宅建の勉強時間は?短期合格を目指す人のスケジュールや分野別の時間配分 

「宅建はどれくらいの勉強時間で合格できるの?」「効率よく試験に合格したい!」というあなたへ。

宅建合格には200〜300時間程度の勉強が必要と言われています。

具体的にはいつから勉強をスタートし、平日・休日それぞれ何時間くらい勉強すればいいのでしょうか?

この記事では、宅建に合格するために必要な勉強時間、忙しくても時間を作る法方、時期ごとの勉強法などを解説します。

宅建の勉強時間は?短期合格を目指す人のスケジュールや分野別の時間配分


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宅建合格に必要な勉強時間は?

まずは、宅建に合格するために必要な勉強時間について解説します。

他の資格と勉強時間を比較すると、どのようになっているのかも見てみましょう。


宅建の合格に必要な勉強時間と試験の難易度

資格試験に初めて挑戦するなど予備知識なしで勉強を始める場合、宅建合格に必要な勉強時間は200〜300時間程度です。

法律や不動産に関する知識があれば勉強時間を短縮することも可能ではありますが、初めて学習する方は300時間程度を確保するつもりで臨むことをおすすめします。


また、宅建の合格率は15〜17%程度です。数字だけを見ると「あれっ、意外と合格率が低いな」と感じた方もいるのではないでしょうか。

これは、宅建の受験者数は例年約20万人と非常に多いため、合格への本気度や学習量にはばらつきがあることが影響しているとみられます。

きちんと準備して臨めば、実際に感じる難易度は数字の印象ほどは高くないはずです。


他の資格と勉強時間を比較すると?

続いては、他の資格と比較してみましょう。

一般的に宅建と比較されることが多い不動産系・法律系資格について、合格に必要とされる勉強時間の目安は次のとおりです。


資格 勉強時間
賃貸不動産経営管理士 150〜200時間
管理業務主任者 200〜300時間
マンション管理士 400〜500時間
行政書士 800〜1,000時間
司法書士 3,000時間


勉強時間が近いのは、宅建と同じ不動産系の国家資格である賃貸不動産経営管理士管理業務主任者です。

難易度は、賃貸不動産経営管理士は宅建より易しい、管理業務主任者は宅建と同等かやや易しいです。

これらに比べてマンション管理士は、不動産系の資格の中でも勉強時間が多めで、宅建より難易度が高くなっています。


また、国家資格の中でも難関とされる行政書士、さらに超難関とされる司法書士は、宅建よりはるかに多くの勉強時間を必要とします。

資格試験に初めて挑戦する人は「宅建の勉強時間は200〜300時間」と聞くとハードルが高いと感じたかもしれませんが、他の資格と比べると少し気が楽になったのではないでしょうか?

資格取得において宅建は「登竜門」と言われることもあり、最初に目指す資格としてはちょうどいいレベル感です。

宅建取得で実力と自信をつけて、ダブルライセンス、トリプルライセンスに挑戦する人も多いです。


【あわせて読みたい】宅建の合格率・難易度の実際は?勉強時間や関連資格との比較を解説


宅建の試験日は?試験全体のスケジュール

宅建の試験は1年に1回、例年10月の第3日曜日に行われます。令和4年度(2022年度)の宅建試験は2022年10月16日(日)に実施されます。

この試験日に間に合わせるには、10月中旬から逆算して200〜300時間の勉強時間を確保できるようなスケジュールを組まなければなりません。

また、試験を受験するためには当然事前の申し込みが必要となります。申し込みそのものを忘れないよう、気をつけたいところです。

以下に、令和4年度(2022年度)の申し込み手続きから合格発表までのスケジュールを掲載しました。


▼試験の公告(官報公告)

2022年(令和4年)6月3日(金)


▼試験案内(申し込み書)の配布

2022年(令和4年)7月1日(金)~ 7月29日(金)


▼受験申し込み

インターネット:2022年(令和4年)7月1日(金)9:30~7月19日(火)21:59

郵送:2022年(令和4年)7月1日(金)~ 7月29日(金)(消印有効)


