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私の仕事は経理ではありませんが、それでも簿記資格取得のメリットって何かありますか? |
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仕事やキャリアアップの3つの視点から簿記取得のメリットがあると考えられます。
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簿記の知識はビジネスマンにとってとても有益な知識と言われています。
なぜなら、ビジネスでは様々な取引でお金のやり取りをし、最終的に利益を生み出すことによって成立しているため、その仕組みを理解できる能力を求められるからです。
簿記を学ぶということは、会計の基本を学ぶということです。会計の基本が分かれば、数字が読めるようになり、より深く、具体的にビジネスをとらえることができるようになります。つまり、簿記は経理など数字を扱う部署だけでなく、どんな職種でも役立つスキルとなります。
例えば、あなたが営業担当の場合、売上だけでなくコスト面も含めた営業効率を検討できるようになったり、数字を使って論理的で説得力のある営業提案ができるようになります。また、マーケティング担当の場合、長期間にわたるプロジェクトの予算獲得のための説得ロジックを検討するなど、簿記の知識があることでこれまで以上の仕事ができるようになります。
このように、ビジネス上の数字が読めるようになると、より大きな視点で仕事を進めることができるのです。
会社経営者の多くは、簿記の資格を持っていなくても、この知識を身につけています。会社経営には簿記の考え方が不可欠だからです。したがって、あなたが簿記の知識を身につけ、ビジネスを数字の観点から考えられるようになれば、経営者と高いレベルで話ができるようになります。
日商簿記検定は年間約50万人が受験する人気の資格です。
企業からのニーズは高く、就職に有利な資格を取りたいと考える学生や転職を考えている社会人の方に人気の資格です。
簿記資格所有者で経理や会計の仕事に就きたい人はもちろん、希望通りの職種に就ける可能性が高くなります。
また、経理や会計に直接関係する部署でなくても、履歴書に書かれているだけで、プラス要素としてアピールできるでしょう。
もちろん簿記の資格だけあればいいというわけではなく、資格を取るために努力したこと、資格を使って今後どのように働いていきたいのか、具体的な例を挙げてアピールすることで相乗効果が生まれます。
簿記検定を取得して、満足のいく就職、転職を目指しましょう!
簿記検定に合格することで、他の資格受験へとステップアップすることができます。
まず、簿記3級に合格した方は簿記2級へとチャレンジすることをおススメします。3級と2級の試験内容はリンクしていて、3級で学んだ基礎知識があれば、2級の問題も取り組みやすくなります。
多くの企業では、経理部門の社員には簿記2級の取得を求めています。したがって、仕事で生かすには「簿記2級を目指す」ということから始めてもいいかもしれません。
さらに、簿記1級、公認会計士、税理士試験、中小企業診断士、FP(ファイナンシャルプランナー)などは、簿記と相性のよいステップアップ資格の候補となるでしょう。また、意外な所では、簿記検定の次に、ITパスポートなどのIT系資格を取得する方も目立ってきています。
特に税理士は簿記の知識が必須です。最初に簿記を学ぶことでスムーズに学習を進められます。例えば、税理士試験合格に必須科目である「簿記論」と「財務諸表論」では、ある程度簿記の知識があることを前提として学習するケースが多いからです。
また、中小企業診断士やFPも同様に、財務や会計に関するテーマを扱いますので、簿記の知識は大いに役立ちます。
以上のように、簿記資格は単に仕訳ができたり、決算書が作れるということにとどまらず、知識と考え方を活用すれば将来の自分の可能性を大きく広げるチャンスになります。成長意欲のある方は、簿記資格を足掛かりに、自分をさらに成長させてみてはいかがでしょうか。
試験の概要や試験に出る各論点の攻略法をわかりやすく解説します。
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