
中小企業診断士は知名度のある国家資格ですが、ほかの資格と掛け合わせるダブルライセンスやトリプルライセンスにすることでより大きな強みとなります。
本記事では、トリプルライセンスの中小企業診断士になるメリットや、具体的な組み合わせをご紹介します。
複数の資格取得を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
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トリプルライセンスの中小企業診断士とは?
トリプルライセンスとは、その名の通り3つの資格を同時に保有している状態を指します。
異なる資格を掛け合わせることで、対応できる業務の幅が広がったり、強みを磨いたりといったメリットが得られます。
例えば、中小企業診断士と相性のよい資格としては以下のようなものが挙げられます。
- ITストラテジスト
- 情報処理安全確保支援士
- 社労士(社会保険労務士)
- 税理士
- 公認会計士
- 行政書士
- 簿記
- 弁理士
ダブルライセンスでも十分なメリットがありますが、トリプルライセンスを持つ診断士になればキャリアの選択肢が大きく広がることでしょう。

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トリプルライセンスの中小企業診断士になるメリット
トリプルライセンスの中小企業診断士になれば、以下のようなメリットを享受できます。
- 客観的な評価が高まる
- 専門性をアピールできる
- 自己成長につながる
それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。
客観的な評価が高まる
複数の資格を保有していることから、客観的な評価が高まります。
中小企業診断士だけを保有しているより、「中小企業診断士・公認会計士・税理士」や「中小企業診断士・社労士・行政書士」といったように複数の難関資格を名刺やプロフィールに記載できれば、「幅広く活躍している」「高度な専門性を持ち合わせている」といった印象を持ってもらいやすくなるでしょう。
複数の資格試験に合格しているという事実だけでも、「計画性を持ってやり遂げられる」「幅広い物事に対する理解力がある」など、人間性が高く評価されるはずです。
専門性をアピールできる
中小企業診断士は経営について幅広い知識が身につく資格ですが、一方で特定領域における専門性が高いとはいえません。
ダブルライセンスやトリプルライセンスになれば、中小企業診断士という経営全般に通じるベース知識に加え、別の資格の専門性がプラスされることになります。
例えば、税理士であれば税務や会計、社労士であれば社会保険や労務といったように、得意領域をプラスできるのです。
ただ「経営コンサルタント」と名乗るだけでは、ほかの中小企業診断士との差別化は難しいでしょう。
専門性をアピールするうえで、その他の資格と掛け合わせることは大きな強みとなります。

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自己成長につながる
複数の資格に挑戦することで新たな知識が身につき、コンサルタントとしての幅が広がる点もメリットです。
中小企業診断士の試験対策を通じてベースの知識が身についていても、営業やマーケティング、税務の専門家といえるわけではありません。
ほかの資格取得を目指すなかで専門的な知識が加わり、対応可能な業務が増えていくでしょう。
それにより、コンサルティングの際により深い分析が可能となるはずです。
中小企業診断士を含むトリプルライセンスの例
ここでは、トリプルライセンスを取得した方の例として、以下2つのパターンをご紹介します。
- 中小企業診断士・公認会計士・税理士
- 中小企業診断士・社労士・行政書士
これらは一例であり、このような難関資格ばかりを目指す必要はありません。
あくまで例として、トリプルライセンスを検討する際の参考にしてみてください。
中小企業診断士・公認会計士・税理士
1つ目は、中小企業診断士・公認会計士・税理士の3つを取得するパターンです。
こう聞くと大変そうに聞こえるかもしれませんが、実は公認会計士になると税理士として登録するための資格が得られます。
税理士試験の合格が不要となるため、イメージよりもハードルは低いといえるでしょう。
それでも、公認会計士試験だけでも非常に難易度が高い試験であることは間違いないため、しっかり計画を立てたうえで挑戦する必要があります。
中小企業診断士・公認会計士・税理士の3つを取得すれば、会計・税務に強い経営コンサルタントとして活躍できるでしょう。
数字の面から経営を深く分析できれば、より客観的かつ的確なアドバイスができるようになるはずです。

中小企業診断士と公認会計士の違いは?
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中小企業診断士・社労士・行政書士
2つ目は、中小企業診断士・社労士・行政書士の3つを取得するパターンです。
これらを取得することで、人事労務や法務に強い経営コンサルタントとして活躍できる可能性が高まります。
政府が推進する働き方改革の影響もあり、人事制度を見直す企業は少なくありません。
経営コンサルタントとして、人事労務の面からも的確なアドバイスができれば、サポートの幅が広がります。
また、行政書士レベルの法律知識があることも、コンサルティングの際に役立つ場面は多いでしょう。
まとめ
本記事では、本記事では、トリプルライセンスの中小企業診断士になるメリットや、具体的な組み合わせをご紹介しました。
改めて内容をおさらいしましょう。
- トリプルライセンスの中小企業診断士になれば、客観的な評価や専門性の向上、自己成長が期待できる
- 中小企業診断士は経営全般を広くカバーする資格
- プラスアルファの資格を取得することで、独自の専門性・強みが加わる
- 具体例として、「中小企業診断士・公認会計士・税理士」や「中小企業診断士・社労士・行政書士」を取得するケースがある
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