社労士の資格とは?仕事内容・なるには・難易度・受験資格・活かし方まで

「社労士の資格を取りたいけれど難易度はどれくらい?」「社労士の資格はどうやって就職に活かせるの?」

このような悩みや疑問をお持ちの方はいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、社労士の資格取得の難易度、受験資格、取得後の活かし方について解説します。

また、仕事が忙しい方向けのオススメ通信講座もご紹介します。


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国家資格「社会保険労務士(社労士)」とは

社会保険労務士(社労士)は、社会保険労務士法に基づく国家資格です。

社労士の業務は、企業の人事労務管理をサポートすること。たとえば、従業員の労働条件、服務規律、社会保険など人事労務に関する業務を行います。

企業経営上の4大要素である「人・物・お金・情報」の中でもっとも重要な「人」に関する専門家として活躍できる資格です。


仕事内容

社労士の主な仕事内容には、次のようなものがあります。


  • 労働社会保険の手続き(法改正に対応する手続き、各種助成金の申請など)
  • 労務管理の相談指導(雇用管理、人材育成、人事、賃金、労働時間など)
  • 年金に関する相談(加入期間や受給資格の確認など)
  • 紛争解決手続きの代理(裁判によらない解決)※特定社労士のみ
  • 補佐人の業務(弁護士とともに裁判に出頭して意見陳述)


【参考】全国社会保険労務士連合会「社労士とは」


年収・将来性

社労士の働き方には、勤務社労士開業社労士の2つがあります。


勤務社労士の年収は、厚生労働省の「令和元年賃金構造基本統計調査」から推計すると460万3,400円です。

同調査における全体の平均は464万3,300円だったので、社労士の年収は平均と同じ程度の金額と言えます。


【参考】政府統計の総合窓口(e-Stat)「賃金構造基本統計調査」


一方、開業社労士の場合は、年収1,000万円を超えるような事務所も存在し、努力次第で勤務社労士の年収を大きく超えることも珍しくありません。


社労士の将来性については、日常的なルーティン業務はAI活用・電子申請などの普及の影響で縮小していく可能性があります。

しかし、労働問題を未然に防ぐために就業規則等の整備や、人事評価制度の策定・運用など、企業の相談にのって課題を解決するコンサルティング業務のニーズが高まっています。


【あわせて読みたい】社労士の年収は?男女別・年齢別データや開業して活躍する方法を解説

【あわせて読みたい】社会保険労務士の独占業務とは?


社労士になるには?資格取得までの流れ

社労士の資格取得までの流れは、社労士試験に合格することがスタートです。

ただし「試験合格=社労士」というわけではありません。合格後は、全国社会保険労務士会連合会名簿への登録が必要です。


社労士になるには


登録には「実務経験2年以上」または「事務指定講習の受講」が必要になります。実務経験は試験合格前の勤務も認められています。

その後は、都道府県社会保険労務士会に入会し、独立開業するか、企業や社労士事務所に就職するという流れです。


【あわせて読みたい】社会保険労務士(社労士)の事務指定講習について解説


社労士の難易度

社労士は、一般的に資格取得の難易度が高めの試験といわれています。

実際にどれくらい難しいのかわかりやすくするために、司法書士、行政書士、宅建士と合格率と勉強時間を比較してみましょう。


【合格率】司法書士・行政書士・宅建士と比較

まず、4つの資格試験の合格率を見てみましょう。


資格 合格率
社労士 6〜7%程度
司法書士 4〜5%程度
行政書士 9〜10%程度
宅建士 15〜17%程度


社労士試験の合格率6〜7%程度で、宅建より難易度が高い試験だと言えます。

また、行政書士と比べると、受験者数は似通っていますが、合格率は社労士のほうが低くなっています。

一方、司法書士と比べると、合格率は同程度の水準ですが、実は資格取得の難易度としては司法書士のほうがはるかに高くなっています。

社労士と司法書士にどのような違いがあるのかは、次の「勉強時間」の項目で見ていきましょう。


【勉強時間】司法書士・行政書士・宅建士と比較

合格に必要な勉強時間は、資格によって大きく異なります。


資格 勉強時間(目安)
社労士 500〜1,000時間
司法書士 3,000時間
行政書士 500〜1,000時間
宅建士 200〜300時間


司法書士は、合格率では社労士と同程度の水準でしたが、合格に必要な勉強時間司法書士のほうが3〜6倍多くなっています。

司法書士は合格に必要な学習量が非常に多く、勉強時間を作るために働かずに受験に専念する人も少なくないほどです。


その点、社労士仕事と勉強を両立しながら取得を目指せる資格です。宅建士や行政書士より時間を要しますが、「働きながら合格できる」レベルの難易度です。


※必要な勉強時間は、理解度や飲み込みのペースなどにより個人差があります。また仕事経験、ライフスタイル、資格取得に向けた意識なども影響するため、上記の必要な勉強時間はあくまで目安です。


