予備試験論文合格のための学習の正しい方向性

正しい方向で学習すれば合格までの時間を短縮できる
2019.4.13更新
論文の成績評価方法と合格ラインを正しく知れば、短期合格のための学習戦略がおのずと見えてきます。

合格率の中身を正確に知る

確かに、予備試験は最初の短答式試験の受験から、次の論文式試験、そして最後の口述試験までを通しての合格率は3~4%と、数ある資格試験の中でも極めて低く、普通の人の感覚だと「一握りの天才しか合格できない試験」と感じてしまうのは無理もありません。

しかし、短答、論文、口述と各段階別に合格率を計算してみると常識的な数値となり、他の一般的な資格試験と同じように、正しい学習方法できちんと努力を積めば合格可能な試験だと思えるはずですし、実際に、1、2年の勉強期間で合格している方も毎年相当数います。

❶予備試験短答式試験結果(直近3年)

短答受験者数 短答合格者数 合格率
2016年 10,442人 2,426人 23.2%
2017年 10,743人 2,299人 21.4%
2018年 11,136人 2,661人 23.9%

短答は4~5人に1人が合格するイメージ。勉強が不十分だけど、とりあえず受けるだけ受けてみようという方も相当数いるはずなので、実質的な合格率はもっと高いはずです。

予備試験論文式試験結果(直近3年)

論文受験者数 論文合格者数 合格率
2016年 2,327人 429人 18.4%
2017年 2,200人 469人 21.3%
2018年 2,551人 459人 18.0%

論文も5人に1人が合格するイメージです。短答に合格した人の中でさらに5人に1人、短答合格者の中で「上から2割…」と考えると、かなりの難関とも思えますが、視点を変えて学習の方向性を正しく持てば合格がぐっと近く感じられます。詳しくは後述します。

予備試験口述式試験(直近3年)

口述受験者数 口述合格者数 合格率
2016年 429人 405人 94.4%
2017年 469人 444人 94.7%
2018年 456人 433人 95.0%

口述は10人に9人が合格する試験です。予備試験の天王山は論文です。

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合格ラインとその超え方

論文式試験の合格点(直近3年)

論文合格点
2016年 245点
2017年 245点
2018年 240点

予備試験の論文式試験の出題科目は、憲法、行政法、民法、商法、民事訴訟法、刑法、刑事訴訟法、民事実務基礎、刑事実務基礎及び一般教養科目で、全部で10科目です。いずれの科目も50点満点で合計500点満点です。

昨年2018年の合格点240点を10科目で割ると24点になります。つまり全ての科目で24点以上が取れれば合格ラインを超えられます

では、この24点という点数は、どれくらいの出来の答案が書ければ取れるのか?


採点にあたってのおおまかな分布目安

下記は、「司法試験予備試験考査委員会議申し合わせ事項に記載されているの採点に当たってのおおまかな分布の目安です。

優秀 良好 一応の水準 不良
割合 5%程度
25%程度 40%程度 30%程度
得点 50点から38点 37点から29点 28点から21点 20点から0点

もちろん、「申し合わせ事項」では「ただし、これは一応の目安であって、採点を拘束するものではない」との留保があります。

しかし、論文式試験がその求められる選別機能を忠実に果たすならば、採点後の成績分布が正規分布を描く必要があり、そのために採点方針は上記分布目安に事実上拘束されます。

そして、この分布を踏まえると、先ほどの合格ライン、すなわ全ての科目で24点以上とは、すべての科目で「一応の水準」の真ん中の点数以上を意味します。

全ての科目で平均を少し上回るだけで、合計得点で合格点は超えられる。

これは、相対評価として、上位50%(優秀5%+良好25%+一応の水準の上半分20%」以内に評価される答案を全ての科目で書ければ、合格ラインを超えられることを意味します。

つまり、論文式試験の合格率は約20%と確かに5人に1人しか合格できない試験ではありますが、すべての科目の答案で上位20%以内に入る答案を書かねば合格できないということではなく、いずれの科目でも平均よりやや上の答案が書ければ、全体で合格ラインを超えられるということです。

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学習の正しい方向性とは

確かに、短答合格者の中でさらに上位2割に入る答案を書くのは至難の業です。

しかし、平均を少し上回る答案が書ければよい、となると合格をぐっと身近に感じませんか?

ただし、全科目で「平均を少し上回る」を死守する必要があります。そのためには、得意科目を作るのではなく、弱点科目を作らないことです。

限られた時間の中で、何を優先すべきか、もう見えてきたかと思います。

上位2割の人しか知らないような知識を求めるのではなく、受験生ならだれもが知っている常識的な知識を「正確に」押さえましょうそして、試験現場でしっかりアウトプットできるように。

出題のヤマを張るよりも、未知の問題であっても、平均点をちょっと超える答案を手堅くまとめられる書き方を身に着けることを意識しましょう。

合否を分けるのは、
勉強の「量」ではなく
「やり方
」の差

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