2023年度日商簿記1級・2級・3級の試験日程|統一試験とネット試験の違いも解説

日商簿記は簿記検定のなかでもっとも人気とされる資格試験ですが、「統一試験」と「ネット試験」の2種類があり、試験日程や申し込み期間がよくわからないという方もいるでしょう。

本記事では、日商簿記1級・2級・3級の試験日程や申し込み期間について、統一試験・ネット試験といった試験形式ごとに解説します。日商簿記の試験に申し込もうと考えている方は、目的に合った試験日程・試験形式を選ぶための参考にしてください。

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2023年度日商簿記1級・2級・3級の試験日程と申し込み期間(統一試験・ネット試験)

日商簿記の試験に合格するためには、まず受験する試験の日程を確認することが大切です。

試験日に合わせて学習スケジュールを組み、計画的に対策を進めなければ、合格の可能性は低くなってしまうでしょう。


日商簿記試験には、1級・2級・3級・初級・原価計算初級の5種類があります。

しかし、一般的に就職や転職、キャリアに活かせるのは3級からとされているため、本記事では3級以上に絞って解説します。


もともと日商簿記1級・2級・3級では、筆記による統一試験のみが実施されていました。

しかし2020年12月より、2級と3級については新たにネット試験が導入されています。

統一試験は1級が年に2回、2級・3級が年に3回の実施ですが、ネット試験ならテストセンターに空きがあれば随時受験が可能となっています。


関連記事:日商簿記検定(3級・2級・1級)の概要と筆記試験・ネット試験の違い


以下、統一試験とネット試験それぞれの日程について解説します。


統一試験の日程(1級・2級・3級)

統一試験とは、各地の会場に受験者が集まって同時に受ける筆記形式の試験です。

日商簿記検定の2級・3級は6月・11月・2月の年3回、1級は6月・11月の年2回実施されています。

2023年度の日商簿記試験日程は、2級・3級が6月11日(日)・11月19日(日)・2月25日(日)の3回、1級が6月11日(日)・11月19日(日)の2回となっています。

1級の試験は、2級・3級と違って年に2回しか実施されないため注意が必要です。


申込開始 試験日 合格発表日
6月試験 2023年4月下旬頃~ 2023年6月11日(日)

※1・2・3級

7月上旬から7月下旬
11月試験 2023年10月初旬頃~ 2023年11月19日(日)

※1・2・3級

12月中旬から1月中旬
2月試験 2024年1月初旬頃~ 2024年2月25日(日)

※2・3級のみ

3月中旬から4月中旬

※各商工会議所によって申込開始日や合格発表日は異なるため、ご注意ください。

商工会議所検索はこちらから


試験の申し込み期間は試験日の2カ月前~1カ月前頃となっています。

受験地の商工会議所によって申し込み期間や方法は異なるため、希望する受験日の2ヶ月前を目途に商工会議所に問い合わせましょう。


ネット試験の日程(2級・3級)

2級・3級で実施されている「ネット試験」は、統一試験とは違って明確な試験日が設定されておらず、各地のテストセンターで随時実施されています。

テストセンターの空き状況に応じて、自分で試験日を選べるという点がメリットです。

ただし、ネット試験には施行休止期間が設けられているため注意しましょう。


2023年度のネット試験施行休止期間は以下の通りです。

  • 2023年4月1日(土)~2023年4月13日(木)
  • 2023年6月5日(月)~2023年6月14日(水)
  • 2023年11月13日(月)~2023年11月22日(水)
  • 2024年2月19日(月)~2024年2月28日(水)

ネット試験は、テストセンターでパソコンを使って試験を受ける形式になっており、試験終了時にすぐ結果がわかります。

そのため、「合格していればさらに上位の級の勉強をスタートする」「不合格であれば同じ級の勉強を再開する」など、すぐに次のアクションをとることが可能です。


過去の日商簿記試験の日程

過去の試験日程やスケジュールは以下のリンクからご確認ください。



日商簿記1級・2級・3級試験の概要

ここでは、日商簿記1級・2級・3級それぞれの概要について、以下のポイントに沿って解説します。

  • 各級の試験科目と試験時間
  • 各級の受験料
  • 試験会場
  • 受験ルール


各級の試験科目と試験時間

各級の試験科目・試験時間は以下の通りです。

※集合時刻・開始時刻・解散時刻などは商工会議所によって異なる場合があるため、必ず受験予定の商工会議所の発表をご確認ください。


▼3級

試験科目 試験開始時間※ 試験時間 合格基準
商業簿記

(3題以内)

9:00~または11:00~ 60分 70%以上

※試験開始時間が2つに分かれている場合があるため、受験票に記載の試験開始時間(集合時間)を必ずご確認ください。

関連記事:簿記3級とは|試験の概要や合格率の推移、勉強方法をまとめて解説


▼2級

試験科目 試験開始時間※ 試験時間 合格基準
商業簿記・工業簿記

(計5題以内)

13:30~または16:00~ 90分 70%以上

※試験開始時間が2つに分かれている場合があるため、受験票に記載の試験開始時間(集合時間)を必ずご確認ください。

関連記事:簿記2級とは|試験の概要や合格率の推移、勉強方法をまとめて解説


▼1級

試験科目 試験開始時間 試験時間 合格基準
商業簿記・会計学

工業簿記・原価計算

(計4題以内)

9:00~ 90分+90分 70%以上※

※ただし、1科目ごとの得点が40%以上(1科目でも10点未満があれば不合格)

