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日商簿記3・2級ネット試験(CBT方式)の心構え ~申込・準備・当日~

~申込方法編~

申込はどこからできるの?

株式会社CBT-SolutionsのCBT/PBT試験 受験者ポータルサイトから申込できます。
申込のおおまかな流れは以下の通りです
①「新規登録」から受験者登録
 メールアドレス、氏名、生年月日、電話番号、ログインID・パスワード等を設定します
②ログイン後「CBT申込」へ
③受験する試験(日商簿記)、試験日、会場、時間を空き状況を見ながら選択
④支払方法を選択 (受験の予約は完了)
⑤受験料払込
 入金が確認されると入金確認メールが届きます。支払期限を過ぎると申込キャンセルとなります。

記事末尾にも日商簿記ネット試験に関する情報が掲載されたサイトをまとめていますので、ご覧ください。

受験日の変更はできるの?

CBT試験ポータルサイトのマイページから、簡単に変更やキャンセルを行うことができます。

ただし、受験日・会場の変更キャンセルができるのは、受験日の3日前までです。
受験日の2日前からは変更・キャンセルができません。

変更したい日が予約満席あるいはテストセンターの休業日という場合もありますので、急な変更が叶わない場合もあります。

また、受験日当日に予約時間に行かなければ自動的に欠席扱いとなります。

ただ、災害や感染症など特別な理由により、急遽参加ができなくなった場合は、救済措置を検討してもらえるそうなので、受験サポートセンターや問い合わせフォームから相談してみることをおすすめします。

注意
※CBT試験(ネット試験)は、年4回の受験停止期間を設けられています。ご自身の受験予定時期が重なっていないか、CBTSのサイトでご確認ください。

 

支払方法は何があるの?

・クレジットカード
・コンビニエンスストア/Pay-easy

上記の支払方法があります。
コンビニ/Pay-easyでの支払いの場合、支払期限を過ぎると自動キャンセルになります。
支払期限は、受験までの日数ではなく、申込からの日数(申込から3日程度)で決まりますので、試験日まで余裕のある方も、支払いが遅れないように注意してください。
領収書は、CBT試験ポータルサイトのマイページから印刷することができます。

落ちてもすぐ受けられるの?

受験後、同じ級であってもすぐに次の受験の申込ができます。
実際にもう一度申し込めるか確認したところ、申し込むことができました。
「あと一歩で合格だったのに…」というときに、数か月後の試験を待たずに、すぐにでも再受験できるのは、ネット試験の長所です。

自分の都合に合わせて受験日が選べるからといって、「勉強が進んだら予約しよう」と本番を先延ばしにせず、早めに受験日を決めてしまうことをおすすめします。

受験日を決めてしまうことで、その日に向けての学習計画が立てやすくなり、勉強にも身が入ると思います。

この記事では、試験を受けるために必要な準備や、試験当日にあわてないためのアドバイスなども詳しく紹介していきます。

~事前準備編~

遅刻しても受験できる?

受験時刻の30分~5分前に入場可能ですが、5分前までに会場に入室してない場合、受験不可となりますので、注意してください。
テストセンターの場所、最寄りの駅出口、待合室について事前に調べておきましょう。

絶対持っていくべきものは?

①身分証明書 ②マスク ③電卓
この3つは忘れずに持参しましょう。

電卓は持ち込めますが、制限があります。
時計はなくても心配いりません。制限時間は常に画面に表示されます。
一方、それ以外のものは持ち込めず、筆記用具はテストセンターが用意したボールペンと計算用紙を使います。
ちなみに、市販のポケットティッシュも持ち込み不可でした。
※(参考) 日本商工会議所 簿記 受験に際しての諸注意事項

運転免許証を持っていなくても本人確認は大丈夫?

