宅建とFPはダブルライセンスがおすすめ!どっちが先?難易度は? 

宅建とFP(ファイナンシャルプランナー)は、ダブルライセンスにおすすめの組み合わせです。

この2つの資格でダブルライセンスを取得すると、どんなメリットがあるのでしょうか?

また、それぞれの資格のポイントを押さえ、比較しながら効率的な取得方法なども解説していきます。

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目次 Contents

宅建とFPはダブルライセンスがおすすめ!どっちが先?難易度は? 


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宅建士とは【不動産取引】の専門家

▼宅建士はどんな資格?

宅建士(宅地建物取引士)とは、ひとことで言えば不動産取引の専門家であることを証明する国家資格です。不動産の売買や賃貸物件のあっせんなどをする際に必要になります。

不動産取引においては、資格を持った宅建士にしかできない独占業務があります。

また、宅建業法において、業務に従事する者の5人に1人以上が宅建士でなければならないと定められていることからも、不動産業界での需要は高いものになっています。


▼宅建士の就職先・仕事内容

宅建士の主な就職先は、先に述べたとおり、不動産業界です。主な仕事内容としては、独占業務があります。


  • 重要事項の説明
  • 重要事項説明書への記名・押印
  • 契約書(37条書面)への記名・押印


こうした独占業務のほか、不動産売買のサポートや不動産運用のコンサルティングといった、宅建士の知識を活かした業務もさまざまあります。

独占業務でない仕事は宅建士でなくても可能ですが、宅建士資格を持っていることはクライアントからの信頼感にもつながるため、業績アップを目指しやすいといえるでしょう。


【あわせて読みたい】宅建は国家資格!資格と仕事をまるっと解説!難易度・メリット・年収など


FPとは【暮らしのお金】の専門家

▼FPはどんな資格?

FP(ファイナンシャルプランナー)とは、ひとことで言えば保険、資産運用、税金といった暮らしのお金の専門家です。

お金に関する広い知見を活かして、ライフプランの作成や金融関係のアドバイスを行います。


一般的に「FP」という言葉が指すのはファイナンシャルプランナーの関連資格や資格保有者の総称で、資格の種類としては全部で5つです。

その中には国家資格もあれば民間資格もあります。


国家資格は「FP技能士(ファイナンシャル・プランニング技能士)」1~3級の3つです。国家資格ですが、宅建のような独占業務はありません。

一方、民間資格は日本FP協会が認定するAFP(国内ライセンス)とCFP®︎(国際ライセンス)の2つです。このうち、国家資格のFP技能士2級と民間資格のAFPの試験は共通となっています。


▼FPの就職先・仕事内容

FPの就職先(働き方)は、企業系FP独立系FPかで異なります。


企業系FPの場合、保険、証券、その他金融、不動産販売などを行う企業で、企業内の専門職として働くことが一般的です。

お金の知識を活かして自社商品やサービスの販売を行うことが多いでしょう。企業のサービスの一環として住宅ローンなどの無料相談を行うこともあります。


一方、独立系FPは、個人で集客を行ったり、FP会社などに所属して働いたりします。特定の商品の販売が目的ではなく、中立な立場のFPとしてアドバイスを行うことが多いでしょう。

お客様に合った資産設計や、ファイナンシャル・プランニングなどの相談・提案が主なものです。

このほかセミナー講師や雑誌などでの執筆活動を手がけることもあり、幅広く活躍することができるのが独立系FPの特徴です。


宅建とFPのダブルライセンスのメリット

宅建とFPのダブルライセンスのメリットには、どのようなものがあるでしょうか?

