大学1年生のTOEIC®平均点は何点?受験のメリットや勉強のコツも紹介

大学に入学し、英語学習の目標として「TOEIC®を受けてみようかな」と考えている人もいるのではないでしょうか? 

大学1年生は、無理なく効率的にTOEIC®のスコアを高められる時期でもあります。

ぜひTOEIC®受験に向けて歩み出してください。

この記事では、大学1年生のTOEIC®平均点や受験のメリット、注意点などを紹介します。

TOEIC®受験を検討している大学1年生の参考になれば幸いです。

【テスト種類別】大学1年生のTOEIC®平均点 

TOEIC®には、個人で申し込み受験する「公開テスト」と、学校や企業などの団体が主催者となり実施する「IPテスト」があります。

それぞれのテストにおける大学1年生の平均点をみていきましょう。

公開テスト

2023年度の公開テストにおける、大学1年生の平均点は549点です。

以下の表に、大学1年生の平均点と大学生全体の平均点をセクション別にまとめました。

リスニングリーディング合計
大学1年生300248549
大学生全体325271596

【参考】IIBC「TOEIC® Program DATA&ANALYSIS2024 2023年度受験者数と平均スコア」

大学1年生の平均点は、リスニング・リーディング・合計のすべてにおいて、大学生全体の平均点よりも低くなっています。

これは2023年度に限ったことではなく、それ以前から見られる傾向です。

IPテスト

2023年度のIPテストにおける、大学1年生の平均点は454点です。

以下の表に、大学1年生の平均点と大学生全体の平均点をセクション別にまとめました。

リスニングリーディング合計
大学1年生252201454
大学生全体264208471

【参考】IIBC「TOEIC® Program DATA&ANALYSIS2024 2023年度受験者数と平均スコア」

公開テストと同様、大学1年生の平均点は、リスニング・リーディング・合計のすべてにおいて大学生全体よりも低くなっており、この傾向は現在データが公開されている2019年度以降続いています。

【テスト種類別】大学生のTOEIC®平均点

ここからは、大学生の学年や専攻によるTOEIC®平均点の傾向について解説していきます。

TOEIC®の平均点についてはこちらの記事でも解説しています。

高校生・社会人の平均点や、TOEIC®受験が就職活動に役立つかどうかを知りたい方は参考にしてください。

公開テスト

2023年度の公開テストにおける大学生の平均点は、以下のとおりです。

リスニングリーディング合計
大学1年生300248549
大学2年生318262580
大学3年生328272599
大学4年生332279611

【参考】IIBC「TOEIC® Program DATA&ANALYSIS2024 2023年度受験者数と平均スコア」

学年が上がるにつれて平均点が高くなる傾向があるとわかります。

理由のひとつとして、学年が上がると、就職活動のためにTOEIC®対策を始める学生が増えることが考えられます。

IPテスト

2023年度のIPテストにおける大学生の平均点は、以下のとおりです。

リスニングリーディング合計
大学1年生252201454
大学2年生264204468
大学3年生290225515
大学4年生304242545

【参考】IIBC「TOEIC® Program DATA&ANALYSIS2024 2023年度受験者数と平均スコア」

IPテストでも、学年が上がるにつれて平均点が高くなる傾向がみられます。

また、IPテストにおいては専攻別の平均点も公開されています。

以下の表に平均点が高い順にまとめました。

リスニングリーディング合計
語学・文学系(英語専攻)302226528
国際関係学系294225519
医・薬学系268223491
語学・文学系(英語専攻以外)271212483
社会学系267210476
商学・経済・経営系262210472
法学系259213472
情報科学系256206462
理・工・農学系252202454
教育・教養系252196448

