各Partに個別の攻略法が求められるTOEIC。こちらでは、リスニングセクション・Part2の対策をご紹介します。
Part2の基本情報についておさらいしておきましょう。
問題形式:応答問題 問題数:25 選択肢:3 解答時間(問題間の間隔):約5秒 |
Par2は応答問題であり、最初に再生される問いかけの応答として適切な選択肢を選びます。問いかけと選択肢は問題用紙に印刷されていません。「どの選択肢なら会話が成立するか」に注目して解答する必要があります。
Part1に続き、比較的ストレスが少ないPartです。ボリュームもあるため、点数を稼ぎやすいPartでもあります。ハイスコア帯を狙う場合、Part1とPart2を全問正解する意気込みで臨まなければなりません。
受験前に知っておいていただきたい具体的なPart2対策をご紹介します。
リスニングセクションでは、全Partでディレクションが再生されます。問題形式についての説明のため、すでに知っている場合は聞く必要ありません。それぞれのPartにおいて、準備をするための時間として使うことができます。
Part2の場合、問いかけと選択肢はともに記載されていないため特にやることはありません。Part3の問題に目を通しても構いませんが、時間経過で内容を忘れてしまう確率のほうが高いため控えておきましょう。Part2のディレクションは、Part1で使った集中力を回復するための時間として活用してください。
Part2の問いかけは、約半分が5W1H(what、when、where、who、why、how)からはじまります。これらの問いかけに対して、Yes/Noの応答が正答になることはありません。つまり、問いかけのはじまりを聞いた時点で、いくつかの選択肢を除外できるのです。
まずは、問いかけの疑問詞を聞き漏らさないように意識しましょう。もし疑問詞以降を聞き取れなかったとしても、選択肢はある程度決まってきます。5W1Hに対応した選択肢を選ぶようにしましょう。
Part2の選択肢には、問いかけと同じ単語、もしくは響きが同じな変化形など関連性のある音が含まれる場合があります。何も考えずに聞くと、同じ音から「問いかけに関係がありそう」と思ってしまいがちですが、“引っかけ”の場合が多いため注意が必要です。
どちらかといえば、問いかけと同じ音が含まれる選択肢ほど不正解になる傾向があります。いずれにしても、決して安易には考えず、同じ音が聞こえた時点で警戒してください。
実際の会話では、問いかけに対してストレートに答えないことも少なくありません。Part2では、そうした自然な会話を再現した問題が出題されることがあります。ストレートな応答パターンに対し、こうしたパターンは婉曲パターンと呼ばれます。
一聴すると正答には聞こえないため、混乱してしまうかもしれません。婉曲パターンの場合、他の選択肢がヒントになります。正答が相手の言外の意図などをくみ取った回りくどい応答であるのに対し、他の2つの選択肢はどれも応答として成立していないのです。
婉曲パターンには、こうした消去法が有効です。そのため、基本的には3つの選択肢すべてを聞き取る必要があります。Part2を全問正解しようする場合、婉曲パターンへの対応は避けられないため、しっかりと身につけておきましょう。
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Part1以上にPart2では集中力が求められます。しかし、特定のパターンがあることは間違いありません。慣れてしまえばストレスなく多くのスコアを獲得できるPartのため、確実に解答できるようにしておきましょう。
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(参考)GOTCHA!
「TOEICパート2の初・中・上級攻略テクニックをプロがすべて解説します」
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