宅地建物取引士(宅建士)の更新研修について

宅地建物取引士証(宅建士証)を更新するときに、研修を行なっていると聞きました。更新研修の内容は難しいですか?また、修了テストに合格しないと宅建士証をもらうことができないのでしょうか
宅地建物取引士証(宅建士証)の更新をするためには、法定講習を受講する必要があります。法定講習は朝から長時間拘束されます。内容は、5年の有効期間内に起きた法改正や最新の不動産税制、不動産取引にかかる紛争事例など多岐にわたります。

更新時の研修=法定講習の時間割

更新のための法定講習、その研修時間はナント6時間です!

午前9時から会場入りし、10時から講習開始。昼休み1時間をはさみ、午後も研修。

研修後、その場で新しい宅建士証が交付されるのですが、その時間を含めると、拘束時間は7~8時間にも及びます。丸一日かかるということです。

法定講習の内容

講習の科目は、「法定講習」というくらいですから、その内容が決まっています。

●宅地建物取引士の使命と役割
●改正法令の主要な改正点と実務上の留意事項
●紛争事例と関係法令及び事務上の留意事項
●改正税制の主要な改正点と紛争事例及び実務上の留意事項

宅建士証の交付を受けた時から、更新するときまでの5年間における、主要な改正法令を学習します。この改正を知らないまま、古い法令の知識で業務を行なうことで、故意でなくとも取引の相手方に損害を与えたら・・・最悪の場合、宅建士個人が賠償することになりかねません。気を引き締めて受講するようにしましょう。

最新の不動産税制を学ぶことも重要です。「不動産税制の手引き」というテキストを使って学習するのですが、このテキストは実務でそのまま使える優れものです。

都道府県や主務官庁に寄せられる相談・苦情案件や、実際に裁判となった紛争事例の解説もあります。宅建士として業務するうえで、気を付けなければいけないポイントをたくさん見つけることができます。

法定講習に修了試験はない

法定講習は講師が一方的に話す講義形式で、ワークなどはありません。また、修了試験もありません。だからでしょうか、特に昼食休憩後の講義では、あちらこちらで寝ている姿が・・・。

士業化により、法定講習の内容が変わりました。

取引主任者から宅建士に名称が変わることで、法定講習の内容が変更となりました。

●これまで5時間だった講習時間を1時間延長
●延長する分、受講料を1,000円値上げ
●延長した時間には、「取引士の使命と役割」という新講義を追加


新型コロナウイルスの影響により、宅地建物取引士に対する講習の実施要領の一部を改正する告示により、講習の実施に関する特例が定められました。これにより、現在多くの機関が、対面での講習は行わず、教材を用いた自宅学習及び効果測定(確認テスト)により講習を行っているようです。受講の流れ等も以前と異なっていますので、受講予定の講習機関のHPをご確認下さい。

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