【2025最新】TOEIC®の受験料は?学割はある?割引制度やお得な支払い方法も

TOEICの受験料はいくら?割引になる方法やお得な支払い方法も

TOEIC® L&Rの公開テストの受験料は7,810円(税込)です。

学割の制度はありませんが、リピート割引や団体割引といった割引制度があり、お得に受験できます。

この記事では、TOEIC® L&Rの受験料情報やお得に受験する方法などを解説します。

TOEIC®の申込みをする前にご一読ください。

【2025年】TOEIC®の受験料情報

2025年3月現在、TOEIC® Listening & Readingの受験料は7,810円(税込)です。

まずは、TOEIC®の受験料の推移や値上げの理由について見ていきましょう。

なお、一般的にTOEIC®というとTOEIC® L&Rのことを指すため、この記事ではTOEIC® L&Rの受験料について紹介します。

TOEIC®の受験料は改定されている

TOEIC®の受験料はこれまでにたびたび改定されています。

直近では、2021年10月実施回(第278回、第279回)より、受験料が改定されました。

従来の6,490円(税込)から7,810円(税込)に変更され、1,320円の値上げとなっています。

TOEIC®の受験料が値上げされた理由は?

TOEIC®の受験料が値上げされた理由のひとつに、新型コロナウイルスの流行があげられます。

感染予防対策のため、2020年10月以降、テストは午前・午後の2回に分けて実施されるようになりました。

それに伴う会場使用料の増加だけでなく、感染予防のための資材費や人件費なども増加しており、今回の受験料値上げにつながったのです。

TOEIC®を主催する一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)は、「安心・安全な試験環境のもとでテストの品質や信頼性を維持していくために、価格改定が必要であった」と説明しています。

受験料の値上げは仕方のないこととはいえ、受験者にとっては喜ばしいものではありません。

以降では、少しでもTOEIC®をお得に受験できる方法について解説していきます。

TOEIC®の受験料には学割がある?

学生にとっては少し残念な情報かもしれませんが、TOEIC®に学割制度はありません。

学生でも社会人でも、同様の受験料が必要になるのです。

とはいえ、TOEIC®にはいくつかの割引制度が存在します。

お得に受験できる方法があることを知り、活用できないか検討してみるとよいでしょう。

TOEIC®の受験料が割引になる方法4つ

ここからは、TOEIC®の受験料が割引になる以下の4つの方法について解説します。

  • リピート割引を使う
  • 学校や会社の制度を利用する
  • 団体割引を使って受験する
  • キャンペーンを活用する

ご自身に当てはまるものがあれば、ぜひ活用してください。

リピート割引を使う

TOEIC®の公開テストには、お得なリピート割引の制度があります。

リピート割引を使用すると、TOEIC®公開テストの受験料は6,710円(税込)になり、通常よりも1,100円お得です。

公式サイトで受験を申し込むと、受験した次の試験日から翌年同月までのうち、1回が割引価格で受けられます。

たとえば、2025年4月20日の公開テストを申し込んだ場合、その次の試験日の2025年5月18日から2026年5月の間に実施される公開テストのうち、1回は割引が適用されます。

なお、1年に1回TOEIC®を受験する場合、2回目以降はずっとリピート割引の価格で受験が可能です。

TOEIC®を定期的に受験する人は、リピート割引を検討してみましょう。

ただし、リピート割引の適用となるには、前回と同じアカウントで申し込む必要があります。

また、振替受験や団体一括受験の場合にはリピート割引が適用されないことにも注意が必要です。

学校や会社の制度を利用する

TOEIC®の受験には、学校や会社など所属している団体の割引制度を利用できる場合もあります。

所属団体がIIBCの賛助会員の場合、団体一括受験申込を行うと、TOEIC®の受験料の割引が適用されます。

公開テストの場合は通常7,810円(税込)のところが6,710円(税込)に、IPテストの場合は通常4,230円(税込)のところ3,130円(税込)で受験可能です。

