中小企業診断士の活動に名刺は必要?
中小企業診断士の活動に名刺は必要なのか、ここでは以下3つのポイントを見ていきましょう。
- 名刺交換の機会は多い
- 独立するなら必須
- 企業勤めの場合は勤務先に確認すべき
名刺交換の機会は多い
中小企業診断士としての活動を始めると、人と出会う機会が増える傾向にあるため、名刺交換の機会もそのぶん多くなるでしょう。
中小企業診断士試験に合格した直後でさえ、実務補習のなかで同じグループのメンバーや指導員とコミュニケーションをとるはずです。
そのほか、研究会や交流会に参加したり、チームで企業支援を行ったりといったように、人と関わる機会が多く訪れます。
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自身のプロフィールや得意分野などを記した名刺があれば、初対面の相手にも覚えてもらいやすくなります。
特に将来的に独立を考えている方は、勤務先での業務以外の部分で人脈を築いておくことが重要です。
名刺交換は人脈づくりの最初の一歩になるため、ぜひ作成しておくべきだといえます。
独立するなら必須
中小企業診断士として独立する場合、過去に勤務した企業などとは関係なく個人として記憶してもらうことが重要です。
そのため、中小企業診断士としての自身の強み、連絡先などをまとめて伝えられる名刺は必須だといえます。
将来的なクライアント候補となる経営者・企業担当者に出会っていたとしても、名刺を渡していなければ連絡がもらえる可能性は低いでしょう。
出会った時点ではニーズがなくても、課題に直面したタイミングでビジネスチャンスが生まれる可能性は十分あります。
「〇〇さんに相談してみよう」と思ったときに得意分野や連絡先がわからなければ、気づかないうちにチャンスを逃してしまうことになります。
企業勤めの場合は勤務先に確認すべき
企業勤めの場合、勤務先の名刺に「中小企業診断士」と明記できるのか確認してみましょう。
企業内診断士として活躍を目指す場合は、勤務先の名刺に記載することで経営分析が強みであることを周囲に適切に伝えられます。
関連記事:中小企業診断士とは?取るべき人や取得メリット、試験のポイントなどを解説
勤務先の名刺への記載が不可である場合や、個人としての活動に注力したい場合は、中小企業診断士としての名刺を個人で作成するのがよいでしょう。
場面に応じて名刺を使い分けられます。
中小企業診断士の名刺に記載すべき内容は?
中小企業診断士としての名刺を作成する際は、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 名称は「経済産業大臣登録 中小企業診断士」とする
- 未登録の場合は「登録予定」と明記する
- 得意な領域や強みも記載する
名称は「経済産業大臣登録 中小企業診断士」とする
中小企業診断士としての名刺には、資格名を正式名称で記載することが大切です。
「診断士」や「企業診断士」などの略称は避け、「中小企業診断士」と記載しましょう。
また、「経済産業大臣登録 中小企業診断士」とすることで正式に登録を受けた診断士であることを伝えられます。
英文での表記が必要な場合は、中小企業診断士協会の公式サイトに記載されている「Small and Medium Enterprise Management Consultant」を使用するのがよいでしょう。
未登録の場合は「登録予定」と明記する
中小企業診断士試験に合格したあと、正式に登録を受ける前であっても名刺の作成は可能です。
実務補習や実務従事の際に名刺を用意しておけば、将来に向けた人脈作りに役立つでしょう。
ただし、登録前であることがわかるよう「中小企業診断士(登録予定)」などと記載するのが適切です。
得意な領域や強みも記載する
中小企業診断士としての名刺を作るなら、得意な領域や強みも記載しておくとよいでしょう。
さまざまな中小企業診断士がいるなか、自身の専門性を明確に伝えておくことで相手の記憶に残りやすくなります。
事業課題に直面した際、「〇〇が得意なコンサルタントがいたな」と思い出してもらえれば、ビジネスにつながる可能性が高まります。
まとめ
本記事では、中小企業診断士の活動に名刺は必要なのかどうかや、名刺に記載すべき内容をご紹介しました。
ポイントをまとめると、以下の通りです。
- 中小企業診断士を取得すると、名刺交換の機会が増える傾向にある
- 特に中小企業診断士として独立する場合、人脈づくりのため名刺は必須
- 名刺上の名称は「経済産業大臣登録 中小企業診断士」とする
- 得意な領域や強みを記載することで、ビジネスにつながる可能性が高まる
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