簿記3級ネット試験のサンプル問題は入手できる?必要な対策とあわせて解説

日商簿記の3級・2級試験には、2020年12月よりネット試験が導入されました。筆記による従来の統一試験とは勝手が違うため、「サンプル問題で練習しておきたい」という人は多いでしょう。

本記事では日商簿記3級ネット試験について、サンプル問題の入手可否や効果的な対策方法を紹介します。ネット試験での日商簿記受験を検討している方は、ぜひ試験対策のイメージをつかんでみてください。
目次 Contents

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簿記3級ネット試験のサンプル問題は入手できる?

日商簿記3級のネット試験受験にあたって、「どんな問題が出題されるのか把握しておきたい」という人は多いでしょう。

ここでは日商簿記ネット試験のサンプル問題について、以下2点を解説します。

  • 入手できるのは簿記初級・原価計算初級のみ
  • 簿記3級はサンプル問題・過去問ともに入手不可


入手できるのは簿記初級・原価計算初級のみ

日商簿記ネット試験のサンプル問題が公開されているのは、簿記初級・原価計算初級のみで、3級・2級の問題は残念ながら確認できません。

公式サイトのサンプル問題のページには、3級について「公認テキストをご参照ください。」と記載があるだけです。

ただ、簿記初級のサンプル問題を見るだけでも、ネット試験の流れや出題形式などは把握できます。

落ち着いて本番に臨めるよう、ダウンロードして試してみるとよいでしょう。


簿記3級はサンプル問題・過去問ともに入手不可

サンプル問題のほか、過去問についても日商簿記3級のものは公開されていません。

現在公開されているのは日商簿記1級のみとなっています。

そのため、3級のネット試験を受験する場合は、簿記初級のサンプル問題で流れを把握したり、ネット試験に対応したオンライン講座や問題集などで対策をしたりする必要があります。


関連記事:日商簿記のネット試験(CBT方式)とは?統一試験との違いや合格率、対策方法を解説


簿記初級ネット試験サンプルのダウンロード手順

3級のサンプル問題は公開されていませんが、簿記初級のサンプル問題だけでも、ダウンロードして内容を確認してみるとよいでしょう。

ネット試験の流れや画面表示、注意事項などをあらかじめ把握しておけば、本番にも落ち着いて臨めます。


簿記初級ネット試験サンプルのダウンロード手順は、以下の通りです。

  1. 簿記初級の「ネット試験(操作体験版)」のページを開く
  2. 「マニュアルをダウンロード」をクリックする
  3. 「ネット試験体験版実施マニュアル」を開く
  4. 「操作体験版をダウンロード」をクリックする
  5. 「ネット試験体験版」のzipファイルを展開する
  6. 「ネット試験体験版実施マニュアル」にしたがってプログラムを操作する

複雑な操作は必要ないため、ネット試験の形式が気になる方は一度試してみましょう。

なお、サンプル問題はWindowsのみの対応となっているため、ご注意ください。


簿記ネット試験のサンプル問題からわかること

ここでは、サンプル問題を解くことでわかる「ネット試験のコツ・注意点」について紹介します。


パソコン入力に慣れる必要がある

ネット試験の場合、解答欄はパソコンの画面上に表示されています。

勘定科目は解答欄をクリックして選択し、金額はキーボードを使って入力する形式となっています。

普段あまりパソコンを使わないという人は、本番までに解答入力の練習をして慣れておくことが大切です。


下書き用紙をどう使うか想定しておくべき

ネット試験では、問題も解答欄もすべてパソコンの画面上に表示されます。

そのため、筆記で行われる統一試験と違い、問題用紙への書き込みができません。

配布されるA4の用紙2枚を使い、計算やメモを行う必要があります。

慣れないうちは、問題用紙に書き込めないことに不便さを感じるでしょう。

普段から別紙を使って問題を解く練習をしておくことが大切です。


残り時間の表示に焦りがち

ネット試験では、残りの試験時間がパソコンの画面上に表示されます。

時間配分を考えるうえでは便利ですが、常に残り時間が目に入ることで、焦ってしまう方もいるでしょう。

本番前に模試を解く際にも、スマートフォンなどを使って残り時間を表示させながら時間配分のトレーニングをしておくと、本番で焦ることがなくなります。


簿記3級のネット試験を受けるなら、普段からの対策が重要!

日商簿記3級のサンプル問題は公開されていないため、自主的にネット試験の対策をとる必要があります。

普段から画面に表示された問題を読み、手元の用紙を使って計算する練習をしておくとよいでしょう。

オンラインで学べる「スタディング簿記講座」では、日商簿記試験本番を想定した「検定対策模試」を公開しています。

「検定対策模試」にはネット試験版もあり、以下のようにネット試験に近い形式で問題が解けるため、本番対策として効果的です。

検定対策模試画面

実際にスタディング簿記講座を利用した方からは、「ネット試験の練習としてもとても良かった」「問題をネット上でできるためネット試験の練習にもなったのがとてもよかった」との声が上がっています。


まとめ

今回のポイントをおさらいしておきましょう。

  • 日商簿記3級のサンプル問題や過去問は公開されていない
  • 簿記初級のサンプル問題を使えば、ネット試験の形式は把握できる
  • 本番で焦らないためには、普段からネット試験形式の解答に慣れておく必要がある

日商簿記3級のサンプル問題は公開されていませんが、普段からネット試験の形式で問題を解くことで、落ち着いて本番に臨めるはずです。


オンラインで学べるスタディング簿記講座では、ネット試験版の「検定対策模試」も用意しています。

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