リスニングセクションが終われば、いよいよリーディングセクションです。
最初のPart5は、どのように解いていけばよいのでしょうか。
こちらでは、TOEIC・Part5対策についてお話しします。
Part5の基本情報を知っておきましょう。
問題形式:短文穴埋め問題 問題数:30 選択肢:4 |
短い英文に1つずつ空欄が設けられています。その空欄に適している語句を選択肢から選びます。語彙や文法力を測る問題が中心です。
リーディングセクション最初のPartということで肩慣らし的な内容ですが、文法への理解がなければ難しく感じるかもしれません。反面、全Partのなかでも出題傾向が限定されているため、最も対策がしやすいと考えられています。問題数も多いため、しっかりと対策をしてスコアを稼いでおきたいPartです。
リーディングセクション全体にいえることですが、スピードがとても重要です。音声で自動的に進んでいくリスニングセクションに対し、リーディングセクションでは自分でタイムマネジメントをして進めていかなければなりません。じっくりと英文を精読しなければならないPart7に向けて時間を残しておくためには、とりわけPart5をスピーディーに終わらせることが大切だと考えられています。
特に対策がしやすいと考えられているPart5。もちろん、基礎的な英語力が前提ではありますが、以下のような対策を心がけることでスコアが取りやすくなるかもしれません。
Part5の問題で最初に見なければならないのは、選択肢です。並んでいる選択肢を見ると、その問題がどのタイプなのかがわかります。具体的には、語彙タイプの問題と文法タイプの問題に大別可能です。
選択肢に品詞が同じで意味が違う語句が並んでいる場合は、語彙タイプの問題です。解くためには語彙力が求められます。また、文脈から正しい選択肢を判断するために、英文をくまなく読む必要があります。
文脈ではなくルールから自動的に答えを判断できるのが文法問題です。例として、同じ単語の品詞違い(名詞・動詞・形容詞・副詞)が並んでいる場合は前後の語句から空欄の品詞が決まるため、意味まで理解する必要はありません。
こうして問題タイプの確認を最初に行うと、精読が必要な問題か不要な問題なのかを瞬時に判断することができます。文法ルールだけで答えが決まる問題があるということを把握するだけでミスを軽減できるほか、スピードアップにもつながります。
語彙力・文法力のほか、Part5ではスピードも重要です。これは、制限時間内でリーディングセクションの100問を処理するため、特に時間をかけなければならないPart7に向けて余裕を残しておくためです。そのため、Part5にかけられる時間は1問20秒、全体で10分が目安だと考えられています。
公式問題集などを利用して事前対策を行っている段階から、スピードを意識しましょう。上述したようにPart5の問題は明確なパターンがありますので、いろいろな問題集を反復しているうちに既視感のある問題が増えてくるはずです。「見たことがある」という問題が増えていくと、解答も速くなっていきます。正確に時間を計って行うトレーニングも効果的なため、試してみてください。
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Part5の対策は登場する問題タイプを理解し、トレーニングを反復してスピードを上げていくことに尽きます。適切な対策さえできていれば重要な得点源になるほか、スピーディーに解ければ、後のリーディングセクションも余裕を持って進めることができます。対策が実を結びやすいPartのため、今回ご紹介したポイントを意識して学習してみてください。
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