【参考】IIBC「TOEIC® Program DATA&ANALYSIS2024 2023年度受験者数と平均スコア」

語学・文学系(英語専攻)や国際関係学系は平均点が高く、理・工・農学系や教育・教養系は低くなっています。

これは、専攻によって英語に触れる時間数や英語の必要性などが異なるためだと考えられます。

大学1年生がTOEIC®を受ける3つのメリット

大学1年生がTOEIC®を受けることには多くのメリットがあります。

ここでは以下の3つをピックアップしました。

  • 英語力を効率的に高められる
  • 留学やワーキングホリデーに挑戦しやすくなる
  • 就活に生かせる

それぞれ見ていきましょう。

英語力を効率的に高められる

大学1年生は、大学受験からあまり時間が経っていないため、受験時の英語力がある程度維持されています。

元々の英語力を生かしながら、TOEIC®に特化した勉強を進めることで、短期間で効率的にTOEIC®スコアをアップできるでしょう。

また大学1年生なら、時間に融通がききやすいと考えられます。

ゆとりを持った学習計画を立てられるため、無理なく着実に英語力を高められます。

留学やワーキングホリデーに挑戦しやすくなる

TOEIC®の勉強を進めていくうちに、英語力に自信を持てるようになったり、学んだ英語を活用したいと考えたりする人も出てくるでしょう。

そのような場合は、留学やワーキングホリデーに挑戦してみてはいかがでしょうか。

TOEIC®の勉強をしていれば、日常生活における実践的な英語力が身についているため、留学やワーキングホリデーに挑戦する際のハードルが下がる可能性があります。

留学やワーキングホリデーに挑戦すると、視野を広げられたり柔軟な思考や適応力を身につけられたりといったことが期待できます。

大学生のうちにこのような経験をすることで、将来の選択肢が広がるかもしれません。

就活に生かせる

TOEIC®のスコアを採用時の要件・参考にしている企業は多く見られるため、TOEIC®で高得点を取得していると、就活で有利になる可能性があります。

大学1年生なら就活までに時間があるので、無理のないペースでスコアアップを目指せます。

目標スコアを定め、計画的にスコアを高めていきましょう。

一般的には600点以上が就活でアピールできる目安となっています。

何点を目指せばよいかわからない場合は、600点超えを目標にしてみるのもよいでしょう。

また、就活の面接では「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」をよく聞かれます。

TOEIC®の学習をどのように進めたのか、うまくいかないときにどのように乗り越えたのかといった経験は、ガクチカとしてアピールできます。

TOEIC®を受験することで、英語力だけでなく、その経験もアピールできるでしょう。

大学1年生がTOEIC®を受ける際、注意すべき2つのこと

大学1年生がTOEIC®を受ける際、以下のような注意点もあります。

  • TOEIC®対策に集中しすぎると英語力がかたよることがある
  • 大学1年生で取得したTOEIC®スコアを就活で使えるとは限らない

ひとつずつ説明します。

TOEIC®対策に集中しすぎると英語力がかたよることがある

一般的にTOEIC®と言われる「TOEIC® Listening & Reading Test」では、4技能のうちリスニングとリーディングのみがテストされます。

TOEIC®対策としてリスニングとリーディングのみの勉強に集中しすぎると、英語力がかたよる可能性があります。

また、TOEIC®で高スコアをとるには、出題形式や問題の傾向を把握したりテクニックを活用したりするといったTOEIC®に特化した対策が有効です。

しかし、そのような対策にばかり注力してしまうと、他の試験に活用できない、英語でのコミュニケーション能力が育たないなどのリスクも考えられるため、注意が必要です。

大学1年生で取得したTOEIC®スコアを就活で使えるとは限らない

大学1年生で高スコアを取れたとしても、そのスコアを就活で使えるとは限りません。

TOEIC®開発元であるETSは最新スコアの参照を推奨しており、TOEIC®スコアの有効期限を2年に設定しています。

これとは別に独自に有効期限を設けている企業もあります。

スコアを取得した時期やスコア提出先の企業にもよりますが、大学1年生時点でのTOEIC®スコアを就活に使えない場合がある点は知っておきましょう。

企業が独自の有効期限を設けていない場合は、2年以内のスコアを提出するのが基本です。

2年以上前のスコアを提出しても問題はありません。

しかし、今の英語力と差異があるのではないかと考えられ、正しい評価につながらないことも考えられますので注意してください。

大学1年生におすすめのTOEIC®勉強のコツ3選

大学1年生に限らず、TOEIC®の勉強は単語や文法などの基礎力の強化と、実践練習の反復が基本です。

基本を押さえたうえで、ここではTOEIC®の勉強のコツを3つ紹介します。

  • 勉強を継続できる仕組みを作る
  • モチベーションを維持できる工夫をする
  • 定期的にTOEIC®を受験する

勉強を継続し、スコアアップを目指しましょう。

なお、より具体的なTOEIC®勉強法についてはこちらの記事で紹介しているので、参考にしてください。

勉強を継続できる仕組みを作る

TOEIC®の勉強をしたからといって、すぐに目標スコアを取得できるわけではありません。

目標スコアに達するには、継続的な勉強が必要です。

とくにTOEIC®を就活に生かしたい場合は、数年間にわたり勉強を続けることになるため、無理なく勉強を続けられる仕組み作りが大切です。

具体的には、毎日の小さな目標を決めることから始めてみましょう。

「1日に単語を10個覚える」「毎日15分リスニング音源を聞く」というように、具体的な行動や時間を設定するのがおすすめです。

勉強の習慣化やスキマ時間の活用が、勉強を継続できるかどうかのポイントになります。

モチベーションを維持できる工夫をする

勉強を継続するには、モチベーションの維持も欠かせません。

モチベーションを維持するには、TOEIC®を受ける目的(ゴール)を明確にし、達成に向けて目標を細分化するのが効果的です。

たとえば、ゴールを「就活でアピールするためTOEIC®700点を取得する」と設定したら、その前に「3カ月後に500点」「1年後に600点」といった小さな目標をいくつか設定するイメージです。

目標を達成したら、おいしいものを食べる、好きなアイテムを購入するなど、自分にご褒美を用意するのもよいでしょう。

定期的にTOEIC®を受験する

学習の成果を確認するため、定期的にTOEIC®を受験しましょう。

今の英語力や学習の進捗を把握できるだけでなく、課題の発見にもつながります。

なお、TOEIC®の公開テストを継続して受験する場合、リピート受験割引があります。

受験した次の試験日から翌年同月までに実施されるテストのうち1回が、割引価格で申し込める制度です。

お得に受験できるので、定期的にTOEIC®を受験する場合は活用してみてください。

【参考】IIBC「TOEIC® Listening & Reading公開テストのリピート受験割引」

まずは大学1年生の平均点を目指してTOEIC®の勉強を進めよう

大学1年生のTOEIC®平均点や受験のメリット、勉強のコツなどを解説しました。

  • 大学1年生のTOEIC®平均点(2023年度)は公開テスト549点、IPテスト454点で、いずれも大学生全体と比べると低い
  • 大学生のTOEIC®平均点は学年や専攻によって差がある
  • 大学1年生がTOEIC®を受けると、英語力を効率的に高められたり、留学やワーキングホリデーに挑戦しやすくなったりといったメリットがある
  • 大学1年生がTOEIC®を受ける際、注意点もあるので理解しておこう
  • TOEIC®の勉強は語彙・文法力の強化や実践練習に加え、勉強の継続が必要。継続できる仕組みを作ろう

大学1年生はほかの学年の大学生よりも、無理なく効率的にTOEIC®のスコアアップを目指せます。

「まだ大学1年生だからTOEIC®を受けなくてもいいかな」と考えている人もいるかもしれませんが、英語力を高められるチャンスととらえ、TOEIC®の勉強を進めてください。