最初に知っておきたい宅建の勉強法!効率のいい勉強法から分野別攻略法まで 

「宅建の勉強をしたいけれど、忙しくて時間がない!どうすればいいの?」と悩む方は少なくありません。

この記事では、宅建の勉強法や各分野の攻略法を紹介し、合格のために何をすべきか解説します。

これから宅建の勉強を始める方はもちろんのこと、今の勉強法ではあまり内容が定着していないような気がするという方にも役立つ内容です。

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目次 Contents

最初に知っておきたい宅建の勉強法!効率のいい勉強法から分野別攻略法まで


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宅建の勉強時間・スケジュール

宅建の勉強時間・スケジュール

まずは宅建の勉強について、概要を知っておきましょう。宅建に合格するにはどれほどの勉強時間が必要なのか、また通勤時間などのいわゆるスキマ時間を活用すればどのくらい勉強時間を確保できるのか解説していきます。


勉強時間の目安

まずは、宅建合格のために必要とされる勉強時間の目安をご紹介します。

不動産や法律に関する知識がない方の場合、勉強時間は200〜300時間が必要です。可能であれば試験当日までに300時間を確保しておきましょう。

余裕をもって勉強を進めることができます。もし200時間の勉強で合格を狙う場合は、勉強を効率化する工夫が必須になるでしょう。

一方、すでに民法や宅建業法に関する知識を持っている方であれば、150〜200時間の勉強時間で合格できる可能性もあります。

ご自身がお持ちの知識や確保可能な時間に応じて、全体の勉強時間を設定してみてください。


いつから勉強すれば間に合う?

では、総勉強時間を300時間とする場合、これまで不動産や法律の知識がなかった方は、いつから勉強を始めれば試験本番に間に合うでしょうか?


一般的には、1日あたりの確保可能な勉強時間をあらかじめ把握しておき、本番までの総勉強時間から逆算して勉強の開始時期を決めます。

ご自身のライフスタイルに合わせ、1日の勉強時間と勉強の開始時期を決めてみてください。

現実的に言えば、仕事や家事と両立しながら確保できる時間は、1日あたり2〜3時間でしょう。

今回は、1日2時間の勉強を行う場合を想定して話を進めていきます。1日2時間勉強する場合、合格までに必要な日数は下記の通りです。


300時間(総勉強時間)÷2時間(1日あたりの勉強時間)=150日


150日は、月に換算すると約5ヶ月です。宅建の試験は例年10月の第3日曜日に実施されるため、その約5カ月前、つまり5月中旬頃には勉強を始めることをおすすめします。

ただ、仕事が忙しかったり予期せぬ出来事が起きたりすると、勉強できない日があるかもしれません。余裕をもって、5月上旬のゴールデンウィークごろには勉強を開始するといいでしょう。


【あわせて読みたい】【宅建勉強スケジュール】1年・半年・3カ月の勉強時間や進め方の具体例


1日の勉強スケジュール

ここからは1日の勉強スケジュールを、例を挙げながらご説明します。

宅建の勉強における失敗としてありがちなのは、「勉強時間が確保できず試験範囲が終わらなかった」というケースです。

テキストは一通り読めたけれど、問題練習がほとんどできなくて不合格になったという方は少なくありません。

合格にはアウトプットも含めた試験範囲の網羅が不可欠で、そのためには勉強時間の確保が大前提です。


勉強時間を確保するには、毎日の生活の中に勉強を習慣づけることが必要不可欠です。

忙しくてまとまった勉強時間をとれない方でも、スキマ時間に着目すれば、使える時間は以外と多いことに気づくはずです。

また、勉強を歯磨きやお風呂のように「毎日必ずやること」にしておけば、やる気に左右されず勉強時間を積み重ねていけることもメリットです。


通勤時間などのスキマ時間を活用して、忙しくても1日2時間を確保する勉強スケジュールをご紹介しましょう。電車通勤の場合と自動車通勤の場合の2パターンに分けて解説します。


▼電車通勤の人が1日2時間勉強する場合

・行きの電車:30分

・昼休み:15〜30分

・移動時間:0〜15分

・帰りの電車:30分

・帰宅後:30分


通勤に片道30分かかる人は、行き帰りの電車と仕事の休憩時間を合わせると、最大1時間半の確保が可能です。

帰宅してからの勉強時間は残り30分となるため、心理的なハードルが下がって勉強を続けやすくなる効果も見込めます。


▼自動車通勤の人が1日2時間勉強する場合

・行きの運転中:20分(音声学習)