顔写真付きの身分証明書があれば1点で受理してもらえます。
(例)「パスポート」「マイナンバーカード」「社員証」「職員証」など
(例)「宅地建物取引主任者証」「電気工事士免状」などの国家資格の証明書など
顔写真付きのものがない場合も、指定された証明書の中から2点用意すれば受理してもらえます。
(例)「交付日より3ヶ月以内の住民票の写し」+「マイナンバー通知カード」
(例)「健康保険証」+「診察券」 など
本人確認が行えないと、受験不可となってしまいます。
持参する証明書については「これで大丈夫だろう」と自分だけで判断せず、
CBTSテストセンターの本人確認書類の基本ルール※をよく確認して、決められたものの中から準備しましょう。
万が一に備えて複数持っておくと良いでしょう。
※(参考) CBT/PBT試験ポータルサイト よくある質問 「本人確認証には何を用意すればよいでしょうか。」

さらに、事前準備のひとつとして、試験会場・試験中のことについても知っておくと、落ち着いて試験に臨めます。

「当日編」にまとめましたので、ご覧ください。

~当日編~

やむを得ない事情で遅刻しそうなときは?

災害や公共交通機関の遅れによる遅刻の場合については、「遅延証の原本を試験会場にお持ちいただければ、主催団体の意向を鑑みて救済措置を検討いたします。」と記載がありますので、交通機関の遅延の場合は遅延証を受け取っておきましょう。

試験直前まで待合室で勉強できる?

直前の勉強はできない会場がほとんどだと思われます。
テストセンターによっては、ほとんど待合スペースのない会場も、待合室での勉強を断っている会場もあります。
CBT試験のポータルサイトにも「30分以上前にお越しの場合、会場が開いてない場合や入場をお断りする場合があります。」とありますので、あまり早く行き過ぎても入室できない可能性があります。
また、試験開始30分前から受付可能で、
①体温測定と本人確認
②荷物の収納
③注意事項の確認・同意書の記入
④入室時の説明

が終わったら、パソコン室に通されますので、直前は勉強の時間を取れないつもりでいましょう。

試験中にトラブルが起きたら?

パソコンでの試験では、システムエラーが起こる場合もあります。
簿記のネット試験では、自動で表示されるはずのカンマが表示されないトラブル等が起こるようです。
システムエラーによって0点と採点されてしまう例もあるので、
入力・表示がおかしいとき、操作で分からないことがあったときは、落ち着いてスタッフの方を呼びましょう。
「静かな会場で声をかけにくい…」と思う方がいるかもしれませんが、呼び鈴が用意されている会場もあります。

トラブルがあったら試験は最初から?

システムエラーが起こってすぐに解決しない場合、最初から(経過時間0分、1問も解いていいない状態)再開になりますが、
再開前と同じ問題では有利になってしまいますので、異なる問題が出題されます。
少し数値を替えたものが出題される問題、同じ論点で出題形式が異なる問題、どちらもあるようです。
最初から受験し直しになった場合、終了時刻も遅くなる可能性があるので、試験直後に予定は入れず、余裕をもったスケジュールにしておくと良いです。

とばした問題には戻れるの?

迷った問題をとばしておいて、あとから解くことは可能です。
インターネット閲覧するときに「新しいタブで開く」状態にして、前に開いていたタブと切り替えて閲覧することができますが、同じ要領で3級であれば「第1問」「第2問」「第3問」をいつでも行き来できます。
制限時間を意識しながら、できる問題で確実に得点できるよう、解き進めましょう。

しっかり勉強して臨んだ試験当日に、「受験できなくなってしまった!」「予期せぬトラブルに慌てて力を発揮できなかった!」
といったことはできるだけ避けたいものです。ネット試験ならではの注意点に気をつけて、しっかり準備をしていきましょう。
みなさんの合格を祈っています。

日商簿記ネット試験の出題形式等が気になる方は

ぜひ「日商簿記3・2級ネット試験の心構え ~難易度・出題形式~」もあわせてご覧ください。

▼日本商工会議所より

「日商簿記検定試験(2級・3級)」へのネット試験方式の追加について https://www.kentei.ne.jp/31498

日商簿記検定試験(2級・3級)ネット試験をご受験される皆様へ https://www.kentei.ne.jp/32364

▼株式会社CBT-Solutionsより

CBT方式による日商簿記検定の試験の概要 https://cbt-s.com/examinee/examination/jcci.htm