予備試験の合格発表の日程・方法は?合格後にやるべきことは?

司法試験予備試験(以下、予備試験)に関する合格発表は、(1)短答式試験合格発表(2)論文式試験合格発表(3)最終合格発表(口述試験合格発表)の3つがあります。

この記事では予備試験の合格発表の日程や方法について解説します。

司法試験・予備試験のオンライン講座を、今すぐ無料体験できます!

  • 短期合格セミナー「失敗例から学ぶ 合格する5つの学習ルール」
  • スマホで基礎講座、テキスト、問題集が体験できる
  • 出題論点の解説とは異なる、書き方の手順の考察にこだわった論文対策講座も体験


予備試験 2024年 短答過去問ラーニング

目次 Contents

予備試験の合格発表の日程・方法は?合格後にやるべきことは?


スキマ時間で合格!

独学でも合格を目指せる

スタディング 司法試験・予備試験講座


予備試験の合格発表の日程や発表方法は?

予備試験の流れ


予備試験は、短答式試験→論文式試験→口述試験の3段階で実施されます。

短答式試験、論文式試験の各試験は、合格者のみが次の試験に進めます。

そして最終試験である口述試験を突破すれば予備試験合格となり、司法試験の受験資格を得られるという流れです。


予備試験の合格発表日はいつ?

令和5年(2023年)予備試験の合格発表の日程は下記のとおりです。

短答式試験合格発表 2023年8月3日(木)
論文式試験合格発表 2023年12月21日(木)
最終合格発表(口述試験合格発表) 2024年2月1日(木)


予備試験全体の日程や試験会場については、こちらの記事で解説しています。


【あわせて読みたい】司法試験と予備試験の実施日程・試験場(試験会場)


合格発表の方法は?

予備試験の合格発表(短答、論文、最終)は、いずれも法務省のWebサイトにて受験地別に受験番号が発表されます。氏名の公表はありません。

例えば、令和4年(2022年)予備試験短答式試験を東京都で受験した方の合格発表は、下記のように行われました。

合格者番号

【画像引用】法務省「令和4年司法試験予備試験短答式試験結果」>「東京都(1ページ目)」


また、各試験の受験者数、合格者数、合格点なども公表されます。下記は令和4年(2022年)予備試験の情報です。

過去の合格発表の内容は、法務省の下記ページで調べることができます。


【参考】法務省「司法試験予備試験の結果について」


令和5年(2023年)予備試験の結果は?

令和5年(2023年)予備試験(短答、論文、最終)の結果は、下記ページで解説しています。


【あわせて読みたい】2023年(令和5年)司法試験 短答式試験の結果

【あわせて読みたい】2023年(令和5年)予備試験 論文試験の結果発表!

【あわせて読みたい】2023年予備試験最終結果発表


予備試験合格後にやるべきことは?

予備試験で合格を勝ち取ったら、司法試験に向けた対策を行いましょう。

なぜなら、司法試験は受験回数が少ない層ほど合格者が多い傾向があるからです。


まず司法試験受験のルールを確認しておきましょう。

司法試験の受験は、受験資格の取得から「5年間」という期間の制限があります。司法試験は年に1回なので最大「5回」の受験が可能です。

これは予備試験合格者も法科大学院修了者も同じです。


では、司法試験に合格した人は何回目の受験で合格しているのでしょうか。下記のグラフは、司法試験合格者の受験回数の分布を示すものです。

いずれの年でも6〜7割を占めるのは青色部分で、これは1回目の受験で司法試験に合格した人です。


▼司法試験合格者の受験回数

受験回数

【参考】法務省「司法試験の結果について」(各年の「総合評価」)


また、予備試験合格者に絞ったデータも見てみましょう。

下記の表は令和4年(2022年)の司法試験における予備試験合格者の受験状況を示すものです。

受験生を「予備試験に合格した年」で分類し、それぞれの合格率を割り出したものです。

司法試験の合格率が最も高いのは予備試験合格の直後の人たちでした。受験生全体で見たときと同じ傾向が読み取れます。


▼令和5年(2023年)司法試験における予備試験合格者の受験状況

予備試験合格 受験者数 合格者数 合格率
令和4(2022) 342人 318人 92.98%
令和3(2021) 5人 4人 80.00%
令和2(2020) 4人 3人 75.00%
令和元(2019) 1人 1人 100.00%
平成30(2018) 1人 1人 100.00%

【参考】文部科学省「法科大学院等特別委員会(第113回)配布資料」>「【資料2-2】令和5年司法試験受験状況」


司法試験の合格率は法科大学院修了者よりも予備試験合格者のほうが高い傾向にあり、予備試験の学習は司法試験合格に効果的と言えます。

つまり、予備試験に合格したらその勢いを保ったまま学習を継続し、司法試験の一発合格を目指すべきなのです。

予備試験合格後は司法試験に向けてギアを上げることが、効率よく司法試験に合格する鍵と言えるでしょう。


【あわせて読みたい】司法試験は受験回数制限あり!何回で受かる?もし5回落ちたら?


【Q&A】予備試験のよくある質問

最後に、予備試験に関するよくある質問に回答します。


予備試験の合格率・合格者数は?

予備試験の合格率は例年3~4%前後で推移しています。

試験ごとの合格率を見ると、短答式試験は20%程度、論文式試験も20%程度で、口述試験だけは90%以上となっています。

また、近年の予備試験の合格者数は430〜470人程度で推移しています。


【あわせて読みたい】予備試験の合格率は?なぜ予備試験合格者は司法試験合格率が高い?


予備試験の大学別合格率・合格者数は?

令和3年(2021年)予備試験の大学別合格率ランキングは、1位が東京大学(12.94%)、2位が一橋大学(12.57%)、3位が京都大学(7.05%)でした(合格者数3人以上の大学を順位づけした場合)。

また、同試験の大学別合格人数ランキングは、1位が東京大学(99人)、2位が慶應義塾大学(50人)、3位が早稲田大学(29人)でした。

その他の大学については、こちらの記事で紹介しています。


【あわせて読みたい】司法試験・予備試験の合格率は?法科大学院・大学別ランキング


まとめ

この記事では、予備試験の合格発表の日程・方法や合格発表後にやるべきことについて解説しました。

  • 予備試験の合格発表は法務省のWebサイトで受験番号で発表される。
  • 予備試験合格者は、司法試験に1回目の受験で合格する人が多い。

予備試験ルートは、法科大学院ルートよりも時間的・金銭的負担を抑えることができ、就職の際も高く評価されやすいといったメリットがあります。

自分の生活スタイルに合わせて独学で挑戦したい人は、スキマ時間を徹底活用できる「スタディング司法試験・予備試験講座」をチェックしてみてください。

>>司法試験・予備試験をもっと知る

司法試験・予備試験講座を、今すぐ無料でお試しできます!
無料会員登録で4大特典を進呈!

短期合格セミナー 学習スタートガイド冊子
民法判例論証30 10%OFFクーポン
お申込み後すぐに受講が試せる!
自動契約・更新はありません
無料会員登録(特典を入手)