・昼休み:20〜40分

・移動の運転中:20分(音声学習)

・帰りの運転中:20分(音声学習)

・帰宅後:1時間


自動車で通勤している場合のスケジュールも、電車通勤の場合と概ね同じです。これまで「運転しながら勉強する」という発想がなかった方もいるかもしれませんね。

音声を聞きながら学習できる教材があれば、文字や映像を追わなくてもインプット学習ができます。

昼休みや帰宅後などは、テキストを読む、映像を見る、問題練習をするなど、運転中にはできない勉強に注力するといいでしょう。

時間によってやるべきことを分けておくと、バランスのいい学習にもつながります。


スマホで学べる「スタディング 宅建士講座」は、通勤時間に勉強したい方に最適のツールです。

動画講座、Webテキスト、問題集・過去問集まですべてがスマホ1台で完結するので、かさばる教材を持ち運ぶ必要がなく、電車の中の狭い空間でもストレスなく学習できます。

また、動画講座は音声のみのダウンロードもできるので、車を運転しながら耳で学習したい方にも好評です。


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宅建の勉強法は3つある

宅建の勉強法は主に「独学」「資格スクール」「通信講座」の3つに大別されます。

宅建の勉強方法は3つある

もちろんどの方法でも合格者は出ていますが、忙しい中でも効率的に合格したいと考えているのであれば、勉強方法はしっかりと比較検討しなければなりません。

それぞれの勉強法について、メリットやデメリット、その勉強法が向いている人のタイプをご紹介します。自分の状況や勉強の仕方と照らしあわせ、勉強法を選ぶ際の参考にしてみてください。


具体的な勉強のコツを早く知りたい人はこちら!

>>効率のいい勉強法

>>分野別の勉強のコツ・勉強の順番


勉強法1:独学

▼独学のメリット

・金銭的なコストを抑えられる

・時間や場所を選ばず勉強ができる

・宅建の難易度であれば独学でも合格を目指せる


▼独学のデメリット

・教材選びが難しい

・わからない部分があった際に解決しづらい

・モチベーションが続かない可能性がある


▼独学が向いている人

・使いたいテキストが決まっている人

・自己管理が得意な人

・お金をかけず学習したい人


とにかくお金をかけず勉強したいのであれば、独学がまず選択肢に入るでしょう。

もっとも安く済ませるなら、テキストと問題集・過去問集の購入費用のみで合格を目指すことも可能です。教室に通学する必要がないので、自分の生活スタイルに合わせて勉強できます。

