日商簿記1級・2級・3級の申し込み方法や期間は?統一試験・ネット試験の2パターンで解説

日商簿記の受験を決心したものの、「ネット試験」や「統一試験」などさまざまな受験方式があり、申し込み方法がわからないという方は少なくないでしょう。

本記事では、日商簿記1級・2級・3級それぞれの申し込み方法・期間に加え、2級・3級に導入されたネット試験と従来の統一試験の違いを解説します。日商簿記を受験予定の方は、本記事で試験当日までの流れを押さえておきましょう。

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日商簿記1級・2級・3級の概要と受験方式(統一試験とネット試験の違い)

日本商工会議所主催の「日商簿記検定試験」は、簿記検定のなかでもっとも認知度の高い資格といわれています。

日商簿記には、以下の5つの級があります。

  • 簿記1級
  • 簿記2級
  • 簿記3級
  • 簿記初級
  • 原価計算初級

受験にはネット試験と統一試験があり、それぞれの級の受験方式は以下の通りです。

受験方式
簿記1級 統一試験:年2回(6月・11月)
簿記2級 統一試験:年3回(6月・11月・2月)、ネット試験:随時
簿記3級 統一試験:年3回(6月・11月・2月)、ネット試験:随時
簿記初級 ネット試験:随時
原価計算初級 ネット試験:随時


簿記初級と原価計算初級は初歩的な内容であるため、就職や転職、キャリアアップに資格を生かしたい場合は3級から受験するのが一般的です。


2020年12月からは2級・3級にもネット試験が導入されました。

ネット試験とは、全国に設けられたネット試験会場に設置されたパソコンを使って回答する形式の試験です。

従来の統一試験であれば、2級・3級は年に3回の決められた日程でしか受験できませんでしたが、ネット試験なら会場が空いてさえいれば随時受験が可能です。

また、その場で試験の合否がわかる点も大きなメリットといえます。


関連記事:日商簿記検定(3級・2級・1級)の概要と筆記試験・ネット試験の違い


簿記1級については、従来通り年2回の統一試験のみの実施となっています。

以下、日商簿記のなかでも受験者数の多い1級・2級・3級について、試験概要と受験方式をさらに詳しく解説します。


1級の概要と受験方式(統一試験のみ)

日商簿記1級試験の概要は、以下の通りです。

受験資格 誰でも受験可能
出題科目 商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算
試験時間 商業簿記・会計学:90分、工業簿記・原価計算:90分
検定料 7,850円(税込)
合格基準 70%以上、かつ1科目ごとの得点が40%以上
合格率の目安 10%前後
試験日程・受験方式 年2回(6月・11月)の統一試験


日商簿記1級は、合格率10%前後の難関資格となっています。

連結決算などの専門的なスキルが問われるため、合格すれば経理・会計のスペシャリストとしてアピールでき、キャリアアップにつながりやすくなります。

大企業の経理担当者も十分務まるレベルです。

また、簿記1級を取得すれば税理士試験の受験資格が得られるため、さらなるステップアップにもつなげられます。


先述の通り、日商簿記1級は引き続き統一試験のみの実施となっています。

年2回しか受験のタイミングがないため、確実に合格できるようしっかりと学習スケジュールを組みましょう。


関連記事:日商簿記1級の難易度や必要な勉強時間は?取得するメリットや科目別攻略法も紹介


2級の概要と受験方式(統一試験・ネット試験)

日商簿記2級試験の概要は、以下の通りです。

受験資格 誰でも受験可能
出題科目 商業簿記・工業簿記
試験時間 90分
検定料 4,720円(税込)※
合格基準 70%以上
合格率の目安 15~30%前後
試験日程・受験方式 年3回(2月・6月・11月)の統一試験、またはネット試験

※ネット試験にインターネットで申し込む場合は別途事務手数料550円(税込)が発生


日商簿記2級は高度な商業簿記・工業簿記の知識を問われる資格で、1級のように経理のスペシャリストとまではいかないものの、一定の簿記スキルの証明になります。

就職や転職の際のアピールにも活用できる資格です。


先述の通り、2020年12月から2級にはネット試験が導入されました。

試験の対策さえ完了すれば、統一試験の実施を待たなくても随時受験が可能なため、早く資格を取得したい方にはネット試験での受験がおすすめです。


関連記事:簿記2級とは|試験の概要や合格率の推移、勉強方法をまとめて解説


3級の概要と受験方式(統一試験・ネット試験)

日商簿記3級試験の概要は、以下の通りです。

受験資格 誰でも受験可能
出題科目 商業簿記
試験時間 60分
検定料 2,850円(税込)※
合格基準 70%以上
合格率の目安 40~50%前後
試験日程・受験方式 年3回(6月・11月・2月)の統一試験、またはネット試験

※ネット試験にインターネットで申し込む場合は別途事務手数料550円(税込)が発生


日商簿記3級は商業簿記の基礎を問う内容となっています。

簿記はビジネスパーソン全般に必要な知識として広く認知されており、日商簿記3級は「履歴書に書けるレベル」の資格とされています。

経理の専門職を目指すには物足りないものの、簿記の基礎知識を習得している証明にはなるため、就職・転職の際にもプラスアルファのアピールに使えるでしょう。


合格率は40~50%前後となっており、1級や2級と比較すれば合格しやすい試験です。

ただし、仕訳や勘定科目など簿記特有の仕組みに慣れる必要があるため、初心者が簡単に合格できるというわけではありません。

独学に不安を感じる方は、通信講座やオンライン講座を利用するのがおすすめです。


関連記事:簿記3級とは|試験の概要や合格率の推移、勉強方法をまとめて解説


日商簿記統一試験の申し込み方法と期間(1級・2級・3級)