どちらも1,100円引きでお得に受験できるので、自分の所属する団体が該当するか確認してみるとよいでしょう。

また賛助会員割引以外でも、学校や会社独自でTOEIC®の受験料の補助制度を設けている場合があります。

団体によっては公開テストが年に1回無料で受けられるなど、かなり大きな額を補助してくれる場合もあるので、一度確認してみてください。

学校や会社の制度を利用した場合の申込方法やテストの日程などは、団体によって異なります。

ご自身で問い合わせておきましょう。

団体割引を使って受験する

ほかにも、団体割引を使って受験すれば、TOEIC®の受験料をおさえることができます。

団体で受験するには、「IPテスト」と「公開テスト団体一括受験申込」の2つの制度があります。

IPテストの受験料は4,230円(税込)と公開テストの6割程度の金額なので、大変お得です。

IPテストは学校や会社ごとに実施しているので、所属団体で実施するかどうか確認してみるとよいでしょう。

通常、団体割引として受験料が安くなるのは「IPテスト」のみですが、所属団体がIIBCの賛助会員の場合は、「公開テスト団体一括受験申込」でも会員割引が適用されます。

IPテストのくわしい内容に関しては、以下の記事でも解説しています。

公開テストとの違いや、IPテストならではの対策法について知りたい方は参考にしてください。

キャンペーンを活用する

TOEIC®で実施しているキャンペーンを活用するのも、お得に受験できる方法のひとつです。

2024年度には「TOEIC® L&Rはじめて受験サポートキャンペーン」が実施されました。

このキャンペーンは、対象期間内にTOEIC® L&Rを受験していない人を対象に、通常よりも安い6,710円(税込)で受験できるという内容でした。

2025年3月時点でこのようなお得なキャンペーンの情報は公開されていませんが、今後もこのようなキャンペーンがあるかもしれません。

気になる方は公式Webサイトをチェックしておくとよいでしょう。

TOEIC®公開テストの申込み・支払いの方法は?

ここからは、TOEIC®公開テストの申込み・支払い方法について確認していきます。

TOEIC®申込みの流れと注意点

TOEIC®公開テストは、インターネットでのみ申込みが可能です。申込みの流れは以下の通りです。

1.公開テストの受験日を選ぶ

まず公開テストを受験する日程を選びます。

公開テストは月1回程度のペースで実施されているので、公式サイトで日程を確認し、受験する日を決めましょう。

受験地によって公開テストの開催日が異なる点には注意が必要です。

また、申込みは公開テスト実施日の約3カ月前から開始され、約1カ月前には締め切られます。

くわしい日程はTOEIC®公式サイトに掲載されています。申込みを忘れないよう気をつけましょう。

2.申込サイトにアクセス

TOEIC®申込サイトにアクセスし、ログインしましょう。初めて受験する人は、会員登録をおこなってください。

3.公開テスト申込ページへ

TOEIC®申込サイトのトップページにあるTOEIC® Listening & Reading「受験申込」ボタンをクリックします。

申込可能な試験日が表示されるので、希望の日程を選んで「申込」ボタンを押してください。

なお、試験は午前と午後の2回実施されますが、両方受験することはできません。

4.申込み・支払い手続き

申込み、支払い手続きに進みます。「受験要領」の内容を確認・同意ののち、申込フォームより手続きを進めてください。

5.公開テスト申込完了

手続きを最後まで進め、支払いまで終えると公開テストの申込みが完了となり、登録したメールアドレスに受領通知メールが届きます。

受験票は、試験の約1週間前までに自宅に郵送されます。

申込後は、受験料の返金や試験日時・受験者の変更ができないので注意してください。

試験当日は証明写真を用意する必要があるので、事前に用意することも忘れないようにしましょう。

TOEIC®受験料の支払い方法

TOEIC®受験料の支払い方法には、クレジットカード・楽天ペイ・コンビニエンスストア支払いの3つがあります。

クレジットカード

クレジットカードでは、VISA・マスターカード・JCBが使用できます。

カード番号・有効期限・セキュリティコードの入力が必要なので、申込みの際には手元にカードを用意しておくとよいでしょう。

クレジットカードによっては、ポイントが付くものもあります。

ポイント還元分を考慮すると、TOEIC®受験料がお得になる支払い方法といえます。

楽天ペイ

TOEIC®の受験料は、楽天ペイでも支払い可能です。

楽天ペイなら支払額の1%がポイントで還元されます。

楽天ペイと楽天カードを紐づけておけば、楽天カードのポイントも獲得できるので、ポイント還元率がより高くなります。

また、たまっている楽天ポイントを支払いにあてることも可能です。

なお領収書が必要な場合は、TOEIC®申込サイトより発行手続きができます。

コンビニエンスストア支払い

コンビニエンスストア支払いの場合は、ローソン・ミニストップ・ファミリーマート・セイコーマート・セブン‐イレブンで支払いが可能です。

コンビニエンスストアで受験料を支払う場合は、申込日を含めて2日以内に支払いが必要です。

早めに支払うようにしましょう。

TOEIC®公開テストの日程や受験会場は?

