簿記検定試験では、好きな受験地を選べる!
簿記検定試験は原則、どこでも受験できます。住所や勤務地に関係なく、好きな場所を選べるのです。試験が行われるのは、申込先の商工会議所が設けた高校・大学・専門学校などの教育施設です。
試験会場は、受験申込後に送られてくる受験票に記載されています。試験会場は受験票のみで通知されることになっており、事前に問い合わせても教えてくれません。なお、申込後の受験エリアの変更はできない点に注意してください。
東京商工会議所は、制限を設けている
好きな試験地を選べる簿記試験ですが、東京商工会議所の申込条件は例外です。当ウェブサイトで簿記試験を申込できる受験者は、「東京23区」または「横浜市内」にお住まいの方のみに限定されます。
東京は受験者数も多いことから、誰もが希望の試験地を選べるとは限りません。会場確保も困難をともなうため、本会議所は「住まいと離れた会場での受験となるかもしれない」と案内しています。
好きな試験地を選べるとはいえ、住まいからあまりにも遠い場所を選んでしまうと当日不便を覚えるかもしれません。試験会場の変更はできませんので、当日向かいやすい試験地を選ぶことをおすすめします。
商工会議所ってどんなところ?
日商簿記検定試験は、日本商工会議所が主催する試験です。商工会議所は全国の市区町村に点在し、各地域で地元の経済活動を支えています。商工会議所が主催する試験は簿記のほか、販売士や日商PC検定、日商ビジネス英語、DCプランナーなどさまざま。これらの検定試験実施を通して、高度スキルを持つビジネスパーソンの育成に取り組んでいます。
商工会議所がビジネスパーソンの資格取得を推奨・バックアップする目的は、個々のビジネススキルのアップと企業活動の活性化にあります。専門分野を持つ人材の育成によって、中小企業の業務体制が強化されるとともに、業績拡大につながる期待感が持てます。また、専門スキルの獲得によって個人の就職活動もしやすくなるでしょう。人材流通の活性化は企業にとってもメリットがあり、商工会議所の活動はその環境を醸成する意味でも意義があるといえます。
試験地を選ぶ際の注意点
都合のよい試験地を選んでよいことになっている簿記検定ですが、その際、注意点がいくつかあります。
住まいの近くを選ぶのがベター
基本的に地元を選ぶという方が多いでしょう。あまり遠距離の場所を選んでも当日遅刻するリスクを高めるだけですし、合理的ではありません。家から最短ルート・最短アクセスの場所がもっとも望ましいと思われます。
ただし、地元の商工会議所とはいえ、会場周辺のアクセスがあまりよくないことも予想されます。アクセス条件を考えて試験地を選ぶ視点も大切です。
商工会議所によって申込方法が異なる
試験会場は、申込先の商工会議所が設定する高校・大学・専門学校などの教育施設がメインとなります。申込方法は、商工会議所によって異なります。東京を希望したら東京の各商工会議所の、北海道を希望したら道内の商工会議所が定める申込ルールに従うのが原則。本所が指定する方法以外の申込受付は認められませんので、注意してください。
会場は、商工会議所ではない
受験票を確認すれば間違うことはないと思われますが、試験が行われる場所は申込先の商工会議所ではありません。商工会議所が指定する会場となります。具体的な会場名は、受験票が届いてからでないと分かりませんので、受験票が到着したら必ず試験会場の名前と場所を確認しましょう。
当日、迷わないためにも、会場周辺のルートや駅・バスなどのダイヤ情報も同時にチェックするようにしてください。
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