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司法書士試験(筆記試験)では、どのような科目が出題されるのでしょうか? |
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民法、不動産登記法をはじめとした11科目が出題されます。 |
司法書士試験の筆記試験では、民法、不動産登記法、商法・会社法、商業登記法、民事訴訟法、民事執行法、民事保全法、司法書士法、供託法、刑法、憲法の計11科目が出題されます。
午前の部(択一式) 計35問
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午後の部(択一式)計35問
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午後の部(記述式)計2問
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科目全体を見ると出題数の多いものと、それ以外の比較的出題数が少ないものがあることがわかります。受験界では出題数が多いものは「主要4科目」、それ以外の科目は「マイナー科目」と呼ばれています。
主要4科目に該当する科目は、「民法」、「不動産登記法」、「商法(会社法含む)」、「商業登記法」です。
この4科目だけで、全出題数(択一式70問)の内、実に82%(53問)を占めるので、「主要4科目」と呼ばれています。
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「主要4科目」以外の「民事訴訟法」、「民事執行法」、「民事保全法」、「供託法」、「司法書士法」、「憲法」、「刑法」が「マイナー科目」と呼ばれています。
「マイナー科目」との呼び名から、「重要視しなくてもいい」、「捨て問(科目)にしていい」と勘違いされがちですが、出題数が「主要4科目」に比べ少ないというだけで、決して疎かにしていいという科目ではありません。
司法書士試験は、各年度の難易度にもよりますが、択一式には「合格基準点」というものがあり、この基準点を超えなければ記述式の採点を行わないという制度があります。この「合格基準点」は概ね8割5分(85%)です。
これがマイナー科目もおろそかにできない理由です。
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司法書士試験に合格するためには、主要4科目をしっかりおさえつつ、マイナー科目もバランスよく、効率的に学習していくことが重要です。