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宅建業法は過去問練習の徹底で満点を狙える!頻出テーマ・解説・勉強法 

宅建業法は過去問練習の徹底で満点を狙える!頻出テーマ・解説・勉強法

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宅建業法で過去問練習が重要な理由

宅建業法の攻略には、過去問練習が重要です。その理由は以下の2つです。

  • 宅建業法は過去問の類題が多いから
  • 宅建合格には宅建業法で高得点が必須だから

宅建業法は過去問の類題が多い

理由の1つ目は、宅建業法は過去問の類題が多い分野だからです。

宅建試験は出題分野は「宅建業法」「権利関係」「法令上の制限」「税・その他」の4分野で構成されています。

試験全体として過去問と似ている問題が出題される傾向がありますが、中でも宅建業法は過去問の類題がとくに多いとされる分野です。

さらに宅建業法は、4つの分野の中でもっとも配点が大きいうえ、出題は引っかけ問題が比較的少なく素直な問題が大半です。

つまり、過去問練習の努力が得点に反映されやすいと言えます。満点を狙うことも可能です。

宅建合格には宅建業法で高得点が必須

理由の2つ目は、宅建合格には宅建業法で高得点を取ることが必須だからです。

宅建試験は全50問(1問1点)が出題され、このうち宅建業法は20点分を占めます。

試験は相対評価方式なので合格ラインは毎年変動しますが、近年はおおむね35点程度なので、学習する際の目標は「38点」が目安です。

つまり、20点ある宅建業法で満点や高得点が取れれば、38点を超えることがかなり現実的になるのです。

これは、言い換えれば「宅建業法で高得点を取れなければ合格できない」ということにもなります。

合格ライン付近にいる受験者は、宅建業法で必ず高得点を取っています。なぜなら出題される4つの分野のうち難易度がもっとも低いからです。

ライバルと差がつくことが許されない分野なので、得点力に結びつきやすい過去問練習が重要なのです。

宅建業法の頻出テーマ

宅建業法は、基本的にはどのテーマにおいても「知らない」「解けない」という弱点を作らないよう、まんべんなく勉強しておくことが大切です。

頻出テーマは、強いて挙げるとすれば次の3つです。

  • 重要事項説明書(35条書面)
  • 37条書面(契約書)
  • 自ら売主制限(8種制限)

頻出テーマ1:重要事項説明書(35条書面)

宅建士には、売買や賃貸の契約を結ぶ際に、その宅地建物についての重要な情報を購入者などに説明する義務があります(重要事項の説明)。

宅建業者は、説明する重要事項を記した書面を作成し、ここに宅建士が記名押印した上で購入者に交付・説明します。この書面が重要事項説明書です。

重要事項説明書(35条書面)を学習するポイントは、購入者の立場で考えることです。

宅建業法の一番の目的は「購入者等の利益を保護すること」なので、「購入者等の立場」という視点から判断すると正解しやすくなります。

頻出テーマ2:37条書面(契約書)

重要事項説明が終わった後、問題がなければ契約に移ります。その時に取引関係者に交付されるのが37条書面(契約書)です。

このため、「重要事項説明書」と「37条書面」のどちらに記載すべき項目かを判断させる問題が出題されます。

37条書面の記載事項は下記のとおりです。

  • 代金・借賃
  • 支払時期・方法
  • 登記・引渡時期

頻出テーマ3:自ら売主制限(8種制限)

自ら売主制限(8種制限)のうち、今回は「クーリング・オフ」「手付金等の保全処置」をピックアップします。

▼クーリング・オフ

クーリング・オフについては、下記のポイントをおさえておきましょう。

条件
  • 売主が宅建業者で、購入者が宅建業者以外の場合
  • 申込み・契約をした場所が、宅建業者の事務所等ではない場合

※両方を満たす必要がある

期間 宅建業者によって書面で告げられた日から8日以内
方法・効果
  • 買主がその書面を発したときに生じる(発信主義)
  • 売主はクーリング・オフを理由に違約金損害賠償を請求することはできない

