
「TOEIC®テストの前日は何をしたらよい?」と不安に感じていませんか。
結論、焦らず普段通りに過ごすことをおすすめします。
今まで勉強してきた自分を信じ、リラックスして過ごしましょう。
とはいえ「何か勉強しないと落ち着かない!」という人もいるでしょう。
この記事では、TOEIC®テスト前日の過ごし方に加え、前日におすすめの試験対策やNG行動、当日の過ごし方を紹介します。
TOEIC®テスト前日|過ごし方のポイント3選
TOEIC®テストで実力を発揮するには、前日の過ごし方が重要です。
当日のパフォーマンスを最大限に高めるためにも、以下3つのポイントを知っておきましょう。
- 普段通りの生活を心がける
- 持ち物・スケジュールなどを確認する
- 睡眠をしっかりととる
それぞれくわしく見ていきましょう。
普段通りの生活を心がける
前日はできるだけ普段通りに過ごすことが大切です。
普段と同じようなスケジュールで行動し、食事もいつも通りのメニューにしましょう。
テスト前だからといって特別なことをすると心身ともに負担がかかり、体調を崩す原因になります。
いつもの習慣を続けることで安心感を得られ、余計な緊張を和らげる効果もあります。
とくに、普段から日常的に行っているルーティンがある人は、それを変えずに前日も行いましょう。
ストレスをためないように、前日はリラックスして普段通り過ごすことを心がけるとよいです。
持ち物・スケジュールなどを確認する
万全の準備で本番を迎えられるよう、前日に持ち物とスケジュールを確認しておきましょう。
持ち物は以下の5つです。
- 受験票
- 本人確認書類
- 証明写真
- 筆記用具
- 腕時計
試験会場に時計がない場合もあるようです。
時計はかならず持っていくようにしましょう。
ただし、ウェアラブル端末や置時計などは禁止されていますので注意してください。
IIBCのWebサイトには持ち物の基準が記載されています。
試験前日にはしっかりと確認しておきましょう。
【参考】IIBC「テスト当日のご案内」
さらに、テスト会場までの道順やテスト時間、注意事項などの確認も大切です。
本番に集中するためにも、当日の流れを理解しておきましょう。
睡眠をしっかりとる
TOEIC®テストは2時間にわたり、休憩なしで行われます。
高い集中力を保つためには、前日の十分な睡眠が欠かせません。
睡眠不足のままテストを受けると、注意力や思考力が低下し、スコアに影響を及ぼす可能性があるからです。
一般的に、成人の睡眠時間は6~7時間以上が推奨されています。
当日の起床時間から逆算し、何時に寝れば良いのか確認しておきましょう。
高い集中力を維持するには、睡眠の時間だけでなく質も重要です。
睡眠の質を上げるために、前日の夕方以降はカフェインを多く含むコーヒーやエナジードリンク、ハイカカオチョコレートなどの摂取を控えることをおすすめします。
また、就寝前には軽いストレッチや深呼吸などを行い、心身をリラックスさせるのも有効です。
TOEIC®テスト前日にできる試験対策3選
前日に焦って勉強しても知識として定着させることは難しいものです。
今まで勉強した内容の確認をベースに、以下のような対策をしておくことをおすすめします。
- 時間をはかりながら模試形式の問題を解く
- Partごとの出題形式や解答のコツを確認する
- テスト本番をイメージする
それぞれ確認していきましょう。
時間をはかりながら模試形式の問題を解く
TOEIC®テストは出題形式を理解し、効率的な時間配分を意識することがスコアアップの秘訣です。
模試形式の問題を解き、出題形式と時間配分を確認しておきましょう。
この際、新しい問題に挑戦するのは避けてください。
また、スコアが悪かったとしても気にする必要はありません。
新しい問題やスコアに目を向けるのではなく、出題形式と解答時間の確認を優先しましょう。
解答時間を確認するには、時間をはかりながら問題を解くことが重要です。
可能であれば、テスト当日を想定した環境を整えられるとより効果的です。
本番と同じ時間帯に取り組んだり、マークシートを使って解答したりするなど、実際のテストに近い環境を意識してみてください。

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Partごとの出題形式や解答のコツを確認する
TOEIC®テストでは、Partによって出題形式や解答のコツが異なります。
前日にあらためて確認しておくと、本番でもスムーズに取り組めるでしょう。
今まで使用していた教材に、各Partの出題形式や解答のコツが掲載されていれば、再度目を通しておくと安心です。
時間がなければ、苦手なPartだけでも構いません。
スタディングでもPartごとの出題形式や対策方法を紹介していますので、チェックしてみてください。

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テスト本番をイメージする
テスト前日は、本番の流れをイメージしておくと良いでしょう。
そうすることで、より落ち着いて問題に取り組むことができます。
とくにわからない問題への対応をあらかじめ決めておくと安心です。
