無料お試し

令和元年度(2019年度)第69回税理士試験の主な変更点

令和元年度(2019年度)第69回税理士試験の主な変更点

2019年4月11日から、各国税局及び沖縄国税事務所にて、第69回税理士試験の受験案内・申込用紙が交付されています。

今回の受験案内には、いくつかの変更点が記載されていますので、必ず内容を確認しておくようにしましょう。

答案用紙のサイズ縮小

2019年度の税理士試験の受験案内には、1ページ目に以下のような記載がありました。

「※平成31年度(※)の試験から答案用紙がA4サイズに変更されています。」

答案用紙は、これまでB4サイズでしたが、今年度からA4サイズに縮小されています。2018年度まで税理士試験を受験してきた人からすると、答案用紙の記入スペースが小さくなり、答案を記入する際に違和感が生じるかもしれません。

※2019年5月に平成から令和への改元があったため、平成31年度は令和元年度(2019年度)を意味します。

修正液・修正テープが使用可に

2018年度の税理士試験までは、答案用紙の文字を訂正する際に、二重線のみが許可されていました。

しかし、2019年度の受験案内には、以下のような記載がありました。

「答案の作成には、必ず黒又は青インキの筆記具を使用してください。修正液又は修正テープの使用は認めます。」

答案用紙のサイズ縮小に伴い、記入スペースに限りがあることから、これまでの二重線だけでなく、修正液又は修正テープも使用できることとなりました。ただし、鉛筆や消せるボールペン等の修正可能な筆記具の使用は認められませんので、ご注意ください。


その他

税理士試験では、これまでカンニング防止などのために、机上に置くことができるものは、受験票、筆記具、電卓、時計などに限られていました。

しかし、2019年度の受験案内には、以下のような記載が追加されています。

「ハンカチ、ポケットティッシュ及びマスクは机上に置いたり、使用しても差し支えありませんが、試験官が試験実施上不正の疑い等があると判断した場合は使用を認めない場合があります。」

税理士試験は例年8月の暑い時期に実施されるため、ハンカチやティッシュの使用が可能になるのは、受験生にとってうれしい変更となります。また、マスクの使用が認められるのも、せきが出てしまう人にとってはありがたい変更となります。

ただし、試験官が試験実施上不正の疑い等があると判断した場合は使用が認められないケースもありますので、使用方法にはご注意ください。

関連記事:税理士試験当日の持ち物・スケジュール・注意点は?

税理士試験(国税庁ホームページ)