TOEIC®試験に必要な証明写真のサイズは?注意点や規格外の場合はどうなるかも解説

TOEIC®を受験する際は、規定のサイズにあわせた証明写真が必要です。

証明写真のサイズが規定外の場合、受験できない可能性があるため、事前に規定内容を確認しておくと安心です。

この記事では、TOEIC®受験に必要となる証明写真のサイズや、そのほかの規定について解説します。

写真を用意する方法や注意点についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

TOEIC®証明写真のサイズは?背景は?規定と注意点

TOEIC®の試験当日、証明写真は受験票に貼り付けて持参します。

受験票に貼り付けた証明写真は、受験後発送される公式認定証にモノクロで印刷されます。

証明写真のサイズや背景などには規定があるため、事前に確認したうえで準備をしましょう。

TOEIC® Programには複数のテストがありますが、この記事ではもっとも受験者の多いTOEIC® Listening&Readingについて取り上げます。

サイズ

TOEIC® 受験の際に必要な証明写真のサイズは、縦4cm×横3cmです。

証明写真には縦3cm×横2.4cm(運転免許証用)、縦4.5cm×横3.5cm(パスポートやマイナンバーカード用)など、複数のサイズがあります。
TOEIC®受験に必要となる縦4cm×横3cmは、一般的に履歴書などでも使用されるサイズです。

間違ったサイズの写真を用意すると、受験票の貼り付け位置からはみ出てしまったり、余白が多すぎて不自然になったりします。

必ず、正しいサイズの写真を用意してください。

背景

写真の背景は、人物の後ろには何も写っていない状態で、白または薄い色とされています。

薄い色として、具体的な色の指定はないものの、ブルーやグレーなどの色が無難です。

写真の色は、カラーとモノクロのどちらでも問題ありません。

なお、受験後発送される公式認定証にはモノクロで印刷されます。

撮影時期

写真は「6カ月以内に撮影したもの」と指定されてます。

パスポートや運転免許証といった公的証明書の写真も、6カ月以内に撮影したものを求められることが多いため、TOEIC®が特別なわけではありません。

前回の受験から6カ月以内に再受験する場合、以前提出した写真と同じものを使いたいと思うこともあるでしょう。

期限内に撮影したものであれば、同じ写真を使っても問題ありません。

余った証明写真は、捨てずに保管しておくと良いでしょう。

服装

証明写真を撮る際の服装に、規定はありません。

顔がはっきりと見えるよう、無帽で撮影しましょう。

前述したように、公式認定証にはこの証明写真が印刷されます。

入試や就職・転職などで公式認定証を提出する予定がある場合は、スーツなどフォーマルな服装を着用するのがおすすめです。

あまりにラフな服装では、提出先からの印象が悪くなる可能性もあります。

受験後は写真の差し替えができません。
後々困ることがないよう、服装にも気を配りましょう。

そのほか

写真は、正面を向いた本人の顔が、はっきりと確認できるものにしましょう。

サングラスなどは顔が隠れるため外してください。

顔に影がかからないように注意し、頭部全体が写るように撮影しましょう。

写真は、必ず本人のみが写っているものにしてください。

スナップ写真などを切り取ると、背景にほかの人やものが写ってしまう場合があります。

少し面倒に感じるかもしれませんが、証明写真として撮影するほうが良いでしょう。

TOEIC®の規定サイズにあわせた証明写真を用意する方法3選

ここからは、TOEIC®の規定サイズにあわせた証明写真を用意する方法を3つ紹介します。

それぞれメリットやデメリットがありますので、確認していきましょう。

証明写真機

証明写真機は、コンビニや駅、スーパーなどに設置されているケースが多く、利用したことがある人も多いでしょう。

証明写真機での撮影は、3〜10分程度で完了します。

予約は不要で、夜遅い時間の撮影も可能です。

料金は600〜1,000円程度と、比較的安い費用で写真を用意できます。

最近では、美肌補正機能などがついているものもあります。

証明写真機は、一人で気軽に撮影できるため、写真館での撮影が緊張する人にもおすすめです。

写真館

写真館なら、プロのカメラマンに最適な写真を撮影してもらえます。

姿勢や顔の向きなどのアドバイスをもらえたり、気になる箇所を修正してもらえたりなど、クオリティの高い写真を用意できます。

証明写真機やスマホアプリを利用した場合と比べると、撮影費用は高めです。

写真館によっては、予約が必要なこともあります。
試験日に間に合うよう、余裕を持ったスケジュール調整が必要です。

スマホアプリ

証明写真は、スマホアプリで撮影し、コンビニで印刷することも可能です。

今回紹介した3つの撮影方法の中では、もっとも安く証明写真を用意できます。

スマホアプリなら、自分の都合の良い時間や場所で撮影できます。

自撮りに慣れていない人は、少し難しいと感じるかもしれませんが、納得いくまで何度でも取り直すことが可能です。
アプリによっては、美肌補正機能などがついているものもあります。

