TOEIC・リスニングセクションの最後にはPart4が待っています。
こちらでは、Part4でスコアを伸ばすための対策についてご案内します。
Part4の基本情報
攻略のためにはまず基本のおさらいです。Part4の基本情報を今一度把握しておきましょう。
問題形式:説明文問題 問題数:30(3問×10) 選択肢:4 解答時間(問題間の間隔):約8~12秒 |
トークを聞き問題に答えます。話者は1人です。問題文と選択肢は用紙に記載されていますが、トークの内容は印刷されていません。アナウンスやスピーチ、電話メッセージなどさまざまなシチュエーションのトークが出題されます。一部、図表が資料として添付されている問題もあります。
トークのボリュームは、Part3の会話と同程度。どちらが難しいと感じるかは人それぞれですが、Part4のほうがフォーマルな表現が使われる傾向があります。Part3と同様に大きな得点源でもあるため、ハイスコアを目指すうえではしっかりと対策しなければならないPartです。
具体的なPart4対策
続いて、具体的なPart4対策をご紹介していきます。
・先読みは基本
TOEICはタイムマネジメントが重要な試験です。リーディングセクションではスピードが求められますが、リスニングセクションでも時間を無駄にはできません。Part3、4では、空き時間を利用して記載されている問題の先読みを行います。
特にディレクションの時間を有効活用することは重要です。Part4の概要を理解しているのであれば、ディレクションに耳を傾ける必要はありません。Part4のディレクションは約30秒ありますので、多くの問題を先読みできるはずです。
問題を先読みすると、どんなトークが再生されるのがある程度予測することができます。Part4は話者が1人なことから、シチュエーションのイメージが難しく感じるかもしれません。問題を可能な限り先読みしてシチュエーションを想像しておくことは大切です。
・意図問題に注意
「What does the speaker mean when he/she says “〇〇〇”?」のように、トークに出てきた言葉を取り上げて、なぜ話者がそう言ったのか、という意図を問う問題があります。取り上げられている言葉は状況によってさまざまな意味に変わるため、単体で意図を探ることはできません。トーク中の前後の話から正確な意図を知る必要があります。
先読みをしておくと発言の意図を問われている言葉を事前に知っておくことができますが、単にその言葉を探すだけではなく、どういった流れでその言葉が登場したのかを理解しなければならないため注意が必要です。話の流れのなかでつじつまが合う選択肢を選びましょう。
・英語耳の習得を目指す
英語をスムーズに聞き取るためには、「英語耳」が求められます。リスニングセクションの山場であるPart3、4では本格的な英語耳が必要です。事前対策では、ディクテーションやシャドーイングといったトレーニングで、可能な限り英語耳の習得を目指しましょう。
日本語を日常的に使う日本人にとって、英語耳の習得が難しいのも事実です。当日までに十分にトレーニングしていたとしても、試験直前に気を抜くと英語耳のスイッチがオフになってしまうことがあります。イヤホンなどで直前まで英語の音声を聞き、英語耳のスイッチを切らさないようにするのが大切です。
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Part4の対策についてお話ししました。リスニングセクションの集大成といえるPartのため簡単ではありませんが、しっかりとPartの特徴を知り、事前対策をとれば良いスコアをとれるはずです。後にリーディングセクションに臨むためにも、ストレスなく解けるようにしておきましょう。
TOEIC攻略法・Part5を読む |
(参考)GOTCHA!