▼試験日の通知

申し込み者へのはがき発送:2022年(令和4年)8月25日(木)まで

※10月試験の試験会場での定員を上回る受験申し込みがあった場合、12月試験の受験となる可能性があります。ご自身の試験日程は、はがきで通知されます。


▼受験票の郵送

10月試験の方:2022年(令和4年)9月27日(火)

12月試験の方:2022年(令和4年)11月18日(火)


▼試験当日

10月試験:2022年(令和4年)10月16日(日)

12月試験:2022年(令和4年)12月18日(日)

※いずれも試験時間は13:00~15:00(2時間)、試験会場への集合時間は12:30


▼合格発表

10月試験:2022年(令和4年)11月22日(水)

12月試験:2023年(令和5年)1月30日(月)


【あわせて読みたい】2022年度(令和4年度)宅建試験日と申し込み、合格までのスケジュール


受験するかどうかは7月までに決めておきたい

前述の通り、試験の申し込み期間は7月上旬から下旬にかけての1ヶ月弱です。インターネットでの受け付け期間はさらに短くなっています。

このため、宅建の試験を受験するかどうかは7月までに決めておく必要があります。

ご自身の勉強の進み具合や試験までに確保可能な勉強時間を踏まえて、その年度に受験するか判断しましょう。


何カ月勉強すれば宅建に合格できる?

宅建の合格に必要な勉強時間は、200〜300時間だとご紹介しました。

ではこれを日々の生活に落とし込むと、勉強期間は何ヶ月必要で、1日あたり何時間勉強すればいいのでしょうか?


半年(6カ月)程度が標準的

通常、仕事や家事をしながら宅建の勉強時間を確保する場合、半年(6ヶ月)程度の勉強期間があると望ましいでしょう。

具体的には、4月から9月の間に学習して、10月に試験本番を迎えるイメージです。


しかし、現実的には半年間継続的に勉強するのは難しいといえます。特に4月は年度の開始に伴い、仕事やプライベートが忙しくなりがちです。

勉強を始めようと思っていても、なかなか手をつけられないケースも珍しくありません。

また、人によっては「試験に申し込んでから本腰を入れて勉強したい」と思っていることでしょう。

こうした場合には、試験申し込み後7月から9月3ヶ月を使って学習し、10月に試験本番を迎えるようなスケジュールになると考えられます。


では、半年または3ヶ月で合格を目指す場合、1日あたりの必要時間はどれくらいになるのでしょうか?

平日と休日ではそれぞれ勉強時間の配分はどうすればよいのでしょうか?


合格に必要な勉強時間の目安をもとに、「総勉強時間が300時間の場合」「総勉強時間が200時間の場合」に分けて計算してみました。

不動産や法律の予備知識なしで勉強を始める人は、試験当日までに300時間として計画しておくのがおすすめです。


半年で合格するための平日・休日の勉強時間

まず、半年で合格を目指す場合の平日・休日の勉強時間です。

勉強期間は4〜9月の6カ月間、平日120日・休日60日として、1日あたりの勉強時間を算出してみました。


▼総勉強時間が300時間の場合(初学者におすすめ)

平日 休日
2時間 1時間
1時間30分 2時間
1時間 3時間


1日あたりの勉強時間を決める際には、平日に確保できる時間を基準にしましょう。

上記の場合、平日に2時間の勉強時間を取れるのであれば、休日の勉強時間は1時間でよくなります。

反対に「平日は忙しく、休日にまとめて勉強したい」という人は、平日1時間、休日3時間という配分ができそうです。


一方、そもそも学習に充てることができる時間が少ない人、勉強効率を高めて時短で合格したい人などの勉強時間は次の通りです。


▼総勉強時間が200時間の場合

平日 休日
1時間 1時間20分
30分 2時間20分


いずれの場合も、試験日の半年前から勉強を開始すれば、1日あたりの勉強時間は平日1時間以内、休日2時間20分以内で済む計算になります。

勉強期間が半年あれば、多くの人にとって現実的で無理なく取り組める勉強スケジュールが組めそうです。


3カ月でも無理じゃない!短期合格を狙う平日・休日の勉強時間

次に、3カ月で合格を目指す場合の平日・休日の勉強時間です。

「締め切り間近まで受験を迷い、勉強を始めていなかったけれど、それでも間に合うのかな?」と不安な人もいらっしゃるでしょう。

結論から述べると、残り3カ月でも短期合格を目指すことは可能です。

勉強期間は7〜9月の3カ月間、平日60日・休日30日として、1日あたりの勉強時間を算出してみました。


▼総勉強時間が300時間の場合(初学者におすすめ)

