で管理職に就いたりすることで狙える水準だといえます。

中小企業診断士は経営に関する幅広い知識が身につく資格であることから、キャリアアップにもつながりやすいでしょう。

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コンサルティングに従事する診断士のうち、年間売上または年収で3,001万円以上は約5%

コンサルティング業務の日数が年間100日以上の方のうち、年間売上または年収が3,001万円以上と回答した中小企業診断士は約5%となっています。

20人に1人と考えると、簡単とはいえないものの決して非現実的な水準ではありません。

3,000万円以上の水準の収入を目指すとなると、企業やコンサルティング会社に雇用される形よりも、独立するほうが実現の可能性は高いといえるでしょう。

コンサルタントとしての付加価値を発揮し、多くのクライアントを抱えるようになることで実現が見えてきます。

年収1億円以上はごく少数と想定される

中小企業診断士で年収1億円以上の収入を得るのは相当に難易度が高いといえるでしょう。

前述のアンケートでは、コンサルティング業務の日数が年間100日以上の診断士のうち、年間売上または年収で3,001万円以上の割合が約5%であることから、年収1億円となるとさらに絞られることが想定されます。

自身でのコンサルティングだけでなく、組織化したうえで多くの案件を受注していく必要があるでしょう。

うまく仕組みを構築できれば、1億円という数字も不可能ではないかもしれません。

まとめ

本記事では、中小企業診断士が年収3000万円や年収1億円といった高収入を実現することは可能なのか、統計データをもとに解説しました。

ポイントをまとめると、以下の通りです。

  • コンサルティングに従事する中小企業診断士の約30%が、年間売上または年収で1,000万円以上となっている
  • 年間売上または年収で3,000万円以上の方も約5%おり、不可能ではない
  • 年収1億円以上となると組織化などによる規模の拡大が不可欠と思われる

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