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司法試験を受験するためにはどのような資格が必要なのでしょうか?教えてください。 |
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司法試験の受験資格は2つのルートに別れます。 |
どちらの方法にせよ、裁判官・検察官・弁護士になるためには、このどちらかのルートで受験資格を得た後、司法試験に合格し、司法修習の最後に行われる司法修習考試(いわゆる二回試験)に合格する必要があります。
司法試験を受験するためには、上記のいずれかの要件を満たす必要があります。
【司法試験の受験資格】
①法科大学院を修了していること
※2023年より法科大学院在学中も以下の両要件を満たすことで受験可能になりました。
・所定科目単位の取得
・司法試験日の属する年の4月1日から1年以内に当該法科大学院の課程を修了する見込みがあること
②司法試験予備試験に合格して、5年以内であること
【法科大学院の受験資格】
学卒業者、あるいは卒業見込みの人※
※(上記の他、法科大学院が独自に定める措置あり)
司法試験を受験するためには、上記のいずれかの要件を満たす必要があります。
では、大学に進学していない人は、司法試験を受験することはできないのでしょうか?また、法科大学院に進学する費用の工面や時間の捻出が難しい方は、司法試験を受けられないのでしょうか? 実は、学歴、年齢、また国籍すらも受験資格として問われない、予備試験というものがあります。
【予備試験の受験資格】
年齢・学歴・回数問わず、誰でも受験可能
予備試験は、大学に進学していない人や、費用の面で法科大学院に進学するのが困難な人のために設定された制度です。そのため大学生、会社員はもちろん、フリーターや高校生など様々な人に受験資格があります。
「司法試験」と聞くと、一部の人にしか受験資格がなく、大変難しいイメージの人も多いかもしれません。しかし、実は予備試験合格から司法試験合格の道を目指せば、学歴・年齢問わず誰にでも受験できる、広く開かれた資格の一つです。努力した先には必ず結果が待っています。みなさまの可能性を信じて、応援しています。
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