社労士の受験資格


社会保険労務士試験には受験資格が定められています。受験資格は、大きく分けると次の3つです。

  • 学歴
  • 実務経験
  • 試験合格

これら3つは、さらに細かく全部で16のコードに分けられています。この16のコードのうち、1つでもあてはまれば受験資格として認められます。

※大きく分けた3種類のうちどれか1つにあてはまればOKです。たとえば「学歴と実務経験の両方が必要」といったことはありません。

社労士試験を運営する全国社会保険労務士会連合会 試験センターでは、あらかじめ受験資格を確認したい方のため、随時受験資格の確認を受け付けています。
出願期間以外でも問い合わせることができますので、自分の経験が受験資格にあてはまるのかどうか心配な方は、事前に問い合わせておくことをおすすめします。

くわしくはこちらの記事で解説しています。

【あわせて読みたい】社労士試験の受験資格をわかりやすく解説!高卒者が受験資格を得る方法も


社労士の就職・転職・取得後の活かし方


一般企業の多くは、社会保険や労務管理に関する業務を社外のスペシャリストに外注しています。社労士の有資格者を社内に置く企業はまだまだ少ないといえます。

社会保険労務士の資格を取得すれば、社会保険や労務管理に関する幅広い知識を有することが証明でき、就職・転職の強い武器になります。

特に総務・人事部門を志望する場合、社労士資格は強力なアピール材料になるでしょう。

現在、会社の中で労務・人事関連の部門に所属している方は、社労士資格が今後のキャリアアップにおいて有効です。

労働関係手続は専門外の人には複雑で難解なので、資格取得後は周囲から「頼れる存在」と目されるようになるでしょう。

また、社労士は独立開業を選択する人も多い資格です。これまでの人脈が活かせれば、開業してすぐに人事コンサルタントとして幅広い活躍ができるでしょう。

このほか、年金アドバイザーのニーズは高齢化社会の到来とともに年々高まっており、その引き合いは多くなっています。

独立開業していれば、定年退職後もスペシャリストとして働くことができます。人生100年時代のキャリアを考えるうえでも有効な資格です。


社労士は独学で資格取得できる?

