居住地が試験地となる
宅建試験は、全国の都道府県で実施されます。都道府県ごとに試験会場が設けられ、高校や大学キャンパスなどの教育機関が主な会場です。
試験地・試験会場は異なっても、試験の日と時間、ルールなどは一緒。もちろん試験内容や合格基準なども変わりません。
試験地は原則、申し込み時点における受験者の居住都道府県になります。住民登録している地域となりますが、学生や単身赴任者の場合、居住する都道府県での受験も認められます。
試験会場は、先着順で決まる
試験地はお住まいの都道府県になります。複数試験会場がある場合はインターネットで申込む場合に限り、希望を出せば指定も可能です。ただし、基本的に先着優先のため、会場の希望がある際ははやめの申し込みが大切です。
宅建試験の申込期間は、例年7月いっぱいです。申し込み方法は、試験地問わず「インターネット申し込み」「郵送申し込み」いずれかです。窓口に直接願書をわたしても受け付けてもらいないので、注意してください。
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試験会場の情報は、受験票に記載
宅建の試験会場に関する情報は、主催者側から送付される受験票に明記されています。
受験票に記載された試験地および試験会場以外での受験はできません。試験地や試験会場の変更も認められないため、必ず自分が試験を受ける場所について確認するようにしてください。
なお、受験票は試験当日の必携品です。もし受験票が届かなかった場合、試験会場についての確認を申込先の都道府県の協力機関または実施機関に連絡して問い合わせてください。
また、試験当日、受験票を忘れてしまった場合は、試験当日に会場の「相談係」まで足を運び、氏名・生年月日を申し出ましょう。受験票を再発行してもらえます。試験開始ギリギリになると間に合わない恐れもあるため、はやめに会場に到着して手続きを済ませるようにしてください。
住所変更がある場合は?
申し込み時点の住所が変更になった場合、新しい住所へ転送してもらうために郵便局に転居届を出してください。試験会場の通知や受験票は新しいお住まいに届きます。試験当日に住所が変更した旨を伝えると、試験管監督員がしかるべき対応をしてくれます。
なお、試験会場の変更は、どんな理由があっても認められません。転居や転勤があったとしても、申し込み時点の居住都道府県が試験地となります。受験手続きに関する一切のルールは、実施機関である「不動産適正取引推進機構」のHPに記載されていますので、時間があるときに目を通すようにしてください。
試験会場の場所・ルートの確認も忘れずに!
多くの場合、宅建試験は高校や大学の施設を借りて行われます。おそらくほとんどの方が会場周辺の地理について詳しくないかと思われますので、周辺情報やルートをしっかり確認するようにしましょう。
場所によっては、駅からバスやタクシーを利用して向かうことになるかもしれません。バス利用であれば時刻表などの確認も重要です。インターネットなどで事前に下調べしておきましょう。
規定では、試験が開始して30分を過ぎると入室が認められないことになっています。特別な事情もなく遅刻してしまうと受験できなくなるかもしれないため、会場ルートや場所の詳細、アクセス情報について当日までにしっかりリサーチしておいてください。