平日 休日
1時間 8時間
1時間30分 7時間
2時間 6時間
2時間30分 5時間
3時間 4時間


勉強期間を3カ月に設定すると、1日あたりの勉強時間は当然長くなります。

仮に、平日は忙しくて1時間しか勉強時間を確保できない人なら、休日に8時間程度の勉強が必要となります。

この場合、試験までの3カ月間の休日について、遊びの予定は我慢できたとしても、

ゆっくり過ごして平日の疲れをとったり、平日にできない用事を済ませたり、家事や子育てと両立したりするのは難しいかもしれません。


しかし、平日に3時間勉強できれば、休日の勉強は4時間に収まり、プライベートとの両立に現実味が出てきます。

3カ月の短期合格を狙う場合、平日にいかに勉強時間を確保できるかがポイントになりそうです。


一方、勉強の効率をとことん高めて、少ない勉強時間で合格を狙うという考え方もあります。


▼総勉強時間が200時間の場合

平日 休日
1時間 4時間40分
1時間30分 3時間40分
2時間 2時間40分
2時間30分 1時間40分
3時間 40分


総勉強時間を200時間とする場合、たとえば平日に2時間勉強できれば、休日2時間40分勉強すればOKです。

前述のケースと比べて、3カ月の短期決戦でも休日にぐっと余裕が出てきました。

3カ月で合格したい場合は、勉強方法を徹底的に効率化することと、平日になるべく多くの勉強時間を確保することが重要です。


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社会人が1日2時間の勉強時間を確保する方法

社会人にとって、勉強時間を確保するのは簡単なことではありません。「宅建を目指したいけれど、忙しくて勉強できるか不安」という方もいるでしょう。

結論から述べると、忙しい社会人でも平日に勉強時間をしっかり確保する方法はちゃんとあります。

今回は1日2時間の勉強時間を確保する場合のスケジュール例を、2パターンご紹介します。


電車で往復1時間通勤している場合

まず、電車通勤に1日あたり1時間を使っている方が、1日2時間の勉強時間を確保する場合のスケジュール例です。


  • 行きの電車:30分
  • 昼休み:15〜30分
  • (移動時間:15分)
  • 帰りの電車:30分
  • 帰宅後:30分


往復の電車で1時間の勉強時間の確保ができれば、帰宅後の負担は軽くなります。電車内での勉強はスマホの活用がおすすめです。

狭い車内ではテキストや問題集は開きづらいこともありますが、スマホなら動画でインプット学習をしたり、スマホ用問題集でアウトプット練習をしたりするのがスムーズです。

可能であれば、昼休みも勉強にあててみましょう。食事と休憩を30〜45分で済ませ、残り15〜30分で勉強します。

すると、帰宅後の勉強時間は30分程度に抑えることも可能です。


自動車で往復40分の通勤をしている場合

次に、自動車通勤している方が、1日2時間の勉強時間を確保する場合のスケジュール例です。


  • 行きの運転中:20分
  • 昼休み:20〜40分
  • (移動の運転中:20分)
  • 帰りの運転中:20分
  • 帰宅後:1時間


このスケジュールでは、往復40分かかる運転の時間も勉強しています。これは音声講座を活用して「耳から学ぶ」ことを想定しています。

音声でのインプットであれば、手がふさがっているときや視線をそらすことができないときでも勉強できます。

自動車での通勤中はラジオや音楽を聴いている方も多いですが、宅建を目指す期間だけは勉強時間に切り替えてみましょう。

帰宅後は、耳から学んだ内容をどれくらい理解できたか、ゲーム感覚で問題練習にチャレンジしてみましょう。

運転中はインプット、帰宅後はアウトプットというふうにやることが決まっていることで、学習の進みもスムーズになります。


スキマ時間の活用に最適な勉強ツールとは?