たとえば、選択肢を1回読んでも答えが思いつかなければ次に進む、Part5に10分以上かかったらPart6に進むなどのルールを決めておくとよいでしょう。
さらに、TOEIC®テストについてポジティブなイメージをするのも効果的です。
具体的には、すらすらと解答している自分、実力を出し切った自分などをイメージしてください。
ポジティブな場面を思い描くことで自分に自信がつき、テストへの集中力を高めます。
本番で力を発揮するのに役立つでしょう。
TOEIC®テスト前日にすると逆効果なNG行動2選
テスト前日にすると逆効果となる行動もあります。
本番で実力を発揮するためにも、避けるべきNG行動をチェックしておきましょう。
- 新しい教材を見ること
- 一夜漬けで知識を詰め込むこと
理由もあわせて説明します。
新しい教材を見ること
これまで自分が取り組んできた学習内容を信じて、新しい教材には手を出さないことが肝心です。
テスト前日に新しい教材を見てしまうと、知らない内容に焦ってしまうことがあります。
また前日に新しい知識をインプットしたとしても、知識を定着させるには時間が足りません。
直前に新しい教材を使っても、本番でその知識を生かすことは難しいのです。
知らない知識に不安を感じるのではなく、前日はリラックスして心身を整えてください。
どうしても勉強したい場合は、単語をチェックしたり、リスニングの音声を聞いたり、過去に解いた問題を復習したりしましょう。
一夜漬けで知識を詰め込むこと
計画通りに勉強が進まなかった場合、不安から一夜漬けをしたくなることもあるかもしれません。
けれど、急いで知識を詰め込んでもスコアには直結しにくいでしょう。
短時間で新しい知識を定着させることや、焦っている状態で新しい知識を頭に入れることは困難です。
睡眠時間が短くなることで、テスト本番での集中力や思考力が低下するリスクもあります。
本番で実力を発揮するには、心身ともに安定した状態で臨むことが不可欠です。
前日に焦ってしまうこともあるでしょうが、今まで勉強した内容を復習したり、本番で集中できるようリラックスしたりすることを優先させましょう。
TOEIC®テスト当日|過ごし方のポイント3選
最後に、TOEIC®テスト当日の過ごし方を紹介します。
当日に意識したいポイントは以下の3つです。
- 早めに起きて時間にゆとりをもつ
- 脳を英語モードに切り替える
- リラックスする
具体的にみていきましょう。
早めに起きて時間にゆとりをもつ
テスト当日は早めに起床し、リラックスして過ごすことがポイントです。
とくに午前の部で受験する場合は、早めに起きて脳と体をしっかり目覚めさせておきましょう。
脳と体を目覚めさせるには朝食がおすすめです。
ただし、食べ過ぎは眠気の原因になるため注意してください。
また、おにぎりや菓子パンなどの炭水化物だけですませると、血糖値が急上昇する可能性があります。
血糖値の急な変化は集中力の低下や眠気を引き起こす原因になるので、バランスの良い食事を心がけましょう。
会場に出向く際は、あわてて家を出るのではなく、時間に余裕を持って出発してください。
時間に余裕があれば、交通機関が遅れたり道に迷ったりしても遅刻せずにすみます。
交通情報や持ち物を再確認してから会場に向かいましょう。
脳を英語モードに切り替える
テスト開始前に頭を英語モードに切り替えておくと、余裕を持って本番に臨めます。
おすすめの方法は、会場に向かう間や到着後の待ち時間を利用して、リスニング音声を聞くことです。
この際、1.2〜1.5倍速で聞いておくと、本番の音声がゆっくりに感じられ、余裕を持って聞き取れる効果も期待できます。
新しい音源を使うのではなく、今までの勉強で活用してきた聞きなれた音源を使うのがポイントです。
集中して聞き取るというよりも、英語のリズムを感じるイメージでリラックスして聞いてみてください。
耳を英語に慣らし、脳を英語モードに切り替えていきましょう。
リラックスする
会場についたらリラックスして集中力を高めましょう。
試験が始まるまで教材を見て確認するタイプの人も多いでしょうが、あえて教材を見ないのもひとつのやり方です。
その代わり、実力を発揮できて満足している自分をポジティブにイメージしてみるのも良いでしょう。
どうしても緊張してしまう場合は、意識的に深い呼吸をしてみましょう。
両手をおへそのあたりにあて、口から息を吐き切ります。
続いて鼻から息を吸い込み、口からゆっくりと息を吐き切るという動作を5回ほど行うと、心や体の緊張をときほぐすことができるでしょう。
TOEIC®前日の過ごし方は大切!
今回はTOEIC®テスト前日と当日の過ごし方について説明しました。
ポイントは以下の通りです。
- 前日はできるだけ普段通りに過ごし、睡眠をしっかりとる
- 前日には、持ち物やスケジュールなどを確認して準備を整える
- 前日の勉強は、時間をはかりながら模試形式の問題を解いたり、Partごとの解答のコツを確認したりするのが効果的
- 前日に新しい教材を見たり、一夜漬けで知識を詰め込んだりするのはNG
- 当日は時間にゆとりをもって行動し、リラックスした状態で本番を迎えよう
TOEIC®テスト前日は、これまでの勉強に自信をもち、リラックスして過ごすことがポイントです。
テスト当日のパフォーマンスを高められるよう準備しましょう。