ダブルライセンスを持つことで考えられるメリットは、次の2つです。


  • 年収アップにつながる
  • 転職・就職に有利


年収アップにつながる

メリットの1つ目は、収入アップにつながるという点です。

不動産取引では高額の金銭が動きます。宅建+FPなら、不動産とお金の両方の専門知識を備えた人材として顧客に対応できます。

顧客に提供できる価値が高まれば、売上アップや昇進で年収アップを目指せるでしょう。


転職・就職に有利

メリットの2つ目は、転職・就職に有利なことです。

前述のように、不動産取引と人生の資金計画は密接な関連があり、総合的なアドバイスができる人材は、市場価値が高いからです。

たとえば、就職・転職の選考で他の応募者と比較されたとき、ダブルライセンスだと、宅建だけ・FPだけを持っている人より魅力を感じてもらえるポイントになることがあります。


宅建とFPがダブルライセンス取得に向いている理由

ここまでは、宅建とFPのダブルライセンスのメリットについて解説してきました。

ここからは、宅建とFPがダブルライセンス取得に向いている理由について解説します。理由は次の2つです。


  • どちらも比較的取得しやすい資格
  • 同時受験(同じ年に受験)も可能


どちらも比較的取得しやすい資格

ダブルライセンス取得に向いている1つ目の理由は、宅建資格とFP資格はどちらも比較的取得しやすい資格であるという点です。


宅建は不動産系・法律系資格の登竜門と言われていて、さまざまな資格に挑戦する最初のステップにしている人が多い資格です。

合格に必要な勉強期間は半年程度が目安で、効率的に勉強すれば、働きながらでも短期間での一発合格も十分可能です。


そしてFPも取得しやすい資格と言われています。通信講座や市販の教材などが豊富なこともあり勉強を始めやすく、

難易度という点でも仕事やプライベートと両立しながら取得することは難しくありません。

また、FPは年金や保険、不動産や税金などの個人のお金に関することを扱うので、これらと関係が深い仕事をしている人にとっては勉強しやすい資格といえます。


同時受験(同じ年に受験)も可能

2つ目の理由は、同時受験(同じ年に受験)も可能であるという点です。

宅建試験は年1回で、例年10月に実施されています。一方、FPは3級、2級ともに、毎年1月、5月、9月と、年3回の試験日程が設定されています。

そのため、受験時期をずらすことができるので、1年のうちに同時受験することも可能です。


宅建とFP 難易度が高いのはどっち?

では、宅建とFPでは難易度が高いのはどちらなのでしょうか?「宅建」と「FP3級・FP2級」を比較してみましょう。

比較に先立って、FP3級とFP2級の違いについて説明しておきます。


▼FP3級

  • 受験資格に実務経験などの制限がなく、誰でも挑戦しやすいは宅建と同じ。
  • FP技能士の資格の中では「入門編」といった位置付け。より実務的な知識・スキルが身に付くのはFP2級以上。


▼FP2級

  • 就職・転職の際、FP3級よりも有力なアピール材料になる。
  • ただし誰でも受験できるわけではない(くわしくは後述)。


では「宅建」と「FP3級・FP2級」の比較として、以下の3点をみていきましょう。


  • 合格率が低いのは?
  • 合格に必要な勉強時間が長いのは?
  • 受験資格のハードルが高いのは?


合格率が低いのは【宅建】

まず、「宅建」と「FP3級・FP2級」の合格率を比較してみましょう。


資格 合格率
宅建 15〜17%程度
FP2級(日本FP協会) 学科:40〜50%程度
実技:50〜60%程度
FP2級(きんざい) 学科:20~30%程度
実技:20~60%程度(科目によって差があります)
FP3級(日本FP協会) 学科:70~80%程度
実技:80~90%程度
FP3級(きんざい) 学科:50~70%
実技:40~80%程度(科によって差があります)


