司法書士が向いている人・向いていない人の特徴とは?仕事内容を踏まえて解説

本記事では、司法書士に向いている人・向いていない人について、それぞれの特徴を解説。

司法書士の仕事内容についてもまとめています。 

司法書士の取得を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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司法書士の仕事内容

司法書士とは、特定の法的手続きを行う専門家です。

法律に関する専門知識を駆使しながら、依頼人が抱える法的問題を解決へと導きます。

具体的には、以下のような幅広い業務に携わります。

  • 不動産登記
  • 商業登記
  • 企業法務
  • 債務整理
  • 簡易裁判所での訴訟代理業務
  • 遺言・相続関連業務
  • 成年後見業務

法的な手続きは一般人にとっては難しいものが多いため、安定したニーズがあるのはもちろん、依頼人から感謝される喜びや人の役に立てるやりがいを実感しやすい仕事です。

司法書士が向いている人の特徴

司法書士を含め、どのような職業においても人によって向き・不向きはあるものです。

まずは、司法書士が向いている人の特徴として以下の項目を見ていきましょう。

  • 几帳面である
  • 責任感が強い
  • 勉強熱心である
  • 働き方を自分で決めたい
  • 年収アップを狙っている

几帳面である

司法書士は法的な書類の作成を行うことが多いため、業務を進めるうえでまず第一に正確さを求められます。

日常的な業務でも油断せず、文書の隅々まで注意をはらって見直しを行うなど、几帳面な性格の方に向いています。

責任感が強い

司法書士は顧客の個人情報や財産についての資料など、依頼者のプライベートな情報に触れる機会が多くあります。

そのため、ご依頼いただいたこと自体に感謝をしつつ、常に誠実な対応を続けられるような、責任感が強い方も適性が高いといえます。

勉強熱心である

司法書士として活躍するためには、まず難易度の高い資格試験を突破しなければならず、さらにその後も法改正や手続き内容の変更などに正しく対応していく必要があります。

勉強熱心で、知識のアップデートを続けられる方は大きく活躍できるでしょう。

働き方を自分で決めたい

司法書士は特別な設備が必要なくニーズも安定しているため、独立開業をしやすいという特長があります。

独立を叶えたあとは働く場所も時間も自分の裁量で柔軟に決めていけるようになるため、「働き方を自分で決めたい」と考えている方にもおすすめです。

年収アップを狙っている

日本司法書士会連合会「司法書士白書2021年版」によると、独立開業した司法書士のうち8人に1人(12.8%)は年間所得1,000万円以上と回答しています。

実力次第で大きな年収アップを狙えるため、「収入を伸ばしたい」という気持ちが強い方にもピッタリです。

司法書士が向いていない人の特徴

一方、司法書士が向いていないのはどのような人なのでしょうか。

こちらも以下のポイントに沿って見ていきましょう。

  • 丁寧な作業ができない
  • 期限を守れないことが多い
  • キャリアアップや独立に興味がない

丁寧な作業ができない

法的な文書や手続きには、細かい規定が設けられていることがほとんど。

それらを正しく把握し、遵守しながら依頼人の代わりに手続きを進めるのが司法書士の仕事です。

確認を怠りがちで丁寧な作業が苦手な方は、自分なりのチェックリストを作成するなど工夫しながら業務に取り組むとよいでしょう。

期限を守れないことが多い

法的手続きには、期限が設けられているものも少なくありません。

また、複数案件を並行して進めていくことも多いため、それぞれの期限を把握して優先度を決め、計画的に業務を進めていく必要があります。

万が一「気付いたら期限切れで、処理できなくなってしまった」となれば顧客からの信頼を一気に失ってしまいます。

普段から期限を守れないことが多いと感じる方は、目に見える位置にスケジュール表を置くなど、常に期限を意識できるよう環境を整えるのがおすすめです。

キャリアアップや独立に興味がない

司法書士はビジネスシーンでも需要が大きいためキャリアアップに有利に働くことが多いほか、独立開業もしやすいという特長があります。

そうした目標を持つ方であればピッタリですが、キャリアにも独立にも興味がない方の場合、モチベーションを維持するのに苦労するかもしれません。

それでも、例えば「プライベートを充実させるために仕事を効率化する」など、キャリア以外の目標を見つけられれば、モチベーションの維持に役立つはずです。

モチベーションが保てなさそうだと感じる方は、自分なりの目標を見つけることを意識してみてください。

まとめ

今回は司法書士の仕事内容や、向いている人・向いていない人の特長について解説しました。

ポイントをまとめると、以下の通りです。

  • 司法書士は登記や債務整理、相続など幅広い業務に携わる「法的手続きの専門家」である
  • 几帳面で責任感が強い方や、勉強熱心な方、高収入を狙いたい方などに向いている
  • 作業が雑で期限が守れない方、キャリアや独立に興味がない方にはあまり向いていない

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