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税理士試験の直前対策で答練を繰り返す理由

税理士試験の直前にみんな答練をやりますが、回数の多さは重要ですか?

税理士試験は、他の国家資格と少し違い、「全部の問題が解ける」前提の試験ではありません。したがって、「解くべき問題」と「解けなくていい問題」を見極める力が必要になってきます。多くの受験生は、その見極めと「解くべき問題」=「解けなければいけない問題」を時間内に解く力を身につけるために、回数をこなしています。

直前対策で答練を繰り返す理由

直前期には、本番試験と同様の問題をたくさん解くことが重要とされています。それは、大きく2つの理由があります。

1.試験時間内に最大限の力を発揮する訓練

試験には制限時間があります。特に税理士試験は、知識があっても時間内に全部解けるというような試験ではありません。したがって、時間を有効に使って、最大限の得点を狙うというスキルが必要になってきます。

具体的には、簡単で確実に得点できる問題から解くというのが、一番のポイントです。

ただし、これを実践するには、本番同様の試験問題で何回も時間を計って解く練習を繰り返す必要があります。2時間の答練を何度も行うのは大変なことですが、地道に練習することで、徐々に体感スピードが身についてくるのが実感できると思います。

2.“解くべき問題”と“解けなくていい問題”を見極める力をつける

税理士試験の大きな特徴の一つに、“解けない問題が出る”ということがあります。
この“解けない”には、「自分には難しくて解けない」という意味と、「問題の不備や難問すぎて誰も解けない」の2種類があります。

このような、難しい・解けない問題については、時間がかかる上に、最終的に不正解になる可能性が高いので、そこに囚われてしまうと、解ける問題を解く時間が無くなってしまい、せっかくの努力が得点に反映されないという残念な結果になってしまします。

したがって、難しいと感じた問題は、後回しにして、簡単な問題からクリアしていくというテクニックを身につけるのが合格への近道です。
本番で、これらの問題を見ると誰でも焦りますが、他の受験者もできないので、焦らず飛ばすことができるように、答練の段階から慣れておくことがとても大切です。
あとは、それぞれの科目でいろいろ「学習の順番はこの順番がいい」とか、理論はある程度絞れるので「今年の試験はこれがでるよ」と言えるものもあるので、そういう科目はそこをしっかりやるということを知っておくことが短期合格の秘訣です。