公務員が中小企業診断士を取得するメリット・注意点とは

中小企業診断士は公務員の方が取得してもメリットの大きい資格です。
しかし、具体的にどのように活用できるのかイメージが湧かない方もいるでしょう。

本記事では、公務員が中小企業診断士を取得する具体的なメリットや注意点を解説します。
公務員と中小企業診断士の組み合わせに興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

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目次 Contents

公務員が中小企業診断士を取得するメリット・注意点とは


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公務員が中小企業診断士を取得するメリットとは

公務員が中小企業診断士を取得するメリットとしては、以下の2点が挙げられます。

  • 公務員の業務に活かせる場合がある
  • 転職や独立の可能性が広がる


公務員の業務に生かせる場合がある

公務員が中小企業診断士の資格を取得すると、その知識やスキルを自身の業務に生かせる場合があります。

中小企業診断士の役割は企業の経営状況を分析し、課題解決や成長のための具体的なアドバイスをすることです。

公務員の業務においては、自治体の状況や課題を分析し、地域の強みや弱み、ほかの自治体と差別化できるポイントなどを抽出する際に知識を活用できます。


また公務員として、自治体に所属する企業の経営者と話す機会がある場合も、中小企業診断士の知識が役立つはずです。

中小企業診断士は幅広い視点で企業の強み・弱みを見極められるため、企業の課題や成長戦略をより深く理解できるでしょう。

中小企業診断士のスキルは公務員の業務に役立つ場面が複数あり、資格を取得するメリットがあるといえます。


関連記事:中小企業診断士とは?どんな仕事?試験制度は?


転職や独立の可能性が広がる

中小企業診断士の資格を取得すれば、転職や独立の可能性も広がります。

現在公務員として働いていても、将来を見据えて別の選択肢も検討しておきたいという方におすすめです。

中小企業診断士の資格は企業分析や経営に関する知識の幅広さを証明できるものであり、転職でのアピールや独立時の顧客開拓などで役立つでしょう。


また、取得すること自体が難易度の高い資格であるため、合格したこと自体が客観的な評価を高めてくれる可能性もあります。

中小企業診断士協会の「中小企業診断士活動状況アンケート調査(令和3年5月)」によると、回答者の約半数が「中小企業診断士として独立している」と答えており、年間売上または年収が1,000万円以上にのぼる方も少なくありません。

中小企業診断士の資格を取得すれば、将来的な転職や独立開業が現実的な選択肢になるでしょう。


関連記事:中小企業診断士は転職に有利?キャリアチェンジ体験談や転職先を紹介

関連記事:中小企業診断士で独立開業したい!成功の5つのポイント


公務員が中小企業診断士を取得するうえでの注意点

公務員が中小企業診断士を取得することには、メリットだけでなく以下のような注意点もあります。

  • 必ずしも関連する業務に就けるとは限らない
  • 立場上支援が難しいケースもある
  • 資格を維持・更新できない可能性がある

メリットと注意点をどちらも把握したうえで、資格取得を検討しましょう。


必ずしも関連する業務に就けるとは限らない

公務員が中小企業診断士を取得しても、必ず資格に関連する業務を担当できるとは限りません。

地域の企業支援といった資格を活かせる業務を希望しても、望み通りになるかどうかはわからないからです。

また、仮に配属されたとしても数年後には人事異動によって部署が変わる可能性もあります。


ただし、資格を直接活かせる部署でなかったとしても、中小企業診断士の資格取得で得た知識やスキルが業務に役立つ場面は多いでしょう。

経営や財務の状況を分析して解決に導く力は、多くの業務で必要とされるはずです。

また、地域振興のためのプロモーションや行政計画の立案、人事制度の見直しといった業務にも中小企業診断士の知識を活かせます。

関連する業務に就けるとは限らないものの、資格取得のために身につけた知識やスキルが無駄になることはないといえます。


立場上支援が難しいケースもある

中小企業診断士を取得し、地域企業の相談に乗る機会があっても、立場上支援が難しいというケースもあります。

公務員は中立性を保ったうえで業務に従事する必要があるほか、経営コンサルティングがメインの業務ではないからです。

苦境に陥っている企業にアドバイスをしたくても、一定以上の干渉が許されないというケースもあるでしょう。

せっかく培った知識をフルに活用できず、もどかしい思いをするかもしれません。


資格を維持・更新できない可能性がある

公務員が中小企業診断士の資格を取得した場合、資格の維持や更新に気を付ける必要があります。

中小企業診断士は更新が必要な資格であり、そのためには「専門知識補充要件」と「実務要件」の2つを満たす必要があります。

後者の実務要件については「診断助言業務等」への従事によって満たすのが一般的ですが、公務員としての業務で満たすのは難しいといえるでしょう。

中小企業診断士の資格は登録から5年間有効ですが、その後の更新要件をどのように満たすかよく検討しておく必要があります。


関連記事:中小企業診断士の更新は5年に1回!要件・研修・維持費用は?


公務員は中小企業診断士の試験で免除が受けられた?

以前、公務員は中小企業診断士の1次試験を免除されていました。

しかし、現行の試験制度では免除対象となっていないため、一般の受験者と同様に合格する必要があります。

ただし、中小企業診断士の試験には特定資格の保有や前年度試験の科目合格による免除の制度があります。

免除制度をうまく活用し、計画的に合格を目指すのがよいでしょう。


関連記事:中小企業診断士試験の免除制度を解説!資格保有・対象科目は?


まとめ

本記事では、公務員が中小企業診断士を取得する具体的なメリットや注意点を解説しました。

ポイントをまとめると、以下の通りです。

  • 公務員が中小企業診断士を取得すれば、業務に活かせたり転職や独立の可能性が広がったりする
  • 公務員としての活躍の幅を広げたい人や、将来的に別の選択肢を検討したい人におすすめ
  • ただし、資格を取得しても関連業務に就けないケースや立場上支援が難しいケースはある
  • 中小企業診断士の有効期間は5年であり、更新にも気を付ける必要がある

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