前述のように、忙しい社会人が平日に2時間勉強するには、スキマ時間の活用が重要です。

電車や自動車での移動時間のような毎日のスキマ時間をとことん活用するなら、いつでも持ち歩けてサッと取り出せる勉強ツールを使いましょう。


「スタディング 宅建士講座」は、スマホさえあればどこでも視聴できる動画講座で学べます。講座1回分は30分前後とコンパクトにまとまっています。

講座の音声だけをダウンロードすることもできるため、運転中など画面を見ることができないシーンでもインプット学習が可能です。


また、講座1回ごとに一問一答の問題がセットになっていて、講座視聴後にそのままスマホで問題練習へと進めます。

インプットとアウトプットをセットにした効果的な学習の流れを取り入れることができます。


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出題分野別の勉強時間の配分

宅建試験は「宅建業法」「権利関係」「法令上の制限」「税・その他」の4分野で構成されており、出題数や難易度は分野ごとに異なります。


分野 出題数(全50問) 難易度
宅建業法 20問 ほとんどが易
権利関係 14問 難〜超難
法令上の制限 8問 易〜難
税・その他 8問 易〜難


宅建に合格するには、それぞれの分野に応じた勉強時間と攻略のポイントを知っておく必要があります。

今回は総勉強時間300時間の想定で、時間配分と攻略法を解説しましょう。

おすすめの勉強順は「権利関係」→「宅建業法」→「法令上の制限」→「税・その他」です。


【権利関係】90時間程度

▼勉強時間の配分

権利関係の勉強時間は90時間程度(全体の30%程度)が目安です。権利関係は難易度が高く配点も多い分野です。

勉強の着手が遅れると、インプット学習が終わらなかったり問題練習が不十分なまま本番に臨むことになったりするおそれがあります。

宅建の勉強はまず権利関係から始めましょう。


▼合格するための目標

権利関係の出題数は14問と、宅建業法に次いで大きなウエイトを占めています。合格ラインを超えるには捨てることができない分野なので、14問中10問正解を目指しましょう。


▼攻略のポイント・勉強のコツ

権利関係の勉強を行う際に重要なのは、問題をよく読む癖をつけることです。

出題が多い民法や、借地借家法の問題は「誰が、誰に、何をするか」をしっかりと把握しましょう。

問題文で示された状況を図で描いて整理すると理解しやすくなります。


【宅建業法】120時間程度

▼勉強時間の配分

宅建業法は試験全体における出題数がもっとも多く、最多の勉強時間を確保すべき分野です。

120時間程度(全体の40%程度)が目安となります。宅建業法は宅建の試験勉強全体のベースとなる知識をたくさん覚える必要があります。

反復学習で定着度が高まるので、1回あたりの学習は短くして、何度も繰り返すことに時間を使いましょう。


▼合格するための目標

「宅建業法で満点近い点数を取れなければ、合格は難しい」と言われることもあります。得点をしっかり稼ぐべき科目です。

20問中17問正解を目指しましょう。覚えた知識がそのまま活きるような問題も多く、年度によっては満点を取ることも可能です。


▼攻略のポイント・勉強のコツ

宅建業法は地道なインプットを徹底しましょう。試験問題は、ほとんどが素直な暗記問題で構成されています。

試験の直前まで気を抜くことなくインプットとアウトプットを徹底していれば、本番で解けなくて困ることはほとんどないでしょう。


【法令上の制限】50時間程度

▼勉強時間の配分

法令上の制限の勉強時間は50時間程度(全体の約17%程度)が目安です。

出題範囲を完全に網羅しようとすると50時間には収まりませんが、合格するには頻出テーマのみ重点的に勉強すればOKです。


▼合格するための目標(8問中5問正解)

8問中5問正解できれば、この分野の学習は成功です。

科目(法律)によって難易度にばらつきがあるので、次に述べる攻略のポイントも参考にしながら、力を入れるべき科目と深入りすべきでない科目を意識して勉強しましょう。


▼攻略のポイント・勉強のコツ

得点しやすい科目は国土利用計画法、農地法、宅地造成等規制法です。

一方、都市計画法に関する問題が2問、建築基準法に関する問題は例年2問ずつ出題されますが、この2科目は難易度が高く、攻略に要する勉強量が多いわりに得点効率がよくないことが特徴です。

