もちろん英語への適性は人によって差がありますが、ネイティブスピーカー・帰国子女でない限り学習せずにTOEICのスコアがアップする人はいません。順調にスコアを上げている人は、例外なく相応の勉強を休みなくしています。もっとも重要なのは、効率の良い方法を見つけることや英語センスではなく、「学習の継続」なのです。
「〇〇するだけであっという間にスコアアップ」といったアピール文の教材やスクールも見受けられますが、やはり言語学習の基本は「継続は力なり」。とりわけ、2016年5月以降の新形式TOEICでは問題内容が見直され、小手先の技術でのスコアアップが難しくなっています。TOEICのハイスコアにとどまらない実践的な英語力を身に着けるためにも、やはり学習を継続するしかないのです。
周りを見渡すと、自分よりも早くスコアアップしている人がいるかもしれません。「何か勉強の秘訣があるのだろうか?」と考えるかもしれませんが、大半が学習を地道に続けているだけです。スコアアップのために、継続以上の近道はないということを最初に覚えておきましょう。
1日だけ長時間勉強したとしても、勉強しない日が何日も続いてしまうと意味がありません。一方で、短すぎる勉強を毎日続けるのも考えものです。まずは、1日に確保したい勉強時間を考えてみましょう。
続いて、確保したい勉強時間を毎日の生活のなかに割り振ります。朝起き後、通勤時間、夜寝る前など、毎日のなかに勉強を組み込んでください。「この時間には復習をする」「この時間には単語の学習をする」など、各学習時間の学習内容を決めておくことも大切です。
学習時間の確保が難しいという方もいるかもしれません。しかし、毎日を見直してみると、想像以上に無駄な時間があるものです。テレビを見ていた時間を切り詰めたり、朝早く起きたりして勉強時間を確保している方はたくさんいます。
自分なりの学習ルーティンを決めたら、そのルーティンを継続してみましょう。ひとまず目指していただきたいのが3週間の継続です。一般的には、3週間ルーティンを継続できると習慣化すると考えられています。
普段の生活を見直し、毎日の勉強時間を確保するだけでも大きなスコアアップが期待できます。さらに早くスコアアップしたい場合は、スキマ時間を活用するように意識してみてください。電車での移動中やふと生まれた休憩時間など、勉強できないと思っていた時間にも「スキマ」ができることがあります。
TOEIC対策を行っている期間は、スキマ時間にすぐ学習できるよう常に学習アイテムを携帯しておくのがおすすめです。近年は、ポケットサイズの単語帳やTOEIC対策本が多数出版されています。スマートフォンをお持ちの方であれば、英語学習アプリを使うのもいいでしょう。
スキマ時間に多くのことを勉強することはできませんが、最終的にはこうした小さな積み重ねが実を結びます。特に、毎日の生活のなかでまとまった時間を確保するのが難しい方にとっては、スキマ時間をフル活用することが大切です。
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一部の例外を除き、すぐにスコアアップしている人はそれ相応の勉強をしています。効率の良い方法にこだわらず、まず勉強を継続するように意識してみてください。TOEICに限らず、語学をスピーディーに上達させるには継続以上の近道はないということを覚えておきましょう。
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