【2023年】TOEICの受験料情報
2023年現在、TOEIC Listening & Readingの受験料は7,810円(税込)です。
この章では、TOEICの受験料の推移や値上げの理由について見ていきましょう。
TOEICの受験料は改定されている
TOEICの受験料はこれまでにたびたび改定されています。
1番最近では、2021年10月実施回(第278回、第279回)より、受験料が改定されました。
従来の6,490円から7,810円に変更され、1,320円の値上げとなっています。
ちなみに2020年3月実施回以前の受験料は5,830円で、今より約2,000円安くTOEICを受けることができました。
TOEICの受験料が値上げされた理由は?
TOEICの受験料が値上げされた理由の一つに、新型コロナウイルスの流行があげられます。
感染予防対策のため、2020年10月実施回以降、テストは午前・午後の2回に分けて実施されるようになりました。
それに伴う会場使用料の増加だけでなく、感染予防のための資材費や人件費なども増加しており、今回の受験料値上げにつながったのです。
TOEICを主催する一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)は、「安心・安全な試験環境のもとでテストの品質や信頼性を維持していくために、価格改定が必要であった」と説明しています。
受験料の値上げは仕方のないこととはいえ、受験者にとっては喜ばしいものではありません。
次の章では、少しでもTOEICをお得に受験できる方法について解説していきます。
TOEICの受験料が割引になる方法3つ
ここからは、TOEICの受験料が割引になる以下の3つの方法について解説します。
- リピート割引を使う
- 学校や会社の制度を利用する
- 団体割引を使って受験する
ご自身に当てはまるものがあれば、ぜひ活用してください。
1.リピート割引を使う
TOEICには、お得なリピート割引の制度があります。
公式サイトで受験を申し込むと、試験を受けた半年後から3カ月間のうち、1回は割引価格で受けられます。
リピート割引を使用すると、TOEIC公開テストの受験料は7,150円になり、通常よりも660円お得です。
たとえば、2023年1月の公開テストを申し込んだ場合、その半年後の2023年7月から2023年9月の間に実施される公開テストのうち、1回は割引が適用されます。
なおリピート割引に使用回数の上限はなく、何度でも使用できます。
半年に1回TOEICを受験するとすれば、2回目以降はずっとリピート割引の価格で受験が可能です。
TOEICを定期的に受験する人は、リピート割引を検討してみましょう。
ただし注意点もあります。
リピート割引は、前回申し込み時と同じアカウントを利用したときのみ、適用可能です。
また、振替受験や団体一括受験の場合にはリピート割引が適用されないことにも注意が必要です。
2.学校や会社の制度を利用する
TOEICには、学校や会社など所属している団体の割引制度を利用できる場合もあります。
所属団体がIIBCの賛助会員の場合、TOEICの受験料の割引が適用されます。
公開テストの場合は通常7,810円のところが6,710円に、IPテストの場合は通常4,230円のところ、3,130円で受験可能です。
どちらも1,100円引きでお得に受験できるので、自分の所属する団体が該当するか確認してみるとよいでしょう。
また賛助会員割引以外でも、学校や会社独自でTOEICの受験料の補助制度を設けている場合があります。
団体によっては公開テストが年に1回無料で受けられるなど、かなり大きな額を補助してくれる場合もあるので、ぜひ一度確認してみてください。
学校や会社の制度を利用した場合の申し込み方法やテストの日程などは、団体によって異なります。
ご自身で問い合わせておきましょう。
3.団体割引を使って受験する
ほかにも、団体割引を使って受験すれば、TOEICの受験料をおさえることができます。
TOEICでは公開テストとは別に、団体特別受験制度(IPテスト)があります。
学校や会社ごとに実施しているので、所属団体で実施するかどうか確認してみるとよいでしょう。
IPテストの受験料は4,230円と通常の半額に近い金額なので、大変お得です。
また受験料の割引以外にも、IPテストのメリットとして、オンライン受験が可能なことや試験時間が短いことがあげられます。
IPテストは、オンラインで受験できるため、会場に出向かず自宅で受験することも可能です。
また、TOEICの試験時間は通常約2時間であるのに対し、IPテストなら約1時間です。
IPテストを利用すれば、このように多くの面で負担を軽減できるでしょう。
いっぽう、IPテストにもデメリットがあります。
そのひとつが公式認定証が発行されないことです。
IPテストでは、公式認定証ではなく、代わりにスコアレポートが発行されます。
IPテストも公開テストと同様にTOEICのスコアとして履歴書などに記載できますが、就職や転職で公式認定証が必要な場合は要注意です。
なお、IPテストの申し込み方法や日程、試験会場は公開テストと異なります。
希望する場合は、所属団体に確認してください。
ちなみに試験会場に関しては、主催団体が希望する会場で実施されます。
学校や会社で受けられることも多いので、公開テストより都合がよい場合もあるでしょう。
TOEIC公開テストの申し込み・支払いの方法は?
