2018年(平成30年)司法試験合格発表!

平成30年(2018年)司法試験の試験結果を昨年と比較しながらまとめました。

結果概要

平成30年(2018年)司法試験の総合合格(最終合格)の発表が9/11にありました。

注目された合格者数ですが、1,525人と一昨年、昨年に続き、1,500人台が維持されました。

これは、2015年6月30日に政府の法曹養成制度改革推進会議が決定した「年間1,500人程度以上」という方針に沿うものですが、受験者数が前年比87.78%と大きく減少したにもかかわらず、合格者数が前年比98.83%とほぼ前年並みが維持されました。

その結果、合格率は29.11%となり、過去5年間の平均24.25%から大きく伸びました。

注目の予備試験出身の合格者数は6年連続で増加し、336人とついに300人台に乗り、合格率も昨年を上回り過去最高の77.60%で、全法科大学院を圧倒する高さを誇りました。


合格者数

2018年 2017年 増減数
(増減率)
出願者数 5,811人 6,716人 -905人
(86.52%)
受験予定者数 5,726人 6,624人 -898人
(86.44%)
受験者数 5,238人 5,967人 -729人
(87.78%)
短答合格者数 3,669人 3,937人 -268人
(93.19%)
短答合格率 70.05% 65.98% +4.07%
総合合格者数 1,525人 1,543人 -18人
(98.83%)
総合合格率 29.11% 25.86% +3.26%

合格者に関する情報

年齢別構成(2018年12月末現在)

2018年 2017年
平均年齢 28.8歳 28.8歳
最高年齢 68歳 71歳
最低年齢 19歳 21歳


性別構成

※( )は人数割合

2018年 2017年
男性 1,130人(75.08%) 1,228人(79.59%)
女性 375人(24.92%) 315人(20.41%)


司法試験受験回数

※( )は人数割合

2018年 2017年
1回目 862人(56.52%) 870人(56.38%)
2回目 269人(17.64%) 292人(18.92%)
3回目 187人(12.26%) 180人(11.67%)
4回目 134人(8.79%) 140人(9.07%)
5回目 73人(4.79%) 61人(3.95%)


受験資格別構成

法科大学院出身者

2018年 2017年 増減
受験者数 4,805人 5,567人 -762人
受験者占有率 91.73% 93.30% -1.56%
短答合格者数 3,238人 3,544人 -306人
短答合格率 67.39% 63.66% +3.73%
総合合格者数 1,189人 1,253人 -64人
総合合格率 24.75% 22.51% 2.24%
総合合格占有率 77.97% 81.21% -3.24%


予備試験合格者

2018年 2017年 増減
受験者数 433人 400人 +33人
受験者占有率 8.27% 6.70% +1.56%
短答合格者数 431人 393人 38人
短答合格率 99.54% 98.25% +1.29%
総合合格者数 336人 290人 +46人
総合合格率 77.60% 72.50% +5.10%
総合合格占有率 22.03% 18.79% +3.24%

得点の状況

総合評価

2018年 2017年 増減
合格点 805点 800点 +5点
最高点 1197.79点 1243.26点 -45点
最低点 414.66点 408.27点 +6.39点
平均点 790.17点 780.74点 +9.43点


短答式試験

2018年 2017年 増減
合格点 108点
(61.71%)
108点
(61.71%)
0点
最高点 167点
(95.43%)
163点
(93.14%)
+4点
最低点 40点
(22.86%)
36点
(20.57%)
+4点
合格者平均点 128.1点
(73.20%)
125.4点
(71.66%)
+4点
全体平均点 116.8点
(66.74%)
113.8点
(65.03%)
+3点
科目別
最低ライン未満
頭数計
485人 510人 -25人

※短答の満点は175点です。( )内は得点率、すなわち満点に対する割合です。

論文式試験

2018年 2017年 増減
最高点 602.73点
(75.34%)
624.72点
(78.09%)
-21.99点
最低点 172.95点
(21.62%)
171.01点
(21.38%)
+1.94点
平均点
最低ライン点以上
378.08点
(47.26%)
374.04点
(46.76%)
+4.04点
平均点
最低ライン点
未満を含む
369.80点
(46.23%)
360.53点
(45.07%)
+9.27点

※論文の満点は800点です。( )内は得点率、すなわち満点に対する割合です。

論文最低ライン未満

2018年 2017年 増減
最低ライン点
未満
実人員※
188人 343人 -155人
公法系科目 82人 46人 +36人
民事系科目 65人 149人 -84人
刑事系科目 85人 128人 -95人
選択科目合計 85人 174人 -89人
倒産法 16人 12人 +4人
租税法 7人 8人 -1人
経済法 8人 15人 -7人
知的財産法 34人 20人 +14人
労働法 7人 91人 -84人
環境法 1人 4人 -3人
国際公法 0人 0人 0人
国際私法 12人 24人 -12人

