司法書士の英語表記は「judicial scrivener」?英語力を生かせる業務を紹介

司法書士は、日本独自の資格です。それでは、司法書士は英語でどのように表現すれば良いのでしょうか。

この記事では司法書士の英語表記や英語力を生かせる業務をまとめました。もちろん英語が話せなくても司法書士として十分に活躍できますが、英語力があれば活躍の場が広がるでしょう。司法書士の資格を取得しようとお考えの方は、ぜひ今後の参考にしてください。

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司法書士の英語表記は「judicial scrivener」?英語力を生かせる業務を紹介


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司法書士は英語表記は3通り

司法書士の英語表記は一つではありません。

  • judicial scrivener
  • lawyer
  • Shiho-shoshi

上記3種類の表記が存在します。

それぞれの正確な意味や使い分けのポイントを以下に解説します。


「judicial scrivener」

司法書士を英語で表記する場合、一般的に用いられるのは「judicial scrivener」です。

「judicial」は「司法の」という意味があり、アメリカやイギリスなど英語圏で日常的に使われています。

ただし、「judicial」はほかに「裁判の」「裁判上の」といった意味でも用いられるため、日本語の「司法」とは少し異なる特徴があります。


一方で、「scrivener」は「筆記者、書記」という意味がありますが、あまり使われておらず、英語圏の人に話しても、伝わりにくい場合があります。

司法書士の資格が、英語圏の国に存在しないことも影響していると考えられます。


「lawyer」

「lawyer」は「法律家」という意味があり、弁護士を指す言葉としても用いられます。

アメリカでは弁護士を指す場合に「attorney」や「lawyer」が使われますが、後者はどちらかというと法律家というイメージが強い傾向にあります。

そのため、司法書士も「lawyer」と表記されることがあります。

しかし、「lawyer」というと日本では弁護士のイメージが強いので、実際に自己紹介などの際に用いる場合は、業務の説明をする必要があるでしょう。


「Shiho-shoshi(Solicitor)」

司法書士は海外で近い仕事がないことから直訳が難しく、「Shiho-shoshi」と日本語読みのまま表記することもあります。

もちろん、一般的な会話の中で使用しても理解されないので、主に日本独自の司法書士資格を明確に説明する際などに用いられます。

なお、日本司法書士会連合会は司法書士を英語で「Shiho-shoshi(Solicitor)」と表記しています。


司法書士業務で英語力が生かせる場面

司法書士は日本特有の仕事ですが、ときには英語が役立つ場面もあります。

特に近年では日本を訪れる外国人や、日本で活動する外国企業が増えており、英語力があると活躍の場が広がるでしょう。

そこで実際に司法書士業務で英語力が生かせる場面を以下に紹介します。


法務文書翻訳

司法書士業務で英語力を生かせる場面の一つに、法務文書の翻訳があります。

例えば外国企業と取引をしたり、外国人の従業員を雇用したりする際に求められることがあるでしょう。


法務文書には契約書や訴訟関連書類、法律文書などさまざまな種類がありますが、正確に翻訳するためには英語力と法律知識が欠かせません。

法律文書は専門用語や複雑な表現が用いられるケースが多いので、日常的な英語が理解できる程度で翻訳が困難な場合もあります。

そのため、法務文書翻訳を正確に行うためには、高い英語力と法律知識が必要といえるでしょう。


渉外法務

渉外法務とは国際的なビジネス法務に関する業務のことです。

例えば海外法人の設立登記、営業所設置などに関わる業務が該当します。


外国人が日本で会社を設立する場合は、日本の法律だけでなく、外国の法律も関係してきます。

そのため、日本と対応する国、両方の法律知識と英語力が必須となるでしょう。

また、実際に海外法人や外国人の方とコミュニケーションをとる際、司法書士が英語での対応を行えば、スムーズな業務遂行が可能となります。

会話以上にメールなど文書によるコミュニケーションが求められるので、英語による文書作成能力も重要です。


国際相続

国際相続とは、国境を超えた相続業務です。

例えば、相続人または被相続人が外国籍の方や外国に居住している場合、相続財産が外国にある場合の相続手続きなどが考えられます。

相続では法的な手続きや税金の問題などがありますが、国によってルールが大きく異なる点に注意しなければなりません。

日本だけでなく外国の法律知識が求められるほか、どの国の法律を適用するか、正確に判断する知識が必要になります。

このように外国の法律を理解したり、外国籍の方と手続きのやり取りをする際には、英語力が生かせるでしょう。


財産管理

財産管理とは司法書士の業務の一つで、個人や法人の財産に関する手続き全般や管理のことを言います。

司法書士は外国人や日本に帰化した外国人の財産管理を任されるケースもありますが、日本語が話せない相手の場合は、コミュニケーションするうえで英語力が役立ちます。

代理人として財産の管理や処分などをする際は、専門的な法律知識と英語力があると業務がスムーズに進むでしょう。

日本の法律をよく知らない方に分かりやすく内容を伝えるために、相手の国の法律知識も一定以上あるとより良いです。


司法書士が英語対応をするメリット

司法書士は法律業務のプロであり、法律手続きに関するサポートを提供する専門家です。

しかし、近年グローバル化が進む中で、外国籍の方や海外企業との取引が増えてきたため、英語力が求められることもあるでしょう。

具体的に司法書士が英語対応をするメリットについて紹介します。


外国人や外国企業相手の案件を受注できる

日本国内でビジネスを行う外国人や、日本企業と海外で取引をする際には、多言語対応が必要不可欠です。

特に英語は世界で最も広く活用される言語であり、英語でのコミュニケーションができる司法書士は、外国人や外国企業からの案件を受注しやすくなります。

また、海外から日本に来た方だけでなく、海外で活躍する日本人のサポートもできるので、活躍できる範囲は広いといえます。

近年、グローバル化が加速している状況を考えると、今後も需要は高まるでしょう。


年収アップが期待できる

英語力がある司法書士は、多言語対応ができるため、外国人や海外企業との取引を手掛けることが可能です。

司法書士にとって英語力は大きな強みとなるでしょう。

そのため、案件の幅が広がり、収入アップのチャンスがあります。


一般企業の法務・総務や弁護士事務所で働く場合は、業種によっては英文による契約書の作成、英語によるコミュニケーションをする機会が多くあるため、英語力が高く評価されるでしょう。

また、司法書士事務所で働く場合も、外資系企業との提携があったり、渉外業務に力を入れている事務所では英語力が求められます。

司法書士の資格があり、さらに英語ができる人は少ないので、上記のような会社や事務所へ転職すれば、年収アップが期待できるでしょう。

独立した司法書士がご自身の業務を拡大する意味でも、英語は役立ちます。


まとめ

司法書士の英語表記や英語を活かせる場面についてお伝えしました。

  • 司法書士の英語表記は「judicial scrivener」「lawyer」「Shiho-shoshi」の3種類
  • 一般的な英語表記は「judicial scrivener」である
  • 英語力があれば、司法書士の仕事の幅が広がる可能性がある
  • ビジネスのグローバル化が進んでいるため、今後も需要は高まることが予想される

司法書士の方も英語力があると、仕事の幅は広がっていくでしょう。

司法書士を目指している方は、国際的な分野での活躍も視野に入れてみてはいかがでしょうか。

司法書士は難関資格といわれていますが、適切に勉強を続ければ合格できる資格です。

これから司法書士試験の学習をする方は「スタディング 司法書士講座」をぜひチェックしてみてください。

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