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独学?通学?中小企業診断士の勉強法

中小企業診断士試験にチャレンジするにあたり、どんな勉強方法で臨むかは大切な問題。勉強方法の選択を間違えると、結果的に遠回りしてしまうことも。まずは、現段階でのレベルがどの程度か把握したうえで、自分に合う方法を選ぶことが重要です。

勉強方法を決める前に、知っておきたいこと

中小企業診断士試験の勉強をはじめる前にまず行いたいことは、現時点でのレベルがどの程度であるか、それをしっかり見極めることです。それによって、必要な勉強時間と勉強量が見えてきて、その情報が勉強方法を決めるひとつの基準にもなります。

はじめて試験にチャレンジする方は、試験合格に必要な知識を一から習得する必要があるでしょう。専門性の高い国家資格試験だけに、生半可な勉強時間では合格できません。試験合格のために必要な勉強時間と勉強量は人それぞれですので、まずは「己を知ることから」はじめて、学習スケジュールを組んでください。

この「己を知る」作業は、勉強をはじめてからも非常に大切となります。「今の時点では経営分析と経営法務の得点が足りないから、まだ○○時間勉強する必要がある」というふうに、必要タスクの絞り込みができて、限られた時間でも有効活用につながります。リアルタイムでの客観分析は学習期間中、常に必要です。

話を元に戻すと、自分が分からなければ、勉強方法も定まりません。勉強方法を決める段階でつまずけば、挫折の原因にもなりますし、いろんな意味で大きなロスを生み出します。合格という目標に一歩でも近づくためにも、最初の段階でよく検討して、あなたなりの勉強方法を見つけましょう。

独学のメリット・デメリット

独学で国家試験合格を勝ち取ると言うタスクは、魅力的であり、モチベーションの原動力にもなります。しかし、現実はそう簡単でないことも知る必要があります。

独学のメリット

独学で勉強をはじめれば、必要最小限の出費で済みます。また、誰にも干渉されず、自分の好きなように気楽に勉強できるところも、独学のメリットです。仮に自分ひとりの力だけで合格できたとすれば、「誰の力も借りずに国家資格の合格を勝ち取った」と自慢できるとともに、自分自身への大きな自信につながるでしょう。その意欲が、学習を続けるエンジンになる場合もあります。


独学のデメリット

学習スケジュールや勉強方法などをプロデュースするのは、すべて自分自身です。間違った勉強方法をしていても、誰もアドバイスしてくれる人はいません。参考書選びで失敗すれば、別の一冊を新たに購入する必要があるなど、出費がかさんでしまうケースもあります。遠回りや挫折のリスクもあり、せっかく積み上げた学習も無駄になってしまう恐れも否定できません。


通学のメリット・デメリット

国家試験クラスの難題になると、多くの受験者は通学する方法を選びます。もちろん、この方法にもメリット・デメリットの両面があります。


通学のメリット

資格学校は、数多くの試験合格者を生み出してきた実績があることかあら、どうすれば最短での合格が可能か、そのノウハウを持っています。専門講師による直接指導が受けられる学習環境は、初学者にとって理想的と言えるでしょう。周囲には同じ目標を持つ仲間がいて刺激になり、モチベーションも高められます。分からないことがあても講師に質問できるため、理解も進みやすいでしょう。法改正や試験の合格率、先輩の体験談など、受験者が知りたい情報も比較的得られやすい環境であることも魅力です。


通学のデメリット

入学金や受講料などを収める必要があり、その額は決して小さくありません。また、講師は個人の理解度や学習量に合わせてくれませんので、分からないことをそのままにしていたらどんどん置いていかれます。ただ教えられたことを頭に入れようとする「受け身」の姿勢になりがちなところも、通学の落とし穴と言えるでしょう。

自分に合う勉強方法を選ぼう

目標は中小企業診断士試験に合格することであり、勉強方法はその手段に過ぎません。それぞれの勉強方法の特徴を理解したうえで、自分にもっとも合う方法を選ぶことが大切です。

「勉強が苦手」「どんな勉強方法がふさわしいか自分では分からない」という方は、独学は向いていないかもしれません。特にビジネス系や法律系の資格試験は専門性が高く、受験すると決めた以上はそれなりの覚悟を持って挑まないと合格は困難です。タフな精神力も求められます。


誰かがサポートしてくれる学習環境であれば、自分では分からない課題も発見できて、必要な学習時間の設定もしやすくなるかもしれません。「どれくらいの勉強時間が必要か分からない」という方にとってもおすすめです。

資格の取得は、自分への投資と言う要素もあります。いずれの勉強方法を選択するにしても、お金の問題だけを判断材料にせず、さまざまな角度から検討を加えることが大切です。


監修 市岡 久典

中小企業診断士
ITコンサルタントとして働きながら、中小企業診断士試験に合格。 その後、ベンチャー企業の経営企画部門の責任者を経て独立。現在は独立診断士として、中小企業診断士講座講師、創業支援、事業計画策定、資金調達、 経営管理、事業再生など、幅広い分野で中小企業のコンサルティングを行う。

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