深入りしないよう注意しましょう。


税・その他:40時間程度

▼勉強時間の配分

税・その他の勉強時間は40時間程度(全体の13%程度)が目安です。他の分野と比較すると、勉強にかけるべき時間はもっとも少なくなっています。


▼合格するための目標

税・その他では8問中5問正解を目標にしましょう。

他の分野で確実に得点できていればもう少し得点率は低くても問題ありませんが、試験はその年の傾向次第で予定通りにいかないこともあります。


▼攻略のポイント、勉強のコツ

頻出テーマの勉強と、最新の統計のチェックを徹底しましょう。よく出題されるテーマは、地方税や地価公示法、不動産鑑定評価基準などです。

統計問題は毎年1問出題されるため、地価公示、住宅着工戸数、住宅土地統計調査などの最新情報を確認しておきましょう。


【あわせて読みたい】宅建の試験内容は?科目別の目標点・攻略法と5点免除制度を解説!


いつ何をやればいい?時期ごとの勉強法

ここからは「どの時期に何をすればいいのか」について解説します。宅建の標準的な勉強期間(半年前後)を想定して、勉強期間を次の3つに分けて説明しましょう。


  • 【スタート期】4〜5月
  • 【中期】5〜7月
  • 【直前期】8〜9月


1年など長期のスケジュールを組むケースや、ギリギリで申し込んで2〜3カ月で試験本番に間に合わせたい短期集中のケースでも、基本的な流れは参考にしていただけます。


【スタート期】4〜5月

スタート期は、主にテキストを読みながら知識のインプットを行う期間です。試験範囲にひととおり目を通しましょう。

知識を定着させるには反復学習が効果的なので、1回目の学習にはできるだけ時間をかけず、そのかわり何度も復習する時間を取ることでインプットしていきます。

宅建に初めて挑戦する人は、「全部覚えていかないと問題が解けない」「わからないところを残したら先に進めないのでは」と思ってしまいがちですが、

1回目の勉強はだいたいの内容把握ができればOKです。大事なのは反復です。学習を何度も繰り返していけば、細部もおのずと頭に入っていきます。


また、テキストを読みながら問題練習も開始していきましょう。

スタート期はどうしてもインプットのみに注力してしまいがちになりますが、インプットをしたら、その内容に対応するアウトプットをすぐに行うことで効率よく学習できます。

問題を漠然と知識を詰め込むのではなく、アウトプットをセットにしてインプットする習慣を身につけましょう。

試験本番は四肢択一式で出題されますが、初めての問題練習はマルかバツかで答える一問一答形式のほうが取り組みやすいでしょう。


スタート期は、まだ解けない問題がたくさん出てくる可能性があります。しかし、何度も繰り返すうちに知識は必ず頭に入るので、焦る必要はまったくありません。

「解けない問題や解説は、読んでおけばOK」と考えてください。理解を深められれば、関連知識も覚えやすくなります。


中期

一通りのインプットをし、アウトプットとセットでバランスよく進めるのが中心だったスタート期に対し、中期はアウトプットの問題練習の比重を大きくしましょう。

過去問練習をしつつ、苦手な分野や自分に不足している部分を見つけていく時期です。実際の問題形式で得点を取るためのアウトプット能力を身につけましょう。

過去問練習の目的は「答えを覚える」ことではありません。学習するときは、問題で示される4つの選択肢について、それぞれ正誤を判断できるように理解を深めていきましょう。