ここでは、日商簿記統一試験の申し込み方法を以下のポイントで解説します。

  • 2023年度統一試験の日程
  • 試験の申し込み方法・期間は各商工会議所によって異なる
  • 申込登録から受験票が届くまでの流れ


2023年度統一試験の日程

2023年度の日商簿記1級・2級・3級の統一試験の日程は、以下の通りです。

1級は年2回、2級・3級は年3回の実施となっています。

対象級 試験日 申し込み開始時期
第164回 1級・2級・3級 2023年6月11日(日) 2023年4月下旬頃~
第165回 1級・2級・3級 2023年11月19日(日) 2023年10月初旬頃~
第166回 2級・3級 2024年2月25日(日) 2024年1月初旬頃~


試験の申し込み方法・期間は各商工会議所によって異なる

日商簿記検定試験を主催するのは、地域ごとの商工会議所となります。

申込方法やその期間は商工会議所ごとに決められており、受験者はそれぞれ試験会場を管轄する商工会議所に申込方法を確認する必要があります。


申込方法は、窓口持参・インターネット・電話・郵送・郵便為替・コンビニ端末とさまざまです。

例えば、「申込方法:窓口」とあれば、願書を商工会議所の窓口に持参することになります。

その他の方法が認められていない場合は、郵送もインターネット申し込みもできません。


多くの商工会議所で採用されているのは、「窓口」および「インターネット」からの申込です。

申込方法が複数あるところもあれば、1つしか選択肢がないところもあります。


受付期間は、おおむね試験日の2カ月前~1カ月前。

期間を過ぎると受け付けてもらえないため、早めに必要書類を準備して手続きを済ませるようにしましょう。

※申込期間が短い商工会議所もあるためご注意ください。

※級ごとの定員に達すると、申込受付期間中であっても受付を終了する商工会議所もあるためご注意ください。


なお、商工会議所主催の検定試験は住所や勤務地に関係なく好きな場所で受験できるため、都合のよい商工会議所を選んで申込が可能です。

「インターネットで申し込みたい」という場合は、インターネット申込を受け付けてくれる商工会議所を選ぶとよいでしょう。


【大阪商工会議所・川崎商工会議所の例】

ここでは、大阪商工会議所・川崎商工会議所の日程を参考に、日商簿記試験の申込方法を見ていきます。

<大阪商工会議所>

試験日 2023年6月11日(日)
対象級 簿記1級・2級・3級
受付方法 インターネット申込のみ
受付期間 コンビニ店頭決済:2023/04/24〜2023/05/02

クレジットカード決済:2023/04/24〜2023/05/08


<川崎商工会議所>

試験日 2023年6月11日(日)
対象級 簿記1級・2級・3級
受付方法 インターネット申込・郵送申込
受付期間 インターネット:2023/04/24〜2023/05/12

郵送:2023/04/24〜2023/05/08


申込登録から受験票が届くまでの流れ

大阪商工会議所の例を参考に、申込登録から受験票が届くまでの流れを紹介します。


▼1.申込登録をする

インターネットで受験の申込を行います。

本人の氏名・住所で登録します。


▼2.受験料・事務手数料を支払う

クレジットカードまたはコンビニ支払いで受験料・事務手数料を支払います。

支払い完了後、手続き完了のメールが届くので確認しましょう。


▼3.受験票が届く

受験番号、試験会場、持ち物、注意事項などが記載された受験票が届きます。

受験票が未着の場合、期限内に本人が直接電話にて問い合わせることとなっています。

受験票は試験後もなくさず、合格証書を受け取るまでは大切に保管するようにしましょう。


日商簿記ネット試験の申し込み方法と期間(2級・3級)

2級・3級に導入されたネット試験では、自身の予定と全国にある各テストセンターの空き状況にあわせて、受験日を設定することができます。

統一試験の日程が合わない時や定員制によって申し込みができなかった時は、ネット試験を活用しましょう。


ネット試験は、株式会社CBT-SolutionsのCBT/PBT試験 受験者ポータルサイトから申し込みできます。

申し込みのおおまかな流れは以下の通りです。


①「新規登録」から受験者登録

メールアドレス、氏名、生年月日、電話番号、ログインID・パスワード等を設定します。


②ログイン後「CBT申込」へ


③受験する試験(日商簿記)、試験日、会場、時間を空き状況を見ながら選択


④支払方法を選択 (受験の予約は完了)


⑤受験料払込
入金が確認されると入金確認メールが届きます。

支払期限を過ぎると申込キャンセルとなります。

ネット試験に関してさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

日商簿記検定(3級・2級・1級)の概要と筆記試験・ネット試験の違い

日商簿記3・2級ネット試験(CBT方式)の心構え~申込・準備・当日~

日商簿記3・2級ネット試験(CBT方式)の心構え~難易度・出題形式~


まとめ

本記事では、日商簿記1級・2級・3級の試験概要・申し込み方法を紹介しました。ポイントをおさらいすると、以下の通りです。

  • 日商簿記の受験方式は、1級は統一試験のみ、2級・3級は統一試験とネット試験から選べる
  • 試験の申し込み方法や期間は商工会議所によって異なる
  • 統一試験の受付期間はおおむね試験日の2カ月前~1カ月前
  • 統一試験の日程は2級・3級は年3回(6月・11月・2月)、1級は年2回(6月・11月)
  • 2級・3級のネット試験はテストセンターに空きがあれば随時受験可能

日商簿記は就職や転職、キャリアアップに役立つため、経理担当者だけでなく多くのビジネスパーソンにとって取得する価値のある資格です。

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