また、宅建の難易度であれば独学で合格は可能です。ただし「独学=合格への最短ルート」ではない点には注意が必要です。

効率を重視するなら資格スクールや通信講座のノウハウが役立つでしょう。


その反面、教材選び、勉強の計画と実行、モチベーションの維持、わからないことの解決などを自分一人で行うのが難しいと感じる方は、独学以外の方法をおすすめします。

学生時代を振り返り、テスト勉強や受験勉強を自律的に進めることができていたかどうかは、独学に対する向き不向きを判断するいい指標になるでしょう。


勉強法2:資格スクール

▼資格スクールのメリット

・スケジュールを決める手間が省ける

・お金を支払った分続ける気持ちが湧く

・わからない部分を質問しやすい


▼資格スクールのデメリット

・金銭的な負担が大きい

・通学が負担になる可能性がある

・テキストを選ぶことができない


▼資格スクール向いている人

・教材やスケジュール選びが面倒な人

・ある程度の強制力があった方が勉強を続けられる人

・手厚いサポートが欲しい人


勉強のスケジュールを自分で組むのが難しい方や手厚いサポートが欲しい方は、教室に通学して講師の講義を受ける資格スクールが向いているでしょう。

カリキュラムに沿って学習を進めることになるため、教材選びに迷わず、学習内容に集中できます。講師や他の受講生の存在はモチベーション維持にもつながるでしょう。


ただし、学習を続けるうちに仕事やプライベートで忙しくなると、通学が負担になってしまう可能性があるでしょう。

また、地域によってはそもそも通えるスクールがないということも十分あり得ます。


勉強法3:通信講座

▼通信講座のメリット

・時間や場所を選ばず勉強ができる

・スキマ時間を使いやすい

・スクールと同レベルの講座内容


▼通信講座のデメリット

・独学よりも金銭的なコストがかかる

・リアルタイムで質問ができない

・モチベーションが続かない可能性がある


▼通信講座が向いている人

・勉強に割ける時間が限られている人

・オンライン学習に抵抗がない人

・コスパ良く学習したい人


通信講座は、独学のいいところと資格スクールのいいところを掛け合わせた勉強法と言えるでしょう。

教室への通学が不要なので自分の好きな時間・好きな場所で学べる一方、プロが手がけたカリキュラムと教材があり、内容面で学習が滞りづらいのが最大のメリットです。

通信講座は、勉強にかかる費用は独学よりは高くなりますが、一般的に資格スクールよりは安い価格が設定されています。


また、リアルタイムで質問ができない点は、学習に手厚いフォローが必要な人にとっては気になる点ですが、

宅建試験合格に向けて必ずおさえておきたい内容は、テキストや解説を読めば自力で理解できる内容がほとんどなので、こだわりすぎなくてもいい点と言えるでしょう。


アプリで学ぶ通信講座は「忙しいけど一発合格」に効く

このように宅建合格に向けた勉強法には独学、資格スクール、通信講座がありますが、忙しい中でも一発合格を目指す方にとってはスマホのアプリで学べる通信講座がベストな選択肢だと言えるでしょう。

誰もが常に持ち歩いているスマホを使えば、時間や場所に縛られずスキマ時間を使って勉強ができます。

また、通信講座は手探りで学ぶ独学では得られない「効率的に合格するノウハウ」が凝縮されていて、合格までの道筋がはっきりしています。


基礎的な学習から問題練習までスマホアプリで完結する「スタディング 宅建士講座」を利用して、忙しくても宅建試験に合格した方々の体験談をご紹介します。


まとまった勉強時間がなかなか取れない中、スタディングに出会いました。これまでは机に向かわないと集中してできなかったので、圧倒的に勉強時間が少なかったのですが、

スタディングは通勤時間やちょっとした合間にちょこちょこと学習できたので、結果、勉強時間が多くなったのだと思います。

宅建試験には何回も挑戦していて、自分にはもう一生受からないのではと諦めかけていましたが、スタディングのおかげで合格できました。

合格者の声1
生方徹さん
2021年合格



毎日の通勤時間と休み時間、家での隙間時間に勉強して合格することができました。

7月末からのスタートだったので間に合うか不安でしたが、わかりやすい講義でのインプットと問題でのアウトプットの繰り返しで記憶を定着できたと感じています。
合格者の声2
Rちゃんさん
2021年合格

スタディングの学習ツールは、いつでもどこでもスマホひとつで学ぶことができ、

元々集中力にあまり自信のない私にとっては、いざ机に向かって「よし、勉強するぞ!」というスタイルは苦手でしたので、

正直申し上げて宅建士合格に必要な知識はほぼ自宅ベッドで寝ころびながら習得しました。

実質の学習量は約168時間ほどでしたが、それでも合格に漕ぎ着けることができたので、学習効率が良く、かつ低価格という魅力十分なツールだと思います。

合格者の声3
Yukiさん
2021年合格




忙しい人必見!宅建の効率のいい勉強法

ここからは、まとまった時間を取ることが難しい方や、効率よく勉強を進めたい方に向けて、効率よく勉強を進めるためのポイントをご紹介します。

独学、資格スクール、通信講座といった勉強法を問わず参考にしていただける内容もあるので、ぜひこの機会に頭に入れておいてください。


宅建の効率のいい勉強方法


自分に合ったテキストを選ぶ

学習の出発点となるテキストは、自分に合ったものを選択することが大切です。特に独学の場合、テキスト選び次第で学習効率が大きく変わるといえるでしょう。

とはいえ、まだ勉強し始めていない段階では、自分に適したテキストを選べと言われても難しく感じるでしょう。

まずは、同じ内容に関する記述を複数のテキストで比較してみましょう。いくつかの項目について比較するだけでも、テキストごとの特色や自分との相性がわかってくるはずです。