※複数の科目で最低ライン点未満の評価を受ける受験生がいるため、実人員は各科目の最低ライン点未満者の合計人数とは一致しません。

司法試験の合否判定は以下の手順で行われます。
1.短答式試験ですべての科目で最低ライン(満点の40%以上)をクリアしていること
 憲法:満点50点→最低ライン20点
 民法:満点70点→最低ライン30点
 刑法:満点50点→最低ライン20点
2.短答式試験3科目合計得点でその年の合格最低点をクリアしていること
3.短答式試験合格者のみ論文式試験の答案を採点する
4.論文式試験ですべての科目の最低ライン(満点の25%点)をクリアしていること
 民事系:満点300点→最低ライン75点、
 公法系:満点200点→最低ライン50点
 刑事系:満点200点→最低ライン50点
 選択科目:満点100点→最低ライン25点
 なお、今の司法試験には、旧司法試験や予備試験のように論文式試験自体の合格点はありません。
5.以下の式で算出した総合得点により、その年の総合合格最低点をクリアしていること
 受験生の総合点は、①短答式試験と②論文式試験の比重を1:8とし,以下の算式で計算します。
総合点 = 短答式試験の得点 + ( 論文式試験の得点 ×1400/800 )
※司法試験の合格点は毎年異なります。
司法試験は絶対評価でなく相対評価の試験であるため、最低ラインを除き合格最低点は例年変動します。従って、○○点を取れれば合格する、という試験ではなく、受験者の中で相対的に高い点数を取らなければなりません。


2018年 法科大学院別 司法試験合格者数ランキング

順位 出身 合格者数
1 予備試験合格者 336人
2 京都大学法科大学院 128人
3 東京大学法科大学院 121人
4 慶應義塾大学法科大学院 118人
5 早稲田大学法科大学院 110人
6 中央大学法科大学院 101人
7 一橋大学法科大学院 72人
8 神戸大学法科大学院 51人
9 大阪大学法科大学院 50人
10 九州大学法科大学院 29人
10 名古屋大学法科大学院 29人
12 明治大学法科大学院 25人
13 同志社大学法科大学院 24人
14 首都大学東京法科大学院 23人
14 北海道大学法科大学院 23人
16 上智大学法科大学院 18人
17 法政大学法科大学院 17人
18 学習院大学法科大学院 16人
19 東北大学法科大学院 15人
19 立命館大学法科大学院 15人
21 創価大学法科大学院 13人
22 広島大学法科大学院 12人
23 大阪市立大学法科大学院 11人
23 岡山大学法科大学院 11人
25 千葉大学法科大学院 10人
25 筑波大学法科大学院 10人
27 日本大学法科大学院 9人
27 立教大学法科大学院 9人
29 関西学院大学法科大学院 8人
30 青山学院大学法科大学院 6人
30 関西大学法科大学院 6人
30 甲南大学法科大学院 6人
30 西南学院大学法科大学院 6人
30 南山大学法科大学院 6人
35 信州大学法科大学院 5人
35 専修大学法科大学院 5人
37 京都産業大学法科大学院 4人
37 成蹊大学法科大学院 4人
37 福岡大学法科大学院 4人
37 名城大学法科大学院 4人
37 山梨学院大学法科大学院 4人
37 琉球大学法科大学院 4人
43 愛知大学法科大学院 3人
43 香川大学法科大学院 3人
43 熊本大学法科大学院 3人
43 國學院大学法科大学院 3人
43 駒澤大学法科大学院 3人
43 東北学院大学法科大学院 3人
43 北海学園大学法科大学院 3人
43 明治学院大学法科大学院 3人
51 鹿児島大学法科大学院 2人
51 関東学院大学法科大学院 2人
51 静岡大学法科大学院 2人
51 島根大学法科大学院 2人
51 獨協大学法科大学院 2人
51 白鴎大学法科大学院 2人
51 横浜国立大学法科大学院 2人
51 龍谷大学法科大学院 2人
59 愛知学院大学法科大学院 1人
59 大宮法科大学院大学 1人
59 金沢大学法科大学院 1人
59 近畿大学法科大学院 1人
59 大東文化大学法科大学院 1人
59 桐蔭横浜大学法科大学院 1人
59 東洋大学法科大学院 1人
66 大阪学院大学法科大学院 0人
66 神奈川大学法科大学院 0人
66 久留米大学法科大学院 0人
66 神戸学院大学法科大学院 0人
66 駿河台大学法科大学院 0人
66 中京大学法科大学院 0人
66 東海大学法科大学院 0人
66 新潟大学法科大学院 0人
66 広島修道大学法科大学院 0人