関連記事:日商簿記1級の難易度や必要な勉強時間は?取得するメリットや科目別攻略法も紹介


各級の受験料

日商簿記各級の受験料は、以下の通りです。

検定料(税込)
3級 2,850円
2級 4,720円
1級 7,850円

※ネット試験(CBT試験)にインターネットで申し込む場合は事務手数料550円(税込)が別途発生


試験会場

日商簿記の試験は、全国の商工会議所が指定する会場で実施されます。

※受験申込期間や合格発表の時期などは商工会議所によって異なるため、詳しくは各商工会議所(外部サイト)よりお問い合わせください。

※ネット試験(CBT試験)実施会場ごとのスケジュールは、CBTS受験者専用サイトの「テストセンター空席照会」から確認できます。


受験ルール

日商簿記試験の受験時には、いくつか知っておくべきルールがあります。

統一試験とネット試験それぞれの受験ルールを紹介します。


▼統一試験の受験ルール

統一試験の主な受験ルールは、以下の通りです。

  • 試験当日は、顔写真の確認できる身分証明書(パスポート、運転免許証、学生証など)を持参
  • 筆記用具は、HBまたはBの黒鉛筆、シャープペンシル、消しゴムのみ使用可能
  • ラインマーカーや色鉛筆、定規などの使用は不可
  • 計算器具は電卓・そろばんのいずれか1つを使用可能
  • ただし、計算機能(四則演算)のみのものに限り、印刷(出力)機能やメロディー(音の出る)機能、プログラム機能、辞書機能(文字入力を含む)などを持つ電卓は持ち込み不可
  • 日数計算や時間計算、換算、税計算、検算などの機能はプログラム機能に該当しないため、音が出ない電卓に限り使用可
  • 問題用紙・答案用紙・計算用紙は一冊の冊子として配布され、試験終了後にはすべて回収

計算用紙はA4サイズ2ページ分で、綴じられている箇所は以下の通りです。

  • 3級:第3問 答案用紙の次のページ
  • 2級:第5問 答案用紙の次のページ

統一試験の問題冊子については、以下の日本商工会議所による説明ページもご参照ください。


参考:商工会議所の検定試験「第158回簿記検定試験からの変更点について


▼ネット試験の受験ルール

ネット試験の主な受験ルールは、以下の通りです。

  • 試験当日は、顔写真の確認できる身分証明書(パスポート、運転免許証、学生証など)を持参
  • 筆記用具は各テストセンターの指示に従う
  • 通常、黒ボールペンが貸し出される
  • 持ち込み可能な電卓の条件は統一試験と同じ
  • そろばんは持ち込み不可
  • A4サイズ2枚の計算用紙が配布される

ネット試験はパソコンを使って解答を入力するため、問題用紙への書き込みができません。

計算用紙だけを使ってスムーズに問題が解けるよう、普段から練習しておくことが大切です。


日商簿記1級・2級・3級の受験の流れ

日商簿記試験の受験の流れについて、統一試験・ネット試験それぞれ解説します。


受験までの流れ(統一試験)

1.受験する商工会議所、受験申込方法を確認する
簿記検定試験は商工会議所によって受験申込方法や受験料の支払い方法などが異なるため、受験地の商工会議所で必ず詳細を確認してください。

2.受験申込をする
受験希望地の商工会議所で受験申込を行います。

申込後の変更や取消は受け付けてもらえないため注意が必要です。
ハガキサイズの受験票が普通郵便で届くので、大切に保管しましょう。

届かない場合は、受験票未着問合せ期間内に受験者本人が電話で問い合わせてください。

3.試験当日
試験時間に遅れないよう余裕をもって試験会場に向かいましょう。

受験票と本人確認書類が必要になるので、忘れないようご注意ください。

4.合格発表
商工会議所によって合格発表日が異なります。

詳しい日程は、受験地の商工会議所に確認してください。


受験までの流れ(ネット試験)

1.日商簿記試験を受験可能なテストセンターを確認する
ネット試験(CBT試験)は商工会議所が認定したテストセンターでしか受験できません。

CBTS受験者専用サイトの「テストセンター一覧」から、受験可能なテストセンターをご確認ください。
※日商簿記初級のネット試験会場と日商簿記2級・3級のネット試験(CBT試験)会場は異なる場合があるため、ご注意ください。

2.受験申込をする
CBT-Solutionsに会員登録し、受験予約ページから、①受験する試験 ②受験する日付 ③受験会場 ④受験する時間 ⑤支払方法 を選択し、受験予約を行います。

その後、受験料の支払いが済むと、申込は完了です。

3.試験当日
試験時間に遅れないよう余裕をもって試験会場に向かいましょう。

遅刻すると受験できません。

本人確認書類の提示が必要になるため、忘れないようご注意ください。

4.合格発表
ネット試験(CBT試験)では、試験終了後すぐにスコアレポートが発行されます。

合格者のみ、スコアレポートからデジタル合格証が取得できます。


まとめ

本記事では、日商簿記1級・2級・3級それぞれの試験日程や概要、受験ルールなどについて紹介しました。ポイントをおさらいすると、以下の通りです。

  • 日商簿記試験は統一試験とネット試験に分けられる
  • 1級は統一試験のみ、2級・3級は統一試験・ネット試験から選べる
  • 統一試験の日程は2級・3級が6月・11月・2月の年3回、1級が6月・11月の年2回
  • ネット試験は各地のテストセンターで随時受験が可能
  • 統一試験とネット試験では受験ルールに違いがあるため注意が必要

日商簿記は就職や転職、キャリアアップに役立つため、経理担当者だけでなく多くのビジネスパーソンにとって取得する価値のある資格です。

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