司法書士試験の申し込み方法|願書の入手・提出方法を解説

司法書士試験を受ける予定なら、事前に申し込み方法を把握しておきましょう。

期間内に願書を入手し、申し込みをしなければ、受験自体ができなくなってしまいます。

司法書士の資格取得を目指している方は、ぜひ参考にしてみてください。(注) この記事は、「令和6年度司法書士試験受験案内書」をもとに作成しています。最新の情報は法務省ホームページをご参照ください。

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司法書士試験の受験には期間内の申し込みが必要

司法書士試験(筆記試験)は、年に1度、例年7月の第1日曜日に実施されています。

年齢や学歴、国籍を問わず、どなたでも受験できる試験ですが、受験に際し、忘れてはならないのが受験の申込み申請です。

受験するつもりでも、受験申請を指定期間内に行わなければ、司法書士試験を受験することができません。

受験を申し込む場合は、司法書士試験専用の願書を入手する必要があります。

司法書士試験の「受験申請書(願書)」の入手方法

司法書士試験の申し込みでは、受験申請書(願書)の入手が必要です。

入手方法としては、窓口で受け取る方法と郵送で請求する方法の2種類があります。

ここからは、それぞれの方法について詳しく解説します。

窓口で受け取る

  • 配布期間:例年4月上旬から5月中旬頃
  • 配布場所:法務局または地方法務局の総務課

受験申請書は、全国の法務局または地方法務局の総務課で交付を受けることができます。

受験申請書は、受験案内書とセットで配布されています。

受験案内書には、試験の詳細や受験申請の方法などが記載されています。

受験申請の締切日なども記載されているので、必ず一読しましょう。

なお、受験案内書は、4月上旬に試験の概要が発表される際に法務省のWEBサイトにも掲載されます。

この案内書には、願書を配布する法務局および地方法務局の住所や、電話番号が記載されているので、直接受け取りに行く前に問い合わせて確認することができます。

しかし、窓口が空いている時間は決まっているため、直接受け取りに行くことができないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

このような場合に便利なのが、次に紹介する「郵送で請求する」方法です。

郵送で請求する

  • 請求期間:例年4月上旬から5月中旬頃

法務局または地方法務局に請求することで、直接窓口に出向かなくても、願書を郵送してもらうことができます。

郵送で請求する場合も、いつでも請求できるわけではなく、試験概要が発表された4月上旬から5月中旬頃の指定期間以外は請求をすることができません。

郵送で請求するためには、準備と手続きが必要になります。

封筒の表に「司法書士請求」と朱書きしたうえで、返送用として郵便番号・住所・氏名を明記し、郵便切手(120円)を貼った角形2号(A4判)の郵便封筒を同封しましょう。

郵送で送ってもらう場合は、受け取るまでに時間がかかります。

受験申請の締切日に遅れないよう、注意して請求しましょう。

法務局または地方法務局の所在地などは法務省のホームページをご覧ください。

司法書士試験の申し込み方法

司法書士試験の申し込み方法について、ここからは以下2つのステップでご紹介します。

  • 必要なものを揃える
  • 提出期間内に申し込む

必要なものを揃える

司法書士試験に申し込む際は、まず必要な書類などを揃えましょう。

司法書士試験の申し込みに必要なものは、以下の通りです。

必要なもの備考
司法書士試験受験申請書(1)・同(2)、写真票、筆記試験受験票・一枚の用紙が(1)と(2)に分かれているのでそれぞれ記入・氏名・生年月日は戸籍などに記載の通り正確に記入・筆記試験免除申請者は、筆記試験受験票の記入は不要・不備がある場合、返却される可能性あり
受験手数料・8,000円(収入印紙で納付、受験申請書(2)の所定欄に貼り付け)
写真・無帽かつ正面から上半身を映した背景のない写真・申請前6ヶ月以内に撮影したもの(縦4.5cm、横3.5cm(パスポートサイズ))を写真票の所定の欄に貼り付け

筆記試験免除申請者の場合は、上記に加えて免除資格を証明する書類などが必要です。

受験申請書と合わせて提出しましょう。

なお、郵送での提出にあたっては、封筒の表に「司法書士受験」と朱書きしたうえで、書留郵便で送付する必要があります。

その際、筆記試験受験票には郵便番号・住所・氏名を記載して郵便切手(63円)を貼ります。

また、窓口の場合でも(筆記試験免除申請者を除く)、筆記試験を実施しない地方法務局の総務課を通じて、当該地方法務局を管轄する受験地として記載されている地方法務局の総務課に提出することも可能です。

その場合、筆記試験受験票には郵便番号・住所・氏名を記載して郵便切手(63円)を貼る必要があります。

提出期間内に申し込む

必要なものを揃えたら提出期間内に受験申請を済ませましょう。

令和6年度試験の場合、受付期間は令和6年5月7日(火曜日)から令和6年5月17日(金曜日)でした。

また、窓口の場合の受付時間、郵送の場合の消印については、以下の通りとなっています。

  • 窓口:期間中の土曜日・日曜日・祝祭日を除く午前9時から正午および午後1時から午後5時
  • 郵送:令和6年5月17日(金曜日)までの消印があるもの

願書を窓口で受け取る場合でも、郵送で請求する場合でも、受験申請が締切に間に合うように余裕を持って準備しておくことが大切です。

受験する場合は、4月の願書配布開始後、なるべく早めに準備しましょう。

なお、配布場所や時間、郵送での請求方法などは、各年度の受験案内書を必ずご確認ください。

また、願書を配布している法務局および地方法務局の所在地なども、受験案内書をご参照ください。

参考:令和6年度司法書士試験(法務省ホームページ)

まとめ

この記事では、司法書士試験の申し込み方法について詳しく解説しました。

改めて、この記事でご紹介した内容をおさらいしてみましょう。

  • 司法書士試験の受験申請には願書の提出が必要
  • 願書の入手方法は窓口で受け取る方法と郵送で請求する方法の2つがある
  • 必要なものを揃えたうえで、提出期間内に申し込む必要がある
  • 提出時、窓口の場合は受付時間、郵送の場合は消印の日付に注意

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