比べてみると、合格率が低いのは宅建です。しかし、宅建の合格率が低いのには、いくつか考えられる理由があります。


理由の1つ目は、誰でも受験できるということです。宅建には受験資格に制限がなく、学歴や年齢、実務経験などが問われません。

このため誰でも受験しやすく、例年約20万人が受験しています。

受験者の母数が大きければ、本気度にばらつきがあるのは自然なことです。仮に不合格でも翌年になればまた受験のチャンスはあるので、

「今年必ず合格したい」という受験者ばかりではないと言えるでしょう。


理由2つ目は、出題範囲が広いということです。計画的に学習を進めなければ、広い出題範囲をしっかりとカバーできないまま本番を迎え、

不合格となってしまうケースも考えられます。そうしたことが合格率を下げている理由と言えるでしょう。


宅建試験は、本気で合格を目指し正しい勉強方法で臨めば、努力がきちんと報われます。合格率の低さを見て諦める必要はまったくありません。


【あわせて読みたい】宅建の合格率・難易度の実際は?勉強時間や関連資格との比較を解説


合格に必要な勉強時間が長いのは【宅建】

次は、「宅建」と「FP3級・FP2級」の合格に必要な勉強時間(目安)を比較していきましょう。


資格 勉強時間
宅建 200〜300時間程度
FP2級 150〜300時間程度
FP3級 80〜150時間程度


合格に必要な勉強時間は、FPより宅建のほうが長いです。


【あわせて読みたい】宅建の勉強時間は?短期合格を目指す人のスケジュールや分野別の時間配分


受験資格のハードルが高いのは【FP2級】

最後は、それぞれの受験資格について比較してみましょう。


資格 受験資格
宅建 制限なし
FP2級 制限あり
FP3級 制限なし


先ほどの合格率の項目でも述べたとおり、宅建は受験資格に制限がなく誰でも受験できる資格です。

FP3級にも特別な受験資格はなく、「FP業務に従事している者または従事しようとしている者」とされています。

宅建と同様、実務経験や特別な資格の有無は問われません。


一方、FP2級は以下の条件のうちどれか1つを満たすことが受験資格とされています。


  1. AFP認定研修の受講修了者
  2. 3級FP技能検定合格者
  3. FP実務経験2年以上


つまりFP技能検定について「3級を受けずに2級から受けたい」という場合は、AFP認定講習(誰でも受講可能)を受講するか、所定の実務経験を2年以上有していなければなりません。

受験資格がない宅建やFP3級に比べると、受験資格のハードルが高いのはFP2級だということが分かります。


【あわせて読みたい】宅建は受験資格の制限なし!でも宅建士になれないケースもあるってホント?


【どっちが先?】宅建をFPより先に取得すべき理由

宅建資格とFP資格のダブルライセンスを狙う場合、どちらを先に取得するのが正解なのでしょうか?

結論を述べると、おすすめは「宅建が先」です。FPより先に取得するべき理由として、次の2つが挙げられます。


  • 就職・転職に直結するから
  • 試験が年1回しかないから


就職・転職に直結するから

理由の1つ目は、就職・転職に直結することです。

宅建業者には「宅建士の設置義務」が課せられています。規定の人数以上の宅建士がいないと事業を行えないということです。

宅建士を雇えるかどうかが、宅建業者にとっての死活問題となることもあります。

このため、宅建士を歓迎する求人は多く存在します。「資格をとって、就職や転職に活かしたい」を叶えるには、まず宅建の取得を優先すべきと言えるでしょう。


試験が年1回しかないから

理由の2つ目は、試験が年1回しかないことです。

宅建試験が行われるのは例年10月の1回のみです。この1度のチャンスを逃してしまったら、また1年待たなければなりません。

一方、FP試験は年に3回チャンスがあります。このため、チャンスが年1回と少ない宅建を優先すべきだと言えるでしょう。


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前述の通り、宅建とFPのダブルライセンスを目指す場合、まずは宅建を目指すことがおすすめですが、

忙しい人が限られた時間で勉強する場合、学習を徹底的に効率化するツールが必要になります。

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まとめ

宅建とFPとのダブルライセンスについて、おすすめの理由や両資格の比較、宅建資格を優先すべき理由などをご紹介してきました。


  • 宅建とFPのダブルライセンスは、転職・就職に有利で年収アップにもつながる
  • どちらの資格も比較的難易度が低く、取得しやすい資格である
  • まず目指すべきは宅建資格


1つの資格を目指すのに比べて、ダブルライセンスを目指すのはもちろん簡単ではないでしょう。

しかし計画性をもって効率的に勉強していけば、1年でダブルライセンスの取得も可能です。

ぜひ、ダブルライセンスを目指してみてはいかがでしょうか?


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