TOEIC®公開テストの日程は、受験地ごとに異なります。

回によっては公開テストが実施されない受験地もあるので、事前に公式サイトで確認しましょう。

また、受験会場は申込後に郵送される受験票で確認できます。

受験会場は、申込者の住所や郵便番号のもとに決められますが、かならずしも自宅から1番近い受験会場になるとは限りません。

受験票が届いたらかならず場所を確認してください。

受験票は、試験の1週間前までに発送されます。試験日の2週間前になると、申込サイトで受験会場を確認することも可能です。

なお、受験会場の指定・変更はできません。

TOEIC®受験を有意義なものにしたい!ポイント3選

TOEIC®の受験料が割引になる方法があるとはいえ、繰り返し受けるとなると費用が気になるものです。

受験料を無駄にしないためにも、1回1回のテストで着実に成果を出したいと考える人も多いでしょう。

TOEIC®の受験料を有意義なものにするためのポイントは、次の3つです。

  • TOEIC®の目標スコアを明確に設定する
  • TOEIC®を受験する日程を早めに決める
  • TOEIC®の勉強時間を確保する

 ひとつずつ見ていきましょう。

目標スコアを明確に設定する

TOEIC®を受験する際は、目標となるスコアを決めましょう。

目標が定まっていたほうが、モチベーションを保ちやすく、勉強計画も立てやすくなります。

やみくもに勉強を始めるよりも、効率良く勉強を進められるでしょう。

ただし、あまりに高い目標を立ててしまうと、モチベーションの維持は難しくなります。

一般的にTOEIC®のスコアを100点あげるには、200〜300時間が必要といわれています。

勉強にあてられる時間を踏まえたうえで、無理のない目標スコアを設定するとよいでしょう。

TOEIC®スコアのくわしい内容は、以下の記事でも解説しています。

スコアの基本やアピールのために必要な目標スコアについても解説しているので、ぜひ参考にしてください。

受験する日程を早めに決める

TOEIC®を受験すると決めたら、受験する日程を早めに決めましょう。

先に日程を決めておけば、勉強スケジュールを立てやすくなります。

また、日程を決めないまま勉強を進めると、いつまでにどのくらいの英語力をつけたらいいのかがわからず、気が緩んでしまうこともあります。

先に試験日を決めてしまうことで、緊張感をもって勉強に取り組めるでしょう。

会社や学校へTOEIC®スコアの提出が必要な人は、それも加味して受験する日程を決めましょう。

勉強時間を確保する

受験する日程が決まったら、TOEIC®の勉強時間を確保しましょう。

多忙な人はまとまった時間を取れず、勉強が進まないかもしれません。

しかし、TOEIC®のスコアアップには、継続的な勉強が不可欠です。

毎日少しずつでもよいので、英語に触れる時間を確保しましょう。

スキマ時間を有効活用したい人には、アプリでの学習もおすすめです。

アプリ学習なら、時間や場所を問わず、気軽にTOEIC®の勉強を続けられます。

上手に活用して、英語力のアップにつなげましょう。

TOEIC®スコアアップに必要な勉強時間については、以下の記事でも解説しています。

目標のスコアを取得するための勉強法について、くわしく知りたい人は参考にしてください。

TOEIC®をお得に受験するには事前の確認が必要!

今回のポイントをおさらいしましょう。

  • TOEIC®公開テストの受験料は7,810円(税込)
  • TOEIC®の受験料に学割はない
  • TOEIC®の受験には、リピート割引や団体割引など割引制度の利用が可能
  • TOEIC®公開テストの申込方法はインターネットのみ
  • TOEIC®受験料の支払いは、クレジットカードや楽天ペイがお得
  • TOEIC®の受験料を有意義なものにするためにも、計画的に勉強を進めよう

TOEIC®の受験料がお得になる申込方法や支払い方法にはいくつかありますが、それぞれ対象となる条件が異なります。

TOEIC®を少しでもお得に受験したい人は、利用できる方法がないか事前に確認しておきましょう。

そのうえで、受験を有意義なものにできるよう、TOEIC®の勉強に取り組んでください。