司法試験・予備試験の受験料
司法試験と予備試験の受験料の金額は、「司法試験受験手数料令」に定められています。
司法試験の受験料
司法試験の受験料は2万8,000円です。
司法試験の受験願書を提出する際に、2万8,000円分の収入印紙を貼り付けて提出します。
予備試験の受験料
予備試験の受験料は1万7,500円です。
予備試験の受験願書を提出する際に1万7,500円分の収入印紙を貼り付けて提出します。
収入印紙の注意点・購入方法
司法試験、予備試験とも、受験料の支払い方法は収入印紙のみで、下記のような注意点があります。
- 現金、郵便切手、都道府県発行の収入証紙等は使えない
- 収入印紙の枚数は「4枚以内」と指定あり
- 収入印紙の金額は不足も超過もNG
また、収入印紙は下記のような場所で販売しています。
- 郵便局
- 法務局
- 金券ショップ
- 印紙売りさばき所(コンビニ、タバコ店など)
ただし、司法試験や予備試験の受験料として購入する場合、前述のとおり収入印紙の枚数を4枚以内に抑える必要があります。豊富な種類の収入印紙が揃っている郵便局や法務局で買うようにすれば安心です。
司法試験・予備試験の日程・出願方法・試験地
令和6年(2024年)の司法試験と予備試験の日程、出願方法、試験地は次のとおりです。
司法試験の日程・出願方法・試験地
▼【日程】令和6年(2024年)司法試験
試験公告 | 令和5年12月15日(金) | |
願書交付 | 令和6年3月8日(金)~4月2日(火) | |
願書受付 | 令和6年3月19日(水)~4月2日(火) | |
試験実施 | 令和6年7月10日(水)・11日(木)・13日(土)・14日(日) | |
短答式試験成績発表 | 令和6年8月1日(木) | |
合格発表 | 令和6年11月6日(水) |
▼【出願方法】令和6年(2024年)司法試験
司法試験には下記の手順で出願します。
- 願書を入手する(法科大学院で交付、郵送で請求、法務局で交付のいずれか)
- 願書に必要事項を記載し、写真、収入印紙、その他必要に応じて書類を添えて提出する(郵送のみ)
▼【試験地】令和6年(2024年)司法試験
札幌市、仙台市、東京都、名古屋市、大阪市、広島市、福岡市、那覇市またはその周辺
【あわせて読みたい】令和6年(2024年)司法試験・予備試験の実施日程・試験場(試験会場)
【あわせて読みたい】2024年(令和6年)司法試験の願書交付と出願手続
予備試験の日程・出願方法・試験地
▼【日程】令和6年(2024年)予備試験
試験公告 | 令和5年12月15日(金) | |
願書交付 | 令和6年2月19日(月)~3月15日(金) | |
願書受付 | 令和6年3月4日(月)~3月15日(金) | |
短答式試験 | 試験実施:令和6年7月14日(日)
合格発表:令和6年8月1日(木) |
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論文式試験 | 試験実施:令和6年9月7日(土)〜8日(日)
合格発表:令和6年12月19日(木) |
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口述試験 | 試験実施:令和7年1月25日(土)〜26日(日)
合格発表:令和7年2月6日(木) |
▼【出願方法】令和6年(2024年)予備試験
予備試験には下記の手順で出願します。
- 願書を入手する(郵送で請求、法務局で交付のいずれか)
- 願書に必要事項を記載し、写真、収入印紙、その他必要に応じて書類を添えて提出する(郵送のみ)
▼【試験地】令和6年(2024年)予備試験
短答式試験 | 札幌市又はその周辺、仙台市又はその周辺、東京都又はその周辺、名古屋市
又はその周辺、大阪府又はその周辺、広島市又はその周辺、福岡市又はその周 辺 |
論文式試験 | 札幌市、東京都又はその周辺、大阪市又はその周辺、福岡市 |
口述試験 | 東京都又はその周辺 |
【参考】法務省「令和6年司法試験予備試験の実施日程等について」
【あわせて読みたい】令和6年(2024年)予備試験の願書交付と出願手続
【Q&A】司法試験・予備試験に関するよくある質問
最後に、司法試験・予備試験に関するよくある質問に回答します。
司法試験・予備試験の合格率は?
司法試験は「法律系資格の最高峰」として知られていますが、実は司法試験(本試験)の合格率は30〜40%程度もあります。
難易度が高いのは、司法試験(本試験)の受験資格を得るための予備試験のほうで、最終合格率は、例年3~4%前後で推移しています。
【あわせて読みたい】最難関と言われる司法試験。難易度は実際どのくらい?
【あわせて読みたい】予備試験の合格率は?なぜ予備試験合格者は司法試験合格率が高い?
司法試験の勉強時間は?
司法試験の合格(予備試験+本試験)に必要な勉強時間は、個人差が非常に大きくなっています。
そのため、「◯時間勉強すれば合格できる」という基準はありませんが、目安を立てるとすれば、予備試験が3,000〜8,000時間、司法試験(本試験)が1,500〜2,000時間、合計で4,500〜1万時間程度です。
このように勉強時間には個人差がありますが、実は短期合格者に注目すると勉強時間を短くする方法を実践していたという共通点があります。
これは学歴や学習経験を問わず誰でも再現できるもので、これから勉強を始める人は必ず知っておくべき方法です。こちらの記事で詳しく解説しています。
【あわせて読みたい】司法試験の勉強時間は?短期合格者の勉強法を再現する方法を解説
司法試験の受験者数は?
現行の司法試験(新司法試験)は、法曹人口の拡大を目指し、平成18年(2006年)に始まりました。制度開始から増加傾向にあった受験者数は、平成23年(2011年)の8,765人をピークに、減少に転じました。近年の司法試験の受験者数は3,000〜4,000人程度で、10年ほど前のピーク時と比較して半分以下となっています。
一方で合格者数は、1,500人前後で安定しています。受験者数の減少に伴って合格率が上昇し、令和5年(2023年)は45.3%でした。
【あわせて読みたい】司法試験の受験者数は?減少の理由や予備試験受験者数も解説
まとめ
この記事では司法試験・予備試験の受験料について解説しました。
- 司法試験の受験料は2万8,000円
- 予備試験の受験料は1万7,500円
- いずれも出願時に願書に収入印紙を貼り付けて支払う
予備試験から司法試験に挑戦する人は年々増えています。予備試験の合格率はとても低いですが、反対に突破できれば司法試験合格にグッと近づきます。
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