令和6年度(2024年度)第56回社会保険労務士試験の合格発表
2024年10月2日(水)9時30分頃より、令和6年度第56回社会保険労務士試験の結果発表がありました。
合格されました方は、本当におめでとうございます。
今年度の試験結果ですが、受験者数が昨年より433人増え、43,174人でした。
合格者数は昨年より254人増え、2,974人となりました。
令和6年度の合格率は6.9%(昨年は6.4%)となりました。
令和6年度は、令和3年度第53回試験以来、3年ぶりに選択式試験で合格基準点の引き下げが行われました。引き下げられた科目は、労働一般常識の科目で、2点以上が基準点となります。
詳細な試験の受験者数や合格者数、合格基準点等については、以下の通りです。
令和6年度(2024年度)試験結果
全体の結果
令和6年度 (2024年度) | 令和5年度 (2023年度) | 増減 | |
受験申込者数 | 53,707人 | 53,292人 | +415人 |
受験者数 | 43,174人 | 42,741人 | +433人 |
受験率 | 80.4% | 80.2% | +0.2% |
合格者数 | 2,974人 | 2,720人 | +254人 |
合格率 | 6.9% | 6.4% | +0.5% |
科目免除者の結果
令和6年度 (2024年度) | 令和5年度 (2023年度) | 増減 | |
受験申込者数 | 970人 | 976人 | -6人 |
受験者数 | 806人 | 834人 | -28人 |
受験率 | 83.1% | 85.5% | -2.4% |
合格者数 | 69人 | 92人 | -23人 |
合格率 | 8.6% | 11.0% | -2..5% |
公務員特例の免除者の結果
令和6年度 (2024年度) | 令和5年度 (2023年度) | 増減 | |
受験申込者数 | 413人 | 413人 | 0人 |
受験者数 | 356人 | 364人 | -8人 |
受験率 | 86.2% | 88.1% | -1.9% |
合格者数 | 42人 | 56人 | -14人 |
合格率 | 11.8% | 15.4% | -3.6% |
合格者の年齢別・職業別・男女別構成
年齢別構成比
令和6年度 (2024年度) | 令和5年度 (2023年度) | 増減 | |
20歳以下 | 11.8% | 11.8% | 0% |
30歳代 | 32.5% | 32.6% | -0.1% |
40歳代 | 28.9% | 29.2% | -0.3% |
50歳代 | 19.2% | 18.9% | +0.3% |
60歳以上 | 7.6% | 7.5% | +0.1% |
令和6年度:最年少者20歳、最高年齢81歳
令和5年度:最年少者21歳、最高年齢76歳
職業別構成比
令和6年度 (2024年度) | 令和5年度 (2023年度) | 増減 | |
会社員 | 59.9% | 58.8% | +1.1% |
無職 | 10.6% | 12.3% | -1.7% |
公務員 | 8.6% | 8.8% | -0.2% |
団体職員 | 4.9% | 4.6% | +0.3% |
自営業 | 4.2% | 4.3% | -0.1% |
役員 | 3.4% | 2.9% | +0.5% |
学生 | 0.7% | 0.8% | -0.1% |
その他 | 7.7% | 7.5% | +0.2% |
男女別構成比
令和6年度 (2024年度) | 令和5年度 (2023年度) | 増減 | |
男性 | 61.1% | 61.2% | -0.1% |
女性 | 38.9% | 38.8% | +0.1% |
合格基準点
令和6年度(2024年度)第56回社会保険労務士試験の合格基準点は下記の通りとなります。選択式試験と択一式試験の合格基準点それぞれを同時に満たすことで、合格となります。
選択式試験 (午前試験) | 総得点25点以上かつ各科目3点以上 (ただし、労務管理その他の労働に関する一般常識は2点以上) |
択一式試験 (午後試験) | 総得点44点以上かつ各科目4点以上 |
Q、選択式試験とは?
選択式試験は、各問題の文章中に5つの空欄があり、選択肢の中から適切な語句を選択する試験形式となります。全8問の出題で、配点は、各問5点とし、1科目5点満点、合計40点満点です。
Q、択一式試験とは?
択一式試験は、問題に対する解答を5つの選択肢から1つ選ぶ「五肢択一式」の試験形式となります。配点は、各問1点とし、1科目10点満点、合計70点満点です。
受験者数・合格者数・合格率の推移
受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
平成20年度 | 47,568人 | 3,574人 | 7.5% |
平成21年度 | 52,983人 | 4,019人 | 7.6% |
平成22年度 | 55,445人 | 4,790人 | 8.6% |
平成23年度 | 53,392人 | 3,855人 | 7.2% |
平成24年度 | 51,960人 | 3,650人 | 7.0% |
平成25年度 | 49,292人 | 2,666人 | 5.4% |
平成26年度 | 44,546人 | 4,156人 | 9.3% |
平成27年度 | 40,712人 | 1,051人 | 2.6% |
平成28年度 | 39,972人 | 1,770人 | 4.4% |
平成29年度 | 38,685人 | 2,613人 | 6.8% |
平成30年度 | 38,427人 | 2,413人 | 6.3% |
令和元年度 | 38,428人 | 2,525人 | 6.6% |
令和2年度 | 34,845人 | 2,237人 | 6.4% |
令和3年度 | 37,306人 | 2,937人 | 7.9% |
令和4年度 | 40,633人 | 2,134人 | 5.3% |
令和5年度 | 42,741人 | 2,720人 | 6.4% |
令和6年度 | 43,174人 | 2,974人 | 6.9% |
令和6年度試験 問題誤りについて
合格発表と同時に、試験センターより試験問題の誤りと措置について発表されました。
箇所 | 択一式試験 労働者災害補償保険法 問6 |
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誤りの概要 | 誤った選択肢について1つ選ぶべきところ、本来正答とされるべき選択肢(C)以外にも選択肢(D)が誤った内容のものであった。 |
採点にあたっての措置 | 問6の問題の採点にあたっては、(C)及び(D)いずれも正解とした。 |