過去問練習を続けていると、「ここはインプットをやり直したほうがいいかな……」と感じる部分が出てくるかもしれません。

正しい知識を確認することはもちろん大事ですが、ここでずるずるとインプット学習主体に戻ってしまわないよう注意してください。

試験本番で得点する力がつくのは、アウトプット学習で実際に問題を解くトレーニングをしているときです。

問題練習にしっかり取り組む期間であることを忘れないようにしましょう。


直前期

直前期も中期同様、主に過去問練習を行う時期となります。

宅建は過去問の類題が出されることが多いので、過去問を繰り返し解くことが合格への近道です。

何度も繰り返し解いていると、問題の出題傾向を掴めるタイミングが必ずあります。中期よりもさらに知識が整理され、スムーズに解ける問題も増えるはずです。

自身の成長を信じながら、試験当日に最高の状態で臨めるよう、アウトプットの反復練習を続けていきましょう。


この時期には、解くスピードも意識していきましょう。試験本番では、2時間で50問もの問題に回答する必要があります。

単純計算で1問あたりにかけられる時間は2.4分となりますが、そのペースで解いていると見直しができなくなってしまいます。

もっと速いペースが求められます。

解くスピードを身に付けるにも、やはり繰り返し過去問を解くことで理解を深めることが有効です。

スピードアップの一環として、自分の得意・不得意や問題の難易度から「この問題は今解くか?後回しにするか?それとも捨てるか?」を瞬時に見分けられるようになっておくことも大事でしょう。


忙しい人におすすめ!効率のいい勉強法

仕事や家事など、日々忙しい中で勉強時間を確保するのは大変です。限られた時間で効率的に勉強する方法を身につけることが不可欠です。

ここでは、効率よく勉強するための勉強法や、押さえておくべきポイントをご紹介します。ご自身の状況に合わせて工夫をして、試験勉強を乗り切りましょう。


1回目の学習に時間をかけない

宅建試験は、覚えていれば解ける問題が多く出題されます。暗記に非常に効果的なのは反復学習です。

新しい知識を学ぶときは、できるだけ1回目の学習にかける時間を短くし、復習を何度も繰り返すことで知識の定着を図りましょう。


また、よくある失敗として、インプットに注力し過ぎたためにアウトプット学習がおろそかになってしまうというケースがあります。

せっかく知識をつけてもアウトプットが不十分では実際の得点にはつながりません。アウトプットの時間をしっかり取るためにも、1回目の学習はサッと終わらせることが重要です。


過去問を使って「解き方」を覚える

「宅建は過去問が大事」とよく言われますが、具体的にはどうすればいいのでしょうか?

時間がない人におすすめしたいのは、過去問の解説をすぐに読んでしまうことです。

過去問練習で大事なのは、答えそのものではありません。答えを導くための考え方や誤った選択肢の見分け方など、解き方を身に付けることが重要です。

過去問でわからない問題が出てきたら、長い時間をかけて考えるよりも、すぐに解説を読んで解き方を覚えてしまうほうが勉強時間を短縮できます。

すぐに解説を読まない場合も、答えを覚えるのではなく解き方を身に付けることを意識します。間違っていた問題に対しては、答えを導く上でどの過程が間違っていたのかを把握するようにしましょう。


【あわせて読みたい】宅建で過去問はなぜ重要?忙しくても合格したい人のための勉強法


インプットには動画や音声を活用する

仕事の打ち合わせや学校の授業などで「資料や教科書の文字を読んだだけではわからなかったけれど、人から説明されたらよくわかった」という経験はありませんか?

資格試験の学習ツールはテキストが中心になりがちですが、動画や音声によるインプットを積極的に活用してみてください。

テキストを開いても自分で読み進めるのがつらいという人も、理解しやすい映像や音声という形でインプットすれば、挫折を防げます。

ただし、見るだけ・聞くだけでは問題を解く力は身につきません。「勉強をしたつもり」になってしまわないように、問題練習をセットにして進めていきましょう。


まとめ

今回取り上げた宅建の勉強時間について、ポイントをおさらいしておきましょう。


  • 宅建合格に必要な勉強時間は200〜300時間、勉強期間は半年が目安。
  • 半年で合格するには、勉強時間は平日1〜2時間、休日1〜3時間が目安。
  • 1日2時間の勉強を続けるには、スキマ時間の活用が必須。
  • 配点が大きい宅建業法権利関係は勉強時間を多く取ろう。


宅建は、忙しい方でもスキマ時間を活用すれば十分合格を目指せる資格です。

スキマ時間を徹底活用したい方は「スタディング 宅建士講座」をぜひチェックしてみてください。


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