税理士試験に短期合格する学習計画の立て方

税理士試験に短期合格するには、無駄なくかつ無理のない学習計画が重要になってきます。現実に即した学習計画の立て方をご紹介します。

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税理士試験短期合格を目指すなら学習計画が重要

税理士試験は、複数年にかけてチャレンジする資格試験であるため、短期合格とはいいながらも、他の試験に比べれば長期戦になります。
したがって学習計画は合否を分けると言っていいくらいとても重要です。

そこでここでは、税理士試験を目指すための学習計画について伝えしたいと思います。

まず、計画を立てる前に確認しておきたいことは次の2点です。

  • 税理士試験は、8月の試験後~翌8月試験という1年サイクルで動いているということ
  • 1年で5科目に合格する人はほぼゼロである(最低2年 多くは3年から5年かかってしまう)

したがって、2年・3年というスパンで受験計画を考えないといけません。

通常は、最初の年に必須科目の簿記論・財務諸表論からはじめて、会計の土台ができたところに税法を上積みしていくというのが一般的な流れです。

ただ、必ずしもその順番だけかというとそうではなくて、例えば選択科目の相続税は、簿記の知識が浅くても比較的勉強できる科目です。簿記の知識があった方が良いのは確かですが、そんなに会計の部分が土台になっていないので、相続税は意外と早めにに受験できます。消費税も、日商簿記でいうと2級くらいまでやっていれば、十分チャレンジできます。

したがって、無理のない計画としては3年計画で、1年で3科目以内という設定でいくのが良いと思います。さすがに1年で4科目は厳しいと思います。例えば、簿財+相続税とか簿財+消費税みたいな感じで1年目を考えると良いのではないでしょうか。

逆に法人税は簿財の知識がしっかりあった方が学習しやすいので、法人税は簿財を学習した翌年に入れると比較的スムーズに学習を進めていけます。


3年プランのおすすめ学習計画

例えば3年計画の例としては次のような学習計画のパターンがおすすめです。

1年目は、簿記論と財務諸表論(余裕があればプラス消費税/相続税)

2年目は、法人税と相続税(あるいは消費税)

3年目は、消費税と1年目・2年目で合格できずに繰り越した場合の予備

最近は、消費税や相続税の代わりに、理論学習だけの国税徴収法を組み合わせるパターンも人気です。

予定通り簡単に合格できるという試験ではないので、2年目以降はどうしても1年目の結果によって変わってきてしまうのは仕方がないところではありますが、最初に学習を始めるときのイメージは、少なくても2年目までの順番計画は持っておくのが良いと思います。そして、3年目は残りの科目という位置づけで、一旦3年間で括ってみるという感じですね。

もし、3年間で合格できたら、受験生全体でみたらかなり良いパターンです。多くの人は4年目、5年目にチャレンジしていくことになるのが一般的なので3年は早い方です。

まずは、このような感じで初めの2年間の学習順番を計画してから勉強を始めましょう。うまくいけば2年で合格もあり得ます。


1年ごとの学習計画を立てる

次に大切なことは、1年の学習計画を立てることです。

1年間の学習計画で大切なことは、インプット期間(新しい知識を学ぶ期間)は、8月頃からスタートして翌年3月か4月までに一巡させることです。学習スピードが速い人はこの期間に二巡させることもできますが、通常はまず一巡を確実に完了させることが何よりも重要です。科目によってボリュームが大きく違うので、その年に受験する科目(複数ならそれら全部)のボリュームを考慮して、4月から逆算する形で計画を立てます。

「試験は8月なのに、4月までに??」と思われる方もいらっしゃるとおもいますが、それには理由があります。

税理士試験で最も重要と言われる期間が5月から試験までの直前期です。この期間は、徹底的に答練(問題練習)で解答力を高めていく時期になります。

また、税理士試験の大きな特徴として、「真面目に全部解こうとしたら時間が足りない」ということがあります。語弊があるかもしれませんが、「税理士試験は、制限時間内にどれだけ確実に得点を増やすか」という試験です。つまり、はじめから100点を目指すような試験ではないということです。

場合によっては、いくら考えても”解けない”問題が出たりもします。”解けない”問題が出た場合は、後回しにして、簡単な問題から確実に得点していくというテクニックが必要になってきます。本番で、これらの問題を見ると誰でも焦りますが、他の受験者もできないので、焦らず飛ばすことができるように、答練で同じ状況を何度も経験して慣れておくことがとても大切です。

逆に、4月までに一巡させるのでは遅いのではないか。と感じられる方も中にはいらっしゃるかと思います。ですが、先に進むことを優先し過ぎると今度は、「基礎力が足りずに答練を始めてしまい、ボロボロになる」ということも多いです。

基礎力UPとして土台を固めることも大事になってくることを忘れないでください。

少し説明が長くなりましたが、つまり、5月以降に答練で繰り返し練習する時間を確保するために、「お勉強部分」は4月までに終わらせておかないといけないということです。

もちろん、4月までの学習においてもテーマごとの問題練習や理論暗記も並行して行い、あくまでも5月には本番形式の問題に取り組める状態を作っておくということです。


税理士試験は、基本的に5科目の試験に合格しなければならず、一つ一つがレベルの高い試験のため、短期合格するには学習計画が不可欠だということが分かっていただけたと思います。

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