司法書士で年収3,000万円は可能?勤務型と独立型に分けて解説

司法書士で年収3,000万円といった収入を得ることは可能なのでしょうか。

本記事では、勤務型・独立型といった司法書士の働き方別にご紹介します。

司法書士の資格取得を検討している方、司法書士としてのキャリアを検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

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司法書士で年収3,000万円は可能?

司法書士で年収3,000万円以上を狙うことは可能なのでしょうか。

年収相場を考える前に、まずは司法書士の働き方を知っておく必要があります。

司法書士の働き方は、主に以下の2つです。

勤務型司法書士事務所に勤務してスタッフとして働く方法。事務所の規模や勤務する地域などによって報酬相場が異なる。
独立型独立して自身の司法書士事務所で働く方法。経営者として顧客を新規で開拓し、報酬を得る。

それぞれの働き方によって、年収の相場も異なります。

働き方の違いを踏まえて、司法書士が年収3,000万円以上を狙えるのか見ていきましょう。

勤務型でも年収3,000万円の人は一部存在する

以下の表は、司法書士白書2021年版から「経営者司法書士以外」の年収分布をまとめたものです。

年収人数
0円10人
100万円未満16人
100~200万円未満42人
200~300万円未満71人
300~400万円未満131人
400~500万円未満114人
500~600万円未満94人
600~700万円未満51人
700~800万円未満22人
800~900万円未満18人
900~1,000万円未満19人
1,000~2,000万円未満15人
2,000~4,000万円未満2人
4,000~7,000万円未満1人
7,000~1億円未満0人
1億円以上0人

出典:司法書士白書2021年版

表を見ると、年収3,000万円以上の方はわずかではあるものの、存在することがわかります。

ただし、多くの方が「200〜600万円未満」と回答しており、このあたりを勤務型の相場として捉えておくのがよいでしょう。

それでも、仕事の幅を広げたり複数の資格を取得したりして付加価値を高めれば、1,000万円前後の収入は十分目指せる資格だといえます。

独立型なら割合が増えると考えられる

独立型においては、年収3,000万円以上の割合が少し増えると考えられます。

事務所の売上(収入)金額の分布をまとめたものが、以下の表です。

売上人数
0円45人
1~199万円160人
200~499万円260人
500~749万円224人
750~999万円216人
1,000~4,999万円894人
5,000~9,999万円81人
1億円以上20人

さらに、売上から経費などを差し引いた所得金額では、以下の通りとなっています。

所得金額人数
0円439
1~199万円356人
200~499万円400人
500~749万円288人
750~999万円173人
1,000~4,999万円243人
5,000~9,999万円1人
1億円以上0人

出典:司法書士白書2021年版

所得で見ても1,000~4,999万円が243人と多いことから、年収3,000万円以上の割合は独立型のほうが高いと考えられます。

自身の営業力や専門性、経営力は問われるものの、年収3,000万円といった大きな金額を目指すのであれば、独立型のほうが可能性はあるといえるでしょう。

しかし、いきなり独立しても成功するのは簡単ではありません。

まずは司法書士の資格を取得し、経験を積みながら独立を検討するのがおすすめです。

まとめ

本記事では、司法書士で年収3,000万円を目指せるのか詳しく解説しました。

改めて、この記事でご紹介した内容をおさらいしてみましょう。

  • 司法書士が年収3,000万円以上を狙うことは可能
  • 司法書士として働く場合、勤務型と独立型の2パターンに分かれる
  • 勤務型でも年収3,000万円以上は存在するが、ごく一部
  • 独立型は勤務型よりも年収3,000万円を実現できる可能性が高いと思われる

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