この章では、TOEIC公開テストの申し込み・支払い方法について確認していきます。
TOEIC申し込みの流れと注意点
TOEIC公開テストは、インターネットでのみ申し込みが可能です。
申し込みの流れは以下の通りです。
1.公開テストの受験日を選ぶ
まず公開テストを受験する日程を選びます。
公開テストは月1回程度のペースで実施されているので、公式サイトで日程を確認し、受験する日を決めましょう。
受験地によって公開テストの開催日が異なる点には注意が必要です。
また、申し込みは公開テスト実施日の約3カ月前から開始され、約1カ月前には締め切られます。
くわしい日程はTOEIC公式サイトに掲載されています。
申し込みを忘れないよう気をつけましょう。
2.申し込みサイトにアクセス
TOEIC申し込みサイトにアクセスし、ログインしましょう。
初めて受験する人は、会員登録をおこなってください。
3.公開テスト申し込みページへ
TOEIC申し込みサイトのトップページにあるTOEIC Listening & Reading「受験申込」ボタンをクリックします。
申し込み可能な試験日が表示されるので、希望の日程を選んで「申込」ボタンを押してください。
4.申し込み・支払い手続き
申し込み、支払い手続きに進みます。
「受験要領」の内容を確認・同意ののち、申し込みフォームより手続きを進めてください。
5.公開テスト申し込み完了
手続きを最後まで進め、支払いまで終えると公開テストの申し込み完了となり、登録したメールアドレスに受領通知メールが届きます。
受験票は、試験の約1週間前までに自宅に郵送されます。
申し込み後は、受験料の返金や試験日時・受験者の変更ができないので注意してください。
TOEIC受験料の支払い方法
TOEIC受験料の支払い方法には、クレジットカード・コンビニエンスストア支払い・楽天ペイの3つがあります。
▼クレジットカード
クレジットカードは、VISA・マスター・JCBが使用できます。
カード番号・有効期限・セキュリティコードの入力が必要なので、申し込みの際には手元にカードを用意しておくとよいでしょう。
▼コンビニエンスストア支払い
コンビニエンスストア支払いの場合は、ローソン・ミニストップ・ファミリーマート・セイコーマート・セブン‐イレブンで支払いが可能です。
コンビニエンスストアで支払う場合は、申し込み日を含めて2日以内に支払いが必要です。
早めに支払うようにしましょう。
▼楽天ペイ
TOEICの受験料は、楽天ペイでも支払い可能です。
楽天ペイなら支払額の1%がポイントで還元されます。
クレジットカードと楽天ペイを紐づけておけば、クレジットカードのポイントも獲得できるので、ポイント還元率がより高くなります。
また、たまっている楽天ポイントを支払いにあてることも可能です。
なお領収書が必要な場合は、TOEIC申し込みサイトより発行手続きができます。
TOEIC公開テストの日程や受験会場は?
TOEIC公開テストの日程は、受験地ごとに異なります。
回によっては公開テストが実施されない受験地もあるので、日程は必ず公式サイトで確認しましょう。
また、受験会場は申し込み後に郵送される受験票で確認できます。
受験会場は、申込者の住所や郵便番号のもとに決められますが、必ずしも自宅から1番近い受験会場になるとは限りません。
受験票で必ず場所を確認してください。
受験票は、試験の1週間前までに発送されます。
試験日の2週間前になると、申し込みサイトで受験会場を確認することも可能です。
なお、受験会場の指定・変更はできません。
TOEIC受験を有意義なものにしたい!そのポイントは?
TOEICの受験料が割引になる方法があるとはいえ、繰り返し受けるとなると費用が気になるものです。
受験料を無駄にしないためにも、1回1回のテストで着実に成果を出したいと考える人も多いでしょう。
この章では、TOEICの受験料を有意義なものにするための3つのポイントを紹介します。
TOEICの目標スコアを明確に設定する
TOEICを受験する際は、目標となるスコアを決めましょう。
目標が定まっていたほうが、モチベーションを保ちやすく、勉強計画も立てやすくなります。
やみくもに勉強を始めるよりも、効率良く勉強を進められるでしょう。
ただし、あまりに高い目標を立ててしまうと、モチベーションの維持は難しくなります。
一般的にTOEICのスコアを100点あげるには、200〜300時間が必要といわれています。
勉強にあてられる時間を踏まえたうえで、無理のない目標スコアを設定するとよいでしょう。
TOEICを受験する日程を早めに決める
TOEICを受験すると決めたら、受験する日程を早めに決めましょう。
先に日程を決めておけば、勉強スケジュールを立てやすくなります。
また、日程を決めないまま勉強を進めると、いつまでにどのくらいの英語力をつけたらいいのかがわからず、気が緩んでしまうこともあります。
先に試験日を決めてしまうことで、緊張感をもって勉強に取り組めるでしょう。
会社や学校へTOEICスコアの提出が必要な人は、それも加味して受験する日程を決めましょう。
TOEICの勉強時間を確保する
受験する日程が決まったら、TOEICの勉強時間を確保しましょう。
多忙な人はまとまった時間を取れず、勉強が進まないかもしれません。
とはいえ、TOEICのスコアアップには、継続的な勉強が不可欠です。
毎日少しずつでもよいので、英語に触れる時間を確保しましょう。
スキマ時間を有効活用したい人には、アプリでの学習もおすすめです。
アプリ学習なら、時間や場所を問わず、気軽にTOEICの勉強を続けられます。
上手に活用して、英語力のアップにつなげましょう。
まとめ
今回のポイントをおさらいしましょう。
- TOEIC公開テストの受験料は7,810円(税込)
- TOEICの受験には、リピート割引など各種割引制度の利用が可能
- TOEIC公開テストの申し込み方法はインターネットのみ
- TOEIC受験料の支払いには楽天ペイがお得
- TOEICの受験料を有意義なものにするためにも、計画的に勉強を進めよう
TOEICの受験料がお得になる申し込み方法や支払い方法にはいくつかありますが、それぞれ対象となる条件が異なります。
TOEICを少しでもお得に受験したい人は、利用できる方法がないか事前に確認しておきましょう。
そのうえで、受験料を有意義なものにできるよう、TOEICの勉強に取り組んでください。