▼手付金等の保全処置

手付金等の保全処置のポイントは「金融機関による保証」「保険事業者による保険」「指定保管機関による保管」の3つの違いを理解しておくことです。

売買知識がない一般の人たちを悪徳な宅建業者から守るための規制だという視点も持っておくといいでしょう。

ここまで解説してきた3つの頻出テーマは、下記記事でより詳しく取り上げています。

【あわせて読みたい】宅建業法の試験攻略法!頻出テーマ・勉強法をおさえて満点を目指そう

【あわせて読みたい】宅建業法の営業保証金とは?弁済業務保証金との違いをわかりやすく解説

過去問の勉強方法

宅建業法攻略には過去問練習が欠かせません。その具体的な勉強方法について見ていきましょう。

過去問に取り組むタイミング

過去問を使った問題練習を開始するタイミングは、勉強期間をスタート期・中期・直前期に分けた場合、中期以降がおすすめです。

たとえば半年の勉強で合格を目指す場合は、下記のように6月以降に過去問練習を本格スタートするイメージです。

4〜5月 スタート期
6〜7月 中期 ★過去問練習スタートの目安
8〜9月 直前期
10月 試験本番

スタート期はテキストを読んで、知識をインプットしていく時期です。

この時期は、インプットした範囲についてすぐに問題練習をすると知識が定着しやすいので、過去問よりも手軽な一問一答の問題集がおすすめです。

スタート期から過去問を解き始めると、「過去問を解くのに時間ばかりかかった挙句、途中までしか終わらなかった」

「過去問が難しすぎて途中であきらめてしまった」ということになりかねません。

学習内容がある程度定着したタイミングから、過去問に取り組みましょう。

忙しい人ほど過去問練習を重視

宅建業法は「暗記もの」ですが、字面を追って覚える作業ばかりする方法は避けるべきです。

目を使うだけでは単調な作業で飽きやすく、効率がいいとは言いがたいです。忙しい人にはおすすめできません。

それよりも問題練習をしながら覚えるという方法が適しています。

不正解だった箇所は、間違ったときの悔しさなどの感情や、解き直したり解説を読んだりする体験が伴うので、記憶に残りやすくなります。

また、過去問練習では4つの選択肢の正誤判断力解くスピードも鍛えられます。

宅建に合格するには、どちらが欠けてもいけません。忙しい人ほど、知識と合格に必要な力を同時に養える過去問練習を重視した方がよいでしょう。

本番まで時間がない!究極の過去問練習とは?

本番まで時間がないと、インプット学習がしっかりできていないことが気になるかもしれません。

しかし、時間がない人ほどおすすめなのが過去問練習です。ただし今回おすすめしたい方法は、一般的なやり方とは少し違います。


時間がないときは、過去問を「解き方を覚えるもの」と割り切り、解けない問題があれば

解説を読んで、試験で使える武器をどんどん増やしていくイメージです。こうすることでも得点力は身につくので、安心してください。

もし、時間がない中でひとつひとつの過去問に正面から向き合ったら、「なかなか先に進めず、試験日までに過去問集の最後までたどりつかなかった」という失敗もありえます。

時間がない人ほど、時間をどう使うかを意識すべきです。過去問集を1周、2周、3周と回数をこなしていくことを重視しましょう。

まとめ

今回は、宅建業法の過去問について解説してきました。

  • 宅建業法は、類題の出題が多いこと、宅建合格には宅建業法での高得点が必須であることから過去問練習が重要
  • 頻出テーマは「重要事項説明書」「37条書面」「自ら売主制限」
  • 字面を追うだけの暗記よりも、過去問練習を通じて覚えていくほうが効果的
  • 過去問は解き方を覚えるものと割り切ってすぐに解答を読んでもOK

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