撮影する際は、背景に何も写りこまないように注意しましょう。

TOEIC®受験票に証明写真を貼るときに気をつけたい3つの注意点

証明写真はTOEIC®の試験当日、受験票に貼った状態で持参します。

申し込みの時点で、写真を用意する必要はありません。

ここでは、証明写真を受験票に貼る際に気をつけたい3つの注意点について解説します。

証明写真の裏面に氏名と受験番号を記入する

証明写真には裏面に氏名と受験番号を記入したうえで、TOEIC®受験票に貼り付けてください。

氏名と受験番号を記入しておけば、受験票を集めた後に写真がはがれてしまっても、誰の証明写真かがわかります。

記入方法に規定はありません。

読みやすいよう、はっきりと書いておきましょう。

受験番号は、試験前に送られてくる受験票に記載されています。

TOEIC®申込サイト内の「受験情報詳細」からも確認できます。

証明写真貼付欄の水色の外枠にあわせて貼る

証明写真は、裏面に氏名と受験番号を記載後、受験票にある証明写真貼付欄の水色の外枠にあわせて、のりで貼り付けます。

外枠からはみ出た箇所は、公式認定証には印刷されないので注意してください。

受験票にも写真の規定が記載されているため、貼り付ける前にもう一度規定を満たしているか確認しましょう。

写真が規定外の場合、受験できなかったり、公式認定証に写真が正しく印刷されなかったりするため、気をつけてください。

必ずのりを使用して貼る

証明写真を貼り付ける際は、必ずのりを使用して貼りましょう。

TOEIC®公式サイトでは、スティックのりの使用が推奨されています。

液状のりや合成接着剤を使用して貼り付ける場合、液状のりや接着剤がしみ出て、自分の写真やほかの受験者の写真の破損・変質・変色につながる可能性があります。

また、以下の状態も推奨されていません。

  • のりが写真からはみ出ている
  • のりが乾いていないまま提出する
  • ホチキスや厚みがある両面テープを使用している

いずれも写真の汚れや公式認定証の印刷不具合につながる可能性があるため、注意しましょう。

TOEIC®の証明写真サイズが規定外の場合はどうなる?

TOEIC®の証明写真サイズが規格外の場合、試験を受験できなかったり、公式認定証への印刷に不具合が生じたりすることがあります。

証明写真サイズが規定外の場合はどうなるのか、それぞれ具体的に解説します。

受験できない可能性がある

証明写真のサイズが規格外の場合、受験自体できない可能性があります。

TOEIC®では試験当日、規定を満たした証明写真とIIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)が認める本人確認書類(日本で発行の有効期限内・顔写真付の原本)の両方を持っていないと、受験できないとされています。

証明写真が規格外であることを理由に受験ができなくなった場合でも、受験料は返金されません。

TOEIC®の勉強を進めてきたのに、写真が規格外で受験できなくなってしまっては、もったいないです。

確実に受験ができるよう、規定内の写真を準備しておきましょう。

公式認定証への印刷に不具合が生じる

証明写真のサイズが規定と異なる場合、公式認定証への印刷に不具合が生じます。

たとえば規定より小さい写真だと、貼り付け台紙の文字や外枠など、不要な部分が印刷されてしまうことがあります。

小さく切りすぎたからといって写真をつなぎあわせてしまうと、公式認定証に印刷する際につなぎ目が写ってしまうことがあるようです。
大きなサイズの写真をカットして利用する場合は、必ず規定サイズにぴったりにカットしてください。

自分でカットするのが心配な場合は、はじめから縦4cm×横3cmサイズの写真を印刷しましょう。

まとめ

TOEIC®の受験票に貼る証明写真のサイズや規定について、くわしく解説しました。

ポイントは以下のとおりです。

  • TOEIC®の証明写真のサイズは縦4cm×横3cm。背景は白または薄い色、撮影時期は6カ月以内
  • 証明写真は証明写真機や写真館、スマホアプリで撮影可能
  • 証明写真を受験票に貼る際は、裏面に氏名・受験番号を記入し、のりで貼ろう
  • 証明写真のサイズが間違っていると、試験が受験できなかったり、公式認定証への印刷に不具合が生じたりする

証明写真のサイズが間違っていて当日受験ができないといったことがないように、事前に規定を確認し、準備しておきましょう。