資格取得を目指す場合、勉強方法には「独学」「資格スクール」「通信講座」という3つの選択肢があります。

なかでも独学は、費用を抑えながら自分のペースで勉強できる点が魅力ですが、社労士試験にスムーズに合格したい人にとっては最適な勉強方法ではありません。

社労士の独学合格が難しい具体的な理由と、独学以外で資格取得を目指すために通信講座を活用するメリットについて解説します。


社労士の独学合格が難しい3つの理由

社労士の独学合格が難しい理由は、以下の3つです。


  • 試験範囲が広い
  • 科目ごとに合格基準点がある
  • 最新の法改正への対応が必要


▼理由1:試験範囲が広い


社労士試験は試験範囲が広く、労働関係科目と社会保険関係科目からあわせて10科目が出題されます。

さらに各科目で学ぶ内容は相互に絡みあうものもあるため、共通点や違いを意識しながら、横断的に学習することが大切です。

試験範囲の広い社労士試験で、各科目で学んだ内容の共通点や違いをまとめあげる作業は難易度が高く、時間もかかるので、独学が難しいのです。


▼理由2:科目ごとに合格基準点がある


社労士試験は「選択式」と「択一式」2つで構成され、それぞれに合格基準点があります(選択式は40点満点中原則28点以上、択一式は70点満点中原則49点以上)。

試験に合格するには、どちらの方式でも合格基準点を超えている必要があります。


さらには科目ごとの合格基準点も設けられていて、択一式は原則40%以上、選択式は原則60%以上の得点率であることが必要です。

つまり、苦手科目・捨て科目を作れません。1科目でも合格基準点に満たない場合は、総合点数が合格ラインであっても不合格となってしまいます。

社労士試験は他の資格試験以上に「まんべんなく勉強する」ことが求められるので、独学が難しいのです。


▼理由3:最新の法改正への対応が必要

法律は細かい改正が毎年行われるため、法律系試験の受験者は最新の法改正への対応が必要です。

社労士試験においては、例年4月に官報公示があり、例年8月に実施される社労士試験では公示日時点で施行されている内容が問われます。

そのため、インターネットで法改正情報を収集するなどの対応が必要です。

前年度にから勉強していても、改めて復習や改正点の確認が必要になるので独学が難しいのです。


働きながら資格取得を目指すなら通信講座

独学以外で社労士の資格取得を目指すなら、資格スクールか通信講座で学ぶのが一般的です。

資格スクールを利用すると、カリキュラムや教材があらかじめ用意されている点や、わからない事をすぐに質問できたりするなどのメリットがあります。

一方、仕事などが忙しいと定期的な通学が負担になって続けられない人もいます。


そこで「忙しいけれど合格したい」という人にもっともオススメなのは通信講座です。

通信講座は効率のいいカリキュラム・教材で、場所や時間を問わず学べるので、自分の生活に合わせた勉強を続けやすいのが魅力です。

「通信講座はわからないところを質問できないのが心配」という声もありますが、最近は講師に質問できるサービスを備えたタイプの通信講座もあります。

疑問点を自分で調べるのが苦手な方や、勉強法について相談したい方にオススメのサービスです。


スタディング 社会保険労務士講座とは

スタディング 社会保険労務士講座は、働きながら資格を取りたい方にオススメのオンライン講座です。


社労士試験は出題範囲が広く、苦手科目・捨て科目も作れません。さらに最新の法改正への対応も必要です。

その点、スタディングなら出題範囲50年分の出題実績を分析した必要十分にして最小限のカリキュラムで効率的に学習できます。

最新の法改正・行政通達・時事問題もカバー。みずから情報収集する手間もありません。


短期合格者の学習法を再現しているため、「わかる」を「できる」に変える最適な順番・ステップで学習できるのも大きな魅力です。

また、通信講座でありながら講師に質問ができる学習Q&Aサービスもあるため、学習に不安がある方も安心です。


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【Q&A】社労士資格のよくある質問

最後に、社労士資格についての問い合わせの多い質問や、相談についてまとめておきます。


試験日・スケジュールは?

令和4年度(2022年度)の社労士試験の日程は下記のとおりです。


(郵送申込のみ)受験願書・試験案内の請求 請求受付期間:令和4年3月1日(火)~5月31日(火)
※令和4年5月13日(金)までの請求を推奨
受験申込の受付 令和4年4月18日(月)~令和4年5月31日(火)
試験日 令和4年8月28日(日)
合格発表 令和4年10月5日(水)


【あわせて読みたい】社会保険労務士(社労士)試験の試験日程・最新情報


社労士に向いている人は?


  • 総務や人事でさらに活躍したい人
  • 誰もが働きやすい環境作りをしたい人
  • コツコツ取り組むことで他者に貢献したい人


社労士は、上記のような人に特におすすめの資格です。

社労士資格を取得すると、企業の総務や人事をサポートできるスキルや、年金の管理や相談もできるようになります。

資格取得することで活躍の幅が広がっていきます。


おすすめの関連資格・ダブルライセンスは?


  • 行政書士
  • FP
  • 税理士
  • 国家資格キャリアコンサルタント


上記の資格が、社労士と相性の良いおすすめの関連資格になります。

どの資格も社労士と組み合わせることで、相談を受ける幅が広がり、独立開業する場合の基盤作りにも役立ちます。


【あわせて読みたい】社会保険労務士と相性のいい資格って何?


まとめ

今回は、社労士の難易度、受験資格、活かし方、勉強方法などについて解説しました。


  • 社労士の資格は働きながら取得できる難易度だが、独学での合格が難しい
  • 社労士の資格は企業内でのキャリアアップ、就職・転職のほか、独立開業も目指せる
  • 働きながら資格取得を目指すならオンライン講座が続けやすい


社労士試験は決して簡単ではありませんが、忙しい人でも通信講座を活用すれば効率的な学習が可能です。

合格の秘訣はスキマ時間を活用して無理なく勉強を続けることです。忙しくても合格したい方は、ぜひスタディングの無料体験をお試しください。


>>国家資格「社会保険労務士」とは?

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