2018年 法科大学院別 司法試験合格率ランキング

順位 出身 合格率
(対受験者数)
1 予備試験合格者 77.60%
2 東北学院大学法科大学院 60.00%
3 一橋大学法科大学院 59.50%
4 京都大学法科大学院 59.26%
5 東京大学法科大学院 48.02%
6 神戸大学法科大学院 39.53%
7 慶應義塾大学法科大学院 39.20%
8 大阪大学法科大学院 37.59%
9 早稲田大学法科大学院 36.54%
10 九州大学法科大学院 33.33%
11 名古屋大学法科大学院 30.53%
12 白鴎大学法科大学院 28.57%
13 東北大学法科大学院 27.27%
14 広島大学法科大学院 25.00%
14 香川大学法科大学院 25.00%
16 中央大学法科大学院 23.22%
17 愛知大学法科大学院 23.08%
18 信州大学法科大学院 22.73%
19 首都大学東京法科大学院 22.33%
20 岡山大学法科大学院 21.57%
21 創価大学法科大学院 21.31%
22 北海道大学法科大学院 21.30%
23 学習院大学法科大学院 21.05%
24 同志社大学法科大学院 20.34%
25 法政大学法科大学院 20.24%
26 西南学院大学法科大学院 20.00%
26 島根大学法科大学院 20.00%
28 京都産業大学法科大学院 19.05%
29 大阪市立大学法科大学院 17.74%
30 甲南大学法科大学院 17.65%
31 福岡大学法科大学院 17.39%
32 鹿児島大学法科大学院 16.67%
33 琉球大学法科大学院 15.38%
33 静岡大学法科大学院 15.38%
35 千葉大学法科大学院 15.15%
36 山梨学院大学法科大学院 14.81%
37 上智大学法科大学院 14.75%
38 青山学院大学法科大学院 14.63%
39 南山大学法科大学院 13.95%
40 明治学院大学法科大学院 13.64%
41 筑波大学法科大学院 13.16%
42 熊本大学法科大学院 13.04%
43 獨協大学法科大学院 12.50%
44 明治大学法科大学院 12.25%
45 名城大学法科大学院 11.43%
46 立命館大学法科大学院 11.36%
47 北海学園大学法科大学院 11.11%
47 関東学院大学法科大学院 11.11%
49 國學院大学法科大学院 10.71%
50 関西学院大学法科大学院 10.67%
51 立教大学法科大学院 10.47%
52 日本大学法科大学院 10.00%
52 駒澤大学法科大学院 10.00%
54 専修大学法科大学院 8.62%
55 愛知学院大学法科大学院 8.33%
56 成蹊大学法科大学院 7.41%
57 龍谷大学法科大学院 6.67%
58 関西大学法科大学院 6.32%
59 大宮法科大学院大学 5.88%
60 東洋大学法科大学院 5.00%
61 近畿大学法科大学院 4.55%
62 金沢大学法科大学院 3.57%
63 横浜国立大学法科大学院 3.39%
64 桐蔭横浜大学法科大学院 2.86%
65 大東文化大学法科大学院 2.22%
66 広島修道大学法科大学院 0.00%
66 新潟大学法科大学院 0.00%
66 駿河台大学法科大学院 0.00%
66 中京大学法科大学院 0.00%
66 東海大学法科大学院 0.00%
66 神奈川大学法科大学院 0.00%
66 久留米大学法科大学院 0.00%
66 大阪学院大学法科大学院 0.00%
66 神戸学院大学法科大学院 0.00%



参考 過去の総合合格(最終合格)の合格者数・合格率の推移

全体
法科大学院修了+予備合格者
予備試験合格者のみ
合格者数 合格率 合格者数 合格率
2006年 1,009人 48.25% - -
2007年 1,851人 40.18% - -
2008年 2,065人 32.98% - -
2009年 2,043人 27.64% - -
2010年 2,074人 25.41% - -
2011年 2,063人 23.54% - -
2012年 2,102人 25.06% 58人 68.24%
2013年 2,049人 26.77% 120人 71.86%
2014年 1,810人 22.58% 163人 66.80%
2015年 1,850人 23.08% 186人 61.79%
2016年 1,583人 22.95% 235人 61.52%
2017年 1,543人 25.86% 290人 72.50%
2018年 1,525人 29.11% 336人 77.60%


詳細は、法務省のホームページをご覧ください。

平成30年司法試験の結果について

合否を分けるのは、
勉強の「量」ではなく
「やり方
」の差

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