資格スクールや通信講座を利用する場合でも、テキストを基準に講座を選択するという手もあります。

インプットとアウトプットを自分なりにうまくできるかどうか、複数の講座を見比べてみて申し込むものを決めましょう。

一見どれも同じように見えるテキストや講座ですが、よくよく見比べてみると、説明のスタイルや質が異なっていることがわかるでしょう。


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「どこで何点取るか」を決めておく

宅建合格には、どの分野で何点を取るかも非常に大切です。


宅建試験は「宅建業法」「権利関係」「法令上の制限」「税・その他」の4分野から全50問が出題されます。

宅建試験は相対評価方式のため合格ラインは毎年変わりますが、例年の合否の結果を見ていると、約7割の35点程度を取れれば合格できることがわかります。

試験に合格するためには必ずしも満点を取る必要はないのです。


また、試験は分野によって出題数や難易度には大きなばらつきがあります。合格ラインを超えるためにはどの分野で何点取るかを決めて勉強すると、効率的に試験対策ができるでしょう。

具体的には、まず押さえなければならないのは宅建業法です。出題数が多いうえ、重要なテーマは毎年繰り返し出題される傾向にあるため、勉強量が得点に結びつきやすいことが理由です。


反対に、宅建業法の勉強を怠ると不合格になってしまう確率がかなり上がってしまいます。宅建業法の攻略こそが合格への第一歩なのです。

出題数の8〜9割は得点したいので、18問程度の正解を目指すといいでしょう。

各分野の攻略法については、後ほど「分野別の勉強のコツ」ご紹介します。


1回目の学習に時間をかけすぎない

効率よく勉強するために大事なことは、出題範囲を一通り勉強する1回目の学習にかける時間を短くすることです。

初めて宅建に挑戦する方は、1回目の学習にはどうしても時間をかけてしまいがちです。

しかし、宅建合格には反復学習が必要不可欠です。最初から細かく勉強しても試験範囲が終わらなければ意味がないため、要点を押さえて勉強する癖をつけましょう。


また、インプット(テキストの読み込み)に偏らずアウトプット(問題練習)も重視した学習をすることを忘れないようにしてください。

よくある失敗としては、1回目のインプットに時間をかけすぎて、アウトプットに時間をとれないまま不合格になってしまうというケースが挙げられます。

試験本番で合格に必要な得点を確実に得るには、学習で得た知識を問題文に応じて使う力、さらにどの問題は拾い、どの問題は捨てるかを判断する力も問われます。

アウトプット力は、合格するためになくてはならない力です。問題練習の時間はしっかり確保しましょう。


文字だけでなく映像や音声でもインプットする

前述の点を踏まえ、特にインプット学習をする際のポイントをご紹介します。それは、文字だけでなく映像や音声などの方法でインプットすることです。

テキスト中心の学習方法を選択すると、どうしても文字だけを追う学習方法になってしまいます。

しかし、インプットのしやすさや記憶の定着の観点から見ると、文字だけでなく映像や音声を活用することも有効です。

視覚だけでなく聴覚を使うことで、目と耳の両方から内容をインプットできるため、より理解と定着が促進されます。


また、音声で学ぶ学習を取り入れると、運転中や料理中など他の作業と並行して「ながら学習」ができるようになります。

動画講座も、紙のテキストを持ち込めないお風呂場での学習に最適です。

スキマ時間を最大限に活用したいのであれば、学習方法の選択肢は増やしておくべきだと言えるでしょう。


過去問は「解き方を覚えるもの」と割り切る

テキストや講座で内容を一通りおさえたら、過去問を使った問題練習に入ります。しかしこの段階で「過去問ってただ解くだけでいいの?」「過去問をどのように活用すべきかわからない」と立ち止まる方も多いでしょう。

結論から言うと、忙しい人が効率的に宅建合格を目指すなら、過去問はだらだら解くのではなく「解き方を覚えるもの」と割り切りましょう。

宅建の試験では過去問の類題がとても多く出題されます。

そのため、過去問で解き方を覚えておけば、当日解き方に迷わずに済むでしょう。


また、宅建試験は満点を目指す必要はないので、他の受験者が解ける問題を落とさないようにしつつ、多くの受験者が解けない問題は捨てることが大切です。

絶対に落とせない問題の解き方は、過去問を通して重点的に覚えておきましょう。

過去問はただ問題が並んでいるだけのものではありません。それまでに得た知識を使って問題をどのように解いていくかを教えてくれる大切な道しるべです。

特に試験前の期間はたくさんの問題に触れ、分野ごとの傾向や解法を学ぶことをおすすめします。


模試で「失敗」しておく

模試は「失敗をするために受ける」と思ってください。宅建の受験チャンスは1年に1回のみです。つまり、試験本番で失敗してしまうと1年後まで挽回のチャンスがありません。

失敗は事前にしておき、苦手な部分を洗い出すようにしましょう。そうすることで、試験当日までに苦手をつぶして精度を高めることに専念できます。


また、模試は実際の試験で実力を十分出し切るための予行演習になります。

宅建試験は2時間で50問を解く必要があり、時間との勝負でもあります。

具体的には、1問を解くのに使える時間は単純計算で2.4分となりますが、最後に見直しの時間を残しておくことを考えるともっと短くなります。

いくら完璧に知識をインプットできていたとしても、本番で力を出し切れなければ意味がありません。解く順番や時間配分などを模試で「失敗」しておけば、対策を練って万全の状態で本番に臨めます。


試験に慣れておらず緊張してしまうという方も、模試を経験しておけば本番での緊張を和らげることができるでしょう。


【あわせて読みたい】宅建模試はいつ?何回受ける?合格をつかむ徹底活用術



分野別の勉強のコツ

ここからは、宅建の4分野それぞれを勉強する際のコツを解説します。宅建試験は相対評価方式で合格が決まるため合格ライン(合格点)は毎年変化しますが、おおむね「35点以上」です。

つまり、全体の7割の問題に正答できるような勉強をすべきなのです。学習を進める上での目標としては、35点に少し上乗せした「38点」がおすすめです。

宅建は4つの分野で構成されていますが、各分野の出題数には大きな差があります。下の表に各分野の出題数をまとめてみました。


分野 出題数
宅建業法 20問
権利関係 14問
法令上の制限 8問
税・その他 8問


出題数が全50問であることを考えると、宅建業法が占めるウエイトがかなり大きいことがわかります。

問題自体も、勉強さえしていれば正解できる難易度のものばかりなので、得点源と捉えておきましょう。


勉強の順番

4つの分野の勉強の順番は、人によってさまざまですが、おすすめなのは「権利関係」→「宅建業法」→「法令上の制限」→「税・その他」の順です。


宅建の勉強の順番


まず着手したいのは、宅建を攻略する上での最大の難関となる権利関係です。内容が複雑で難しいうえ、50問中14問出題されるという問題数の多さが手強い分野です。

攻略の難易度が高いだけに勉強の順番を後回しにせず、早めに着手しておくと安心です。

権利関係の次は、宅建業法に着手します。宅建業法はもっとも配点が大きい分野で、50問中20問出題されます。

合格のためには高得点が必須となる重要分野なので、勉強の順番としては優先度が高くなります。


宅建業法、権利関係の2分野を終えた後は、法令上の制限の勉強に進むとスムーズです。

法令上の制限は、出題範囲こそ広いですが出題される内容には一定の傾向があります。当日確実に得点できるように、しっかりとポイントを押さえるようにしましょう。

税・その他は、得点できる問題と得点が難しい問題に分かれます。点数を確保するために、頻出の問題は確実に正解できるよう、重点的に勉強しておく必要があります。


権利関係

▼科目

  • 民法
  • 区分所有法
  • 不動産登記法
  • 借地借家法


▼合格するための目標

14問中10問正解


▼攻略のポイント問題文をよく読む癖をつける!

権利関係では、主に民法や借地借家法などの法律に関する問題が出題されます。宅建の問題文は複雑であるため、問題文を読んだ時点で混乱してしまう人も多いです。

本番で焦って内容がまったく入ってこなくなることを避けるため、普段から問題文を「よく読む」癖をつけましょう。主語と述語をはっきり捉え、問題文の内容を把握することさえできれば、権利関係を攻略したも同然です。


▼勉強のコツ:図を描いて内容を整理!

権利関係の問題に正解するには、問題文で示された事例において「誰が、誰に、何をするのか」を正確に理解することが大事です。

インプット学習をするときは、重要なポイントは文章を読むだけでなく図とセットで覚えていくことが非常に有効です。

問題練習では、ただ解くだけでなく事例上の関係を図に描いて整理するのもおすすめです。

文を読むだけではわからなかった関係が、図を見ることではっきりします。試験中に問題文を読みながら簡単な図を描けるように練習しておくと、得点力アップに有効です。


宅建業法

▼科目

  • 宅建業法
  • 住宅瑕疵担保履行法


▼合格するための目標

20問中18問正解


▼攻略のポイント:宅建業法攻略こそが宅建合格のカギ!

宅建業法は全体の4割もの配点があります。もし宅建業法で満点近い点数を取ることができれば、他の分野ではある程度のミスが許されます。

他分野と比較して年度ごとの難易度のばらつきも小さいため、確実に得点しなければならない分野です。


▼勉強のコツ:地道な暗記を徹底すべし

宅建業法は素直な暗記問題が多いため、「地道に覚えれば点数が取れる」といっても過言ではありません。

裏を返せば、インプットを怠るとまったくといっていいほど歯が立たない分野となります。試験直前まで地道に内容を頭にたたき込みましょう。

ただ、ストイックに机に向かって暗記を続けなければならないというわけではないので、動画や音声でのインプットもうまく活用しながら学習を進めてみてください。

特に勉強し始めの頃は、単調な暗記作業を続けていると飽きがきてしまうこともあります。

最初の時期に覚えた知識がそのまま基礎になり得点にもつながるため、決して軽視してはいけはいけません。


【あわせて読みたい】宅建業法の試験攻略法!頻出テーマ・勉強法をおさえて満点を目指そう


法令上の制限

▼科目

  • 都市計画法
  • 建築基準法
  • 国土利用計画法
  • 農地法
  • 宅地造成等規制法
  • 土地区画整理法
  • その他の法令上の制限


▼合格するための目標

8問中5問正解


▼攻略のポイント:頻出分野を確実に押さえる!

例年、この分野では都市計画法に関する問題が2問、建築基準法に関する問題が2問出題されます。

ただし、この2科目は難易度が高く、攻略に要する勉強量が多いわりに得点効率がよくないことが特徴です。


▼勉強のコツ:得点できる科目を狙い撃ち

科目によって難易度のばらつきが大きい法令上の制限は、合格者でも満点を取ることはなかなか難しい分野です。

「得点しやすい科目で正解すればOK!」と割り切ることで効率的に攻略できます

得点しやすい科目は国土利用計画法、農地法、宅地造成等規制法で、いずれも1〜2日学習すれば得点力が身に付きます。


税・その他

▼科目

  • 税法
  • 地価公示法、不動産鑑定評価基準
  • 住宅金融支援機構
  • 景品表示法
  • 統計
  • 土地・建物


▼合格するための目標

8問中5問正解


▼攻略のポイント:意外と得点できる!取れるところを落とさないように

税・その他で満点を取るのは、かなり難しいです。忙しい中で宅建合格を目指す人の中には、この分野の勉強をほとんどしない方もいます。

しかし、その中でも出題傾向をある程度掴むことはできるため、捨ててしまうのはもったいないです。

税法の地方税、地価公示法、不動産鑑定評価基準などがよく出題されるため、勉強する時間があるのであれば必ず覚えておきましょう。


▼勉強のコツ:統計対策は試験前の最新情報で!

試験では毎回、統計問題が1問出題されます。ただ、使われる統計は最新のものであることがほとんどです。

事前に直近の統計を調べ、予習しておくことをおすすめします。


【あわせて読みたい】宅建の試験内容は?科目別の目標点・攻略法と5点免除制度を解説!



効率よく勉強するなら「スタディング 宅建士講座」がおすすめ

忙しい人向きの勉強法

ここまで、忙しい人が宅建に効率よく合格する方法や、分野別の勉強のコツについて紹介しました。

宅建は独学でも合格することはできますが、限られた時間で徹底的にムダを省いて合格したい方には「スタディング 宅建士講座」がおすすめです。


スタディング 宅建士講座は、インプットとアウトプットがスムーズにつながり、誰でも効率化された学習サイクルを回せる通信講座です。

非常に広い範囲の中から押さえるべきポイントをピックアップしているため、合格までの最短ルートを歩めるのも特長です。


また、いつでも身近にあるスマホで学ぶ講座なので、限られた時間をとことん有効活用できます。

「勉強=机に向かってやる」という従来の常識にとらわれないため、外出先やベッドの上などでも学習可能。

ちょっとした待ち時間、机に向かうやる気が出なかった時間など、これまで無駄にしていた時間をすべて学習に使えるので、忙しくても勉強を習慣にできるのです。


忙しい人こそ使ってる!スタディングとは?



まとめ

この記事では、宅建の勉強法3種類、勉強のコツ、分野ごとの攻略法を解説しました。

宅建の勉強は決して易しいとは言えませんが、ポイントを押さえて効果的な学習を心がければ、忙しい人でも十分合格できます。

ご自身のライフスタイルや性格に合った勉強法で、宅建の合格を目指しましょう。


>>「宅建士特集」記事一覧

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