行政書士は事業届や開業届、飲食店営業許可申請など、幅広い分野における官公署への申請代理ができる書類作成のプロです。
一方、社会保険労務士は、健康保険・雇用保険・年金などの社会保険関係の手続き代理が専門の士業。それぞれ専門分野が異なるもの、職務の遂行や顧客獲得のうえで相互補完できる関係性にあります。
FP(ファイナンシャルプランナー)は、金融知識を生かして資産運用や老後の生活設計をサポートするお金の専門家です。
「お金の問題があるところFPあり」といわれるほど、マネーコンサルティングの実務レベルは高いといえます。
例えば、家計、貯蓄などライフプラン作成をするFPと、年金を専門とする社会保険労務士のダブルライセンスは、高齢化社会に向けて強力な組み合わせと言えます。ライフプランにとって、老後の年金は非常に重要で、相談者のニーズに的確に応えるためには、年金の正確な知識が不可欠です。これらの知識は、社会保険労務士資格を取得することで習得できます。
試験科目でいえば、社会保険労務士の科目である、保険分野が被っていますので、社会保険労務士試験で蓄えた知識がFP試験でも役に立つため、ダブルライセンスも検討してみたいところです。
★よく出るところを重点的に学んで効率的に学べる「スタディング FP講座」とは?
税理士は、「税務代理」「税務書類作成」「税務相談」を独占業務に持つ税務のエキスパートです。
その一方で、税務知識を生かした経営コンサルティングも請け負います。個人事業主や中小企業、あるいは大企業といった事業者の経営や事業戦略に深くコミットできる専門家でもあります。
例えば、中小企業には、経理部門や人事総務部門がないことも多く、税理士は、税務の専門家として企業に関与しますが、社会保険労務士資格があれば、経理・税務に加え、人事や労務に関する業務も請け負えるため、ワンストップでの対応が可能です。
また、社会保険労務士が得意とするジャンルのひとつに給与計算があります。その給与計算に用いたデータは、決算のときに税理士に渡す必要があります。さらに、社会保険労務士が人材育成の助成金を申請する場合、必要な計算書類などがあり、それを両方できれば、依頼者にとっては、二度手間を回避することもできます。
★ステップアップトレーニング方式で無理なく実力がつく「スタディング 税理士講座」とは?
国家資格キャリアコンサルタントは、キャリア形成や職業能力開発などに関する相談・助言(キャリアコンサルティング)を行う専門家として、平成28年4月より、職